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離婚騒動の末に

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土曜日の夜、久々にお芝居を観に行ってきました。
歴史や文化のかほりが全くしない鉄の丘ですが、市営の小さなテアトロがあります。

お芝居は、私にとってはテレビや映画とまた違ったイタリア語の勉強になります。
って、普段、全然勉強していないんですけどね。汗
役者さんたちの言い回しって、テレビや映画などより、普通の会話の息継ぎなので、もんの凄く早口だったり、強弱が付いててちゃんと聞き取るのに神経を集中させないとストーリーについていけない。

今回のお芝居はコメディだよーとお誘いを受けた友人達から聞いていましたが演目のCome il gatto col topo ネズミと一緒の猫のように。

って、全然意味がわからない・・・・・・・・・・。 ま、いっか。

ストーリーは離婚騒動のドタバタ劇。
いいとこのお嬢様、ジョイアはものすごくヤキモチ焼きのヒステリー女。
夫の周りの女を全て浮気相手と思い込み、夫に喧嘩をふっかけます。
4人の使用人たちが、そんな若奥様のヤキモチをちょっと突いちゃったら、マジ切れで旦那に金切り声で離婚をいいだす始末。

ジョイアのご両親は結婚25年以上で、相変わらずラブラブ。若夫婦の喧嘩を知り、慌てて夫婦喧嘩とは、こんなにも醜いものであると教えようと、わざと喧嘩を始めます。
さらにジョイアの祖父母夫婦までも、物忘れの果ての痴話喧嘩。
うーん、なんかこういう夫婦喧嘩、よく聞こえてきます、ご近所からもで、笑えない。汗

そんな3カップルの騒動の火花を放ってしまった使用人たちは、今度はこの家の仕事を失くしてしまう、失業しちゃうんじゃないかと心配し始め、なんとかそれぞれの夫婦を元の鞘に戻そうと大奮闘。

使用人たちが、これまたいい味出してて、超ローマ弁。
途中、ちょっとした言葉遊びもあり、外人には難易度高いいいいいいいい!!!!

2時間半の長丁場のお芝居が無事終わり、俳優さんたちの紹介で、使用人の一人、お腹が大きなメイドさんがいたのですが、お腹は作り物ではなく、本当に出産間近な女優さんで、俳優仲間からも労いの拍手。
演出監督さんは、芝居の中でジョイアの夫役を演じた俳優さん。
市営の小さなテアトロの俳優育成の仕事をもらったときの苦労話を交え、芝居への思いを熱く語り感極まって言葉につまる。

「この8年間、芝居があるからこそ、僕はここまでやってこれました。芝居は、演技ではなく、芝居の中で様々な人生に触れ合い、学ぶ場でもあり。すみません。ちょっと上がっちゃって、うまく言葉にならなくって。」

「8年前、このプロジェクトの話をいただいたとき、まず、演劇には衣装が必要なんで、腕の良い仕立て屋を紹介して欲しいと、お願いしましたところ、すっごい美人の仕立て屋の娘がいるから紹介するよって言われて。正直、美人とか関係ないっすから。腕だよ、腕!と思いつつ紹介してもらったんです。今日、彼女に改めて感謝の気持ちを伝えたくって」と呼ばれた美人の仕立て屋さんは、先ほどのお腹の大きなメイドさん。

「彼女との出会いが、この8年、大きく支えてくれました。。。。やっと今日を迎えられ(このお芝居はこの夜が初演だったらしい)、この場で皆さんの前で、彼女に結婚を申し込みます!


ええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!! 会場騒然


「Mi vuoi sposare? 僕と結婚してしてくれますか?」


演出監督兼ジョイアの夫役さんは大きなお腹のメイドさんの前で片膝をつき、指輪を差し出す。

きゃあああああああ、演出じゃなくってマジです、マジ。

メイドさんは、こっくりうなずき指輪を受け取り、会場からは一斉に「Bacio(キス) Bacio(キス)!!!!!」の大合唱。

離婚騒動のコメディーの後に、結婚申し込みって、いや・・・・すごい夜に居合わしちゃった。
なんともロマンチックなハプニングで、観客女性たちも、みんな涙ぐんじゃうほど大感動でした。







最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



by viabellaitalia | 2018-11-20 00:22 | イタリア広場 | Comments(0)

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2年待ったイタリアのテレビドラマ I Medici メディチ家の2クール目が始まったあああああ!!!と思ったら、もう終わってしまいました。

前回メディチ家1の時の主人公コジモ デル ヴェッキオの孫のロレンツォ デ メディチが今回は主人公。

全8話とはいえ、偉大なロレンツォ、豪華王と呼ばれた彼の人生を語るのは、短すぎだよねーとは思っていましたが、毎週2話づつ放映されちゃって、結局たった4週間で終わり。

えええええ? もう終わりなの??と今日はちょっと燃え尽き症候群。笑

ローマに住んで2年目だった16年前に、初めて花の都フィレンツェに行ったのですが、仕事ということで特別観光する時間はなかったけど、メディチ家のことを知らないと何を見ていいやらで、自分の無知さを棚上げして、実はちょっとつまらないというイメージ持ちました。

世界史の中に身を置く、歴史上人物の息吹を肌で感じれるのが、イタリアに暮らす醍醐味でもあると思いますが、ローマはまさにそういう町だし、幸いにも古代ローマのことは学生時代に結構やったし、イタリアに来る前に塩野七生先生の本も結構読んでたので、するっと入って行けたのに、フィレンツェに行ったときは、そういう下地がなかったので何も感じることができず、ちょっとつまんないなーと。
打ち合わせで訪れた20件ほどのホテルの中に、メディチの名前がついたところがあり、このホテルの横が、その昔、ミケランジェロがスケッチに通った教会のお庭に面しているんですよーなんて説明を聞き、ここだけは鳥肌が立ったことを覚えています。
一応、絵描きなので、ルネッサンス時代の天才芸術家たちは、子供の頃から私にとっては絵の大先生たち。
そうか、フィレンツェを歩くということは、大先輩たちの息吹を感じることなんだ!と歴史を勉強するぞーと勇んでローマに帰ってきて、すぐ歴史コースに通いだしましたが、学校最初の日の授業にガリレオ ガリレイさんがいらっしゃいましたが、メディチ家はすでにちょっと衰退期だったようで、教授の口から、全然メディチという言葉が出てこなかった。汗

そう、この歴史コースはとても濃い授業をしてくれまして、1年じゃ100年も進まない。
どうやら私が通い始めた頃、やっと16世紀にたどり着いた。という年だったそうです。
その後6年このコースに通いましたが、6年で400年分で1900年のところで、教授が忙しくなりコース終了。
2年かけて勉強したイタリア統一のところに興味が行っちゃって、すっかりメディチのこと忘れてました。

それが2年前、イタリアの国営放送局 Raiが大河ドラマにメディチ家を起用し、縁あってそのドラマが始まる2ヶ月前に舞台となるトスカーナに13年ぶりの旅行をし、土地勘があるとストーリーも理解しやすく、一気にハマってしまったわけで。

昨日の最終回はロレンツォ デ メディチを語るにはここは端折れないパッツィ家の陰謀。かああああああ、ここで終わっちゃうかー!

でもここで終わるということは、また数年後にメディチ家 続編は間違いなくあるなと匂わしながら、次の日の今日はすでにキオスクでDVD発売。

思いっきり販売作戦に引っかかって、今朝、朝一でキオスクに走った私でございます。

しかも、2年前の痛い思い出。
ピサではフィレンツェのメディチは今だに目の敵で、5件もキオスク回ったのに、どこもDVDを置いていないどころか、「Raiフィクションで、メディチ家? 聞いたことない」まで言われ、あわや買いそびれそうになっちゃった経験を踏まえ、先にキオスクのおっちゃんに、クリスマス時期ピサ行っている間のDVD取り置きもお願いしちゃいました。爆

「またメディチかよー」とみんなにも言われますが、歴史をさらっとおさらいするのに、すっごいいい脚本なんですもん。
しかも、メディチと言えばルネッサンス期の芸術家のパトロンだったので、ドラマでも色々絡んで来るんですの。私には堪らないお楽しみでございます。
今回のメディチ家2ではサンドロ ボッティチェリくんが!

ちょうど去年のクリスマスに念願のだったウフィッツ美術館で彼の作品を間近に見たばかり。

もう萌え萌えです。



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Twitterでこんな写真も見つけちゃった。
撮影の合間でしょうか?
ロレンツィオと弟 ジュリアーノ
お姉さんのビアンカ デ メディチと
ボッテイチェリ。。。いじられてますね、wwwwww







最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



by viabellaitalia | 2018-11-16 00:10 | イタリア広場 | Comments(0)

ありがとう

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すっかり時間が経ってしまったネタですが、このまま風化してしまわないうちに、もう一度ここでもありがとうと言う気持ちを伝えておこうと思います。

グラフィックデザインの仕事やオンラインショップの運営はコンピューター、インターネット環境がないと、何もできない時代です。
我がMac、実はかなり年季が入ってきまして、パソコンとしては老体ながら快適に動くんですが、載せてるシステムが古すぎて、ここ数年、ネット環境の更新ができなくってしまいまして。
しかしながら世の中は、どんどんネット上のセキュリティー保護のためにブラウザが更新していくので、ブラウザが古すぎると、カード決済ができないとか、ネットバンキングが表示されないとか、仕事に色々支障が出てきたので、どうにかしないと。

ポータブルのMacProはデスクトップのiMacよりもさらに古く、実は去年、ちょっと聞いて見たのですが、「申し訳ないけど。。。。もう粗大ゴミにしかならないよ」と。号泣

仕事にならないと生きてけないし。
うーん、困った。。。。。。

しかし、神様は必要なものはいつも、実はちゃんと与えてくださっているんですよね。

我がパートナーくんは、実はイタリア アップルの回し者、じゃなかった、アップルストアの修理担当企業を経営しています。
彼の担当はピエモンテからナポリまでの北から中央、ちょっと南イタリア。
彼のオフィスに行くと、もうそこら中に修理を待っているMacたちが置いてあり、一応、Macユーザー歴25年の私、気持ちが上がります!なところでございます。

この夏、バカンス前に数ヶ月抱えていた大きな仕事をギリギリで終え、私がバカンスに旅立つ前日に愛機iMacくんだけ一足先にピサに送りつけちゃいまして。
=せっかくのバカンスだけど、すまん、私のためにちょっと働いてくれ。な。

ところが、そんなバカンス時期に配送しちゃったので、配送会社がどうせ届けに行っても、お休みだろうと勝手に判断し、配送会社の倉庫で3日も熟成されちゃいまして。
もう大至急と、ちゃんとその料金を払ったというのに、熟成便。

いつもうちの会社に荷物を集荷、そして届けてくれる同じ配送会社のローマ県担当くんとは、えっらい違う働きっぷりで、てっきりローマより北のトスカーナはもっとちゃんとしているだろうと思っていたので、これはすごい誤算でした。

このまま愛機iMacくんを受け取らずに、バカンス先のドロミティには行けない!!!!と大騒ぎをしまして、イタリアでも祝日の8月15日明けの16日、朝イチでピサの配送会社に駆け込み、1週間ぶりに愛機iMacくんを受け取った時の、この例えようのない安堵感ったら。笑

そのまま彼の事務所に連れて行って、その場でちゃっちゃとiMacくんを開けて、メモリーをがっつり増やし、ハードディスクも追加。

「今時、MacでCD DVD、使わないだろ?」という彼に「外付け持ってるし。」と答えたら、だろ?と一言いう間に、テキパキとDVDドライブを外して、そこにハードディスクをすっぽり。

我が協同経営者の店長くんとピサーノ氏は年齢が違うので、当時はすれ違ってはいないと思いますが、実は大昔、同じ大学の多分、同じ学部に通っていたのであります。

その後、店長は機械工学に専門を移し、ウィンドウズ使いになり、Macは・・・・・ごめんね。俺、どうやって開けるのかわかんない。と。笑

私も所詮、機械音痴のMacユーザーですので、18年前までは、ぱかっと開けて、中を掃除してましたが、昨今のは開けれません。

そんな、訳わからーんなiMacくんをたった数秒でぱかっとモニターを開けるピサーノ氏。
正直、惚れ直しました。笑

ドロミティ出発する当日の午前中に、ヨセミテというシステムまでバージョンアップしていただき、バカンス明けに今度は、店長こと我が協同経営者がコツコツとさらにシステムをバージョンアップさせ、なんと最新のHigh Sierra搭載となりました。

このiMacくん、実は2011年製です。
現在ではアップル自体が4年以上のMacの修理部品などの製作も打ち切るなど、要は4年毎に買い替えを即す販売にしているそうで、そんな逆境の中(古すぎて、無理やと思っていた)
2018年に不死鳥のごとく、ものすごい若返りを果たしました。

今日も元気にお仕事ができるのは、私を支えてくれる人たちのおかげでございます。

ありがとう!








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by viabellaitalia | 2018-11-06 02:50 | イタリア広場 | Comments(0)

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「あら! 当たりですううううう!!! 出るもんですね! 景品はっと。。。ああ、これこれ。はい!」

と差し出されたのは、食洗機専用洗剤。


うち、食洗機、ないっす。。。。。。。。。。。。。。。


いつも行く、イタリアのドラッグストア、医薬品は販売していない、いわゆる洗剤、家庭日用品の専門店で当てちゃいました。汗

くじ運がないあたくし、くじはまず当たらない。
ほんとに当たらない。
今回のくじも実はこれで3回目である。

前回くじに当たったのは・・・・・・・・・・・・・20数年前。笑

まだ、札幌にいた頃のお話。
なんか、めっちゃ運、使っちゃった感がして、ちょっと心配。爆

うちには食洗機がないし、さてどーしよー。
そうだ、上の階の店長のおうちには食洗機がある!
朝出勤してきた店長に「プレゼントがあるよー」

「わあーい!!! プレゼントは何でも嬉しいからね」と喜ぶ彼にはいと差し出す。

「・・・・・・・・・」

やっぱりの反応。笑

「当てちゃったの。うち、食洗機ないから。」

「いやいや、有難や、有難や。 もっと酷いものが当たることだってあったんだし。まだ、これなら、俺のとこで使えるし」

って、もっと酷いものって? どんなものがくじで当たるよ?

「例えば・・・・・猫缶とか」

確かに、 猫缶だったら、カルロも食べれないしね。








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by viabellaitalia | 2018-11-01 02:26 | イタリア広場 | Comments(0)

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朝、テレビをつけると、どこぞの山が火事で住民が避難しています。と言うニュースが目に飛び込んで来た。

イタリアのテレビの朝のニュースでも今月は、日本の台風に北海道の地震が取り上げられたので、一瞬、避難している人たちの映像が日本の体育館の避難所みたいに見え、え? また日本?と慌てた。

「ピサのモンテ セッラの山火事で、現在カルチ市の市長から避難勧告が出され・・・・」

え? ピサ? モンテ セッラ????????

燃え盛る山火事の映像はまるで火山の爆発のように見えたので、てっきりシチリアのエトナ山かと思ったのと、南イタリアの夏によく発生する山火事なら、カラブリアかプーリアかシチリアなのに、もう10月になろうとする今になって、しかも、ピサ?????

モンテ セッラはピサに通い出してから、時々行く山で、この夏もドロミテから「下山」したら、あまりにも下界(トスカーナ)が暑くて、モンテ セッラに涼みに行って来たばかり。



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ピサーノ氏の習慣なのか、はたまたトスカーナ人がそうなのかはわからないが、山に行く=山小屋で食事をする。である。
食いしん坊の私にとってはとってもありがたい、トレッキングになっても、食いっぱぐれない習慣で、行く度にモンテ セッラの山腹に点在する山小屋(レストラン)で食事をしているので、数件お気に入りの場所がある。



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こことか



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こことか!


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この夏の、こことか!




この夏も涼しい風に吹かれてランチを楽しみ、その後は林の中でお昼寝までしちゃった場所が山火事なんて!!!!!

風が強いために火の勢いが激しく、消火活動が難航しているそうだ。
モンテ セッラの斜面を使った農園も多く、山小屋でだけではなく、アグリツリーズモも点在する。

カルチ市側の山腹には1年前に訪れた修道院もある。幸い修道院の方は大丈夫らしいが、ブーティの方にちょっと方向を変えると、100年ほど前に日本から贈られた椿の木を使った椿の小径なんかもある場所である。

知っている場所なだけに心配です!!!!!!!!!!








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by viabellaitalia | 2018-09-25 20:27 | イタリア広場 | Comments(0)

早いですけど

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夏季休暇のお知らせ
11日(土)-26日(日)まで

この間のご注文分は27日(月)以降の発送となります。
ご了承くださいませ。


by viabellaitalia | 2018-08-09 20:07 | イタリア広場 | Comments(0)

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イタリアの給水車

思いがけない災害はある・・・・
意外にもこういう用意だけはあるイタリア。





金曜日のお昼休み。いつものごとくおうちに戻ると・・・・・・・・・・・・・・・



床が水浸し。。。。。。。。。。


ドアを開けて、おっかえりーと飛びついてきたカルロさんのあんよがすでにびしょぬれで、え? とは思った。


食材を買い込んで来たので、キッチンに置こうと数歩歩いたときに、後ろにいた店長が、「足元気をつけて! 水が!」


え?????


足元に視線をやってびっくりこーん・・・・・・・・。


お家の中が水浸し。床上浸水4センチほど。



どこから、こんな水が?????? 

うちにはバスタブがない。洗濯機は外だし、キッチンもバスルームの蛇口は閉まったまま。


私が呆然と水源を探している間に上の階に走った店長から電話が鳴る。


「2階のキッチンのシンクの下の水道の配管がぱっくり割れてる!!!!!!!」


ふと天井を見上げると、あら・・・・・・・天井から水が降って来てるよ・・・・・・・・号泣


2階と1階をつなぐ階段からも、開かずの扉越しにも上の階から水が流れて来る。

モップで水を汲み取ろうと思ったけど、上の階をなんとかしないと無駄だわね。


その朝は2階の店長のおうちのキッチンでコーヒーを飲んでから、出勤したのだが、そのとき特別蛇口は使わなかったのに、なぜ????

去年の秋に引っ越してきたおうちは新築ではないので、多少不都合はいろいろある。もしかしたらこの配管も老朽化してたのかもねと、

がっかりする前に、もうひたすら水かきである。


店長のおうちのキッチンは床上5センチほど水がたまっている。早くこの水をなんとかしないとどんどん私のおうちに落ちる訳で。

居間にある超高級ペルシャ絨毯2枚もびしょ濡れ。

そのうちの1枚は、今回のお引越のお祝いにと伯父さんからいただいたプレゼントだそうだ。


いつもなら、おうちにはMrsゴジラさんが在宅だけど、数日前に夏の里帰りにお出かけして、3階建てのおうちにはカルロしかいなかった。


カルロもさぞかしびっくりしただろう。天井から水が降って来るのを見てぎょええええええ!!とは思っただろうけど、犬なだけに「マンマ!!! おうちが大変!」とか電話をかけてくることもできないし。

彼のクッションもびしょ濡れ。水がまだ行かなかったソファーの上にいたようで、帰宅した私に駆け寄る際に水の上を歩いた模様。


店長と二人で2階と1階の水をかきだすこと6時間。

途中、ぱっくり亀裂が入った配管を変えるために店長にお店に走ってもらった。


配管を交換しないと水道の元栓を開ける事も出来ないし、大惨事が発生したのは金曜日のお昼。

土曜日は配管工や部品を売る小売店などはお休みというリスクもある。

金曜日のうちに修理できるものなら、なんとかしないと、こんな真夏に水なし週末はきつい。


新しい配管を買ってきた店長が、家に着くなり「すごいことやらかしてくれたよ。。。。。」って誰が?


私たちのおうちは丘の中腹にある。

丘の登り口のどこかのおうちから、水がこんこんと道路に流れ出ていたのは、その朝、カルロとお散歩をしたときに見かけていた。

この水道工事を日中していたらしいが、工事の終わりに丘の頂上までちゃんと水が届くか、水道管に強烈な空気圧をかけたらしく、これがね・・・・・・見事にこの地区のあっちこっちのおうちのキッチンの水道配管を破裂させたわけで・・・・・・・汗。


「あ....やっぱりブルネレスキ通りですか? 今日はね、その辺りのお客さんが何人も、この配管を買いに来ましたよ。」


とはお店の人からの情報である。


ひとしきり家の中の水を掃き出し、配管も取り替え、水道の元栓を開けるも・・・・やっぱり水が出ない。


学校も夏休みで世の中半分バカンスのイタリアの7月の末。惨事が起こったときに在宅だった人も多かったとは思うが、ローマなどで働き夜まで帰宅しない家庭もあるだろうし、バカンスに行っちゃってるところもあるだろう。


一通りの人が帰宅し大惨事の状況を把握できるまで、鉄の丘市は水道の供給を止めちゃったのでございましたが、こういうニュースも情報もまったく市民には発信されないので、近所に配置された給水車まで、ひとまず水を汲みに行きました。

6時間に及ぶ水かき作業の後の水汲みは、普段肉体労働を全然しない身の上にはかなり応えました。


どうか、明日には水道が戻りますように・・・・・・

戻らなかったら事務所は地区が違うので水が出るので、明日は事務所にシャワーしに行こう。

なんて思いながらファイスブックを見てたら11時頃、同じ町の友人たちが市がやっと水道供給を始めたけど、まだ来ないいいいいいいいいという記事が上がって来て、やっと状況を知る。

ってのが、とってもイタリアあるあるですが、幸いうちは早い時期に水が来たので、汗まみれになった顔は洗って眠りにつけ・・・・ない。


その時間になっても、まだベットの上から水がまだぽたぽたと落ちていたので、その夜はソファーで寝ました。


濡れちゃった壁や天井やカーペットやベットが乾くのには、まだ数日かかる・・・・・と思います。


ちなみに、今回の惨事を話したイタリア友、数人、すべてから「イタリアあるある! うちもあったよー!」


お隣のおうちのご主人も次の日に「昨日は大変だったね。うちは大丈夫だったけど、数年前にさ、やっぱり家が水浸しになったことあるよ! たまにあるんだよねー、こういうこと!」


って、それも怖いよ。。。。。。









最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



by viabellaitalia | 2018-07-30 19:41 | イタリア広場 | Comments(0)

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17日にEUと日本が経済連携協定を結んだそうで、世界最大自由貿易圏の誕生とかなんとか。


自動車などの工業品かチーズやワインなどの農産物まで関税を大幅に下げ、貿易を自由化し経済効果、雇用促進など語っていますが、

なんかね・・・・・、今イチ、机上のお話?と斜め目線で見ちゃってます。


バイヤーの仕事をしていると、関税って、ほんとうにやっかい。

足を引っ張られる感たっぷりなものなので、それが大幅値下げ、自由貿易!なんて歌われると、一見、大手を振って大喜びしたいけど、たったひとつの協定で全てが変わるとは思えない。


日本の税関が、どーんとその扉を開けてくれるとは思えない。


例えば、よくリモンチェッロ用のグラスのご注文をしていただくお客様。イタリアと日本では送料は決してお安くないので、いつもある程度の個数をご注文していただくけど、これがね・・・・税関が、「個人使用でこの数はおかしいだろ! 個人で使うならせいぜい4個か6個だろ!」とか。


えー!!! おうちでパーティ開いて、リモンチェッロを振る舞いたいなんてシチューエーション考えないわけ? この6個までってなに?

昨今、核家族だから4個が最大なの? この税関員、友達いないんかい?と思っちゃう。

私のおうちを考えたって、ワイングラスが12個以上あるけど、それでも足りないもん。


さらに、個人輸入だと、お受取人の方の個人使用目的と限定されるらしく、贈り物も実はだめなんである。

だめというか、関税率が変わるんだそうで、関税率が個人輸入(6割)ではなく、

プレゼントは商業輸入(100%)の率に変更しちゃうんです。

日本にもある「贈る」気持ちをぼっきぼきに折っちゃう、相手を思う愛が仇になっちゃうわけ。


特に、子供服や子供用のバックなど、ご注文いただくのは、当然、ご両親、大人の方からですが、これがだめなんです。

後、多分どなたかへのプレゼントだとは思いますが、男性の方からのご注文でレディースものとか。

これもチェック入ります。


通関のところから、確認してくださいという連絡が来ますが、えーそんな個人的なこと聞いていいのかしら?って思いません?

彼女さんか、奥様かへのプレゼントだと思うけど、もしかしたらトランスさんかもしれないでしょ? 女装趣味をわざわざ税関に報告しないと行けない訳????


そして2年ほど前ワシントン条約で一部修正があってから、さらに問題ないはずの商品がやっかいなことになり送るのが困難。


冬になると俄然多くなるウールやカシミヤ素材の商品。

日本の税関は、勝手にマイルール作っちゃって、通関書類に素材に使われた羊毛、羊さんの素性を明記しないと行けないわけです。

学術名までは許す。

が、どこの国で生産された羊さんか? 養畜? じゃあ牧場名まで書いてくださいの勢いである。(幸いにもまだ国で止まってるけど)

でもだ! 例えばマックスマーラーでオーバーを買付して日本に送るには、羊さんの素性なんかわからない。


で、マックスマーラーに「すみません、この羊さん、どこ生産ですか?」なんて聞いたって、まずブランド側だって、そんなこと把握していない。


これって、日本は海外からウール製品、カシミヤ製品を輸入したくないと言っているようにしか取れないのに、「自由貿易圏!」なんて言われても疑り深くなっちゃいます。


そして今月は高級紳士帽子メーカーの創業160周年記念コレクションのお帽子が、日本の税関でもう20日、無駄に止まっています。

今度もフェルトに使われた素材が問題だそうで。

ピクーニャという動物の毛を使ったものなのだが、確かに野生のピクーニャちゃんはだめですよー。ワシントン条約に触れちゃいます。

ですが! こちらのピクーニャちゃんは国際協定CITESで商業目的での輸入も輸出もOKです!とされているもののはずなんですが、

これがね・・・・・日本の税関が、野生でも養畜されたのもどちらも、生産国政府のCITES許可書を見せてくださいと。



ところが、CITES商品の取扱いが書かれているものを読んでも、そんな許可書が必要なことは書いていない。

CITESで保証されたピクーニャちゃんの毛を使った織物で加工された商品(今回はお帽子)はCITES承認ロゴのラベルがつけられるので、それを確認するだけなのに、日本の税関は書類、許可書を出せと。


CITESは国際協定なので、ひとつなはずなのに、なぜこんな見解の違いがでるんだろう? とCITESの英語板を送ってみるも荷物は動かない。


なんでだ?なんでだ?

まさか・・・・・・英語が読めないって言わないよね? 税関でしょう? 

と思いながら、日本の経済産業省のサイトを覗くと、あった! ありました! ピクーニャ素材の取扱い書!

えー!!! なんで日本の税関、知らないんだよーと読んでみて、びっくり。

なんと!日本はここでも勝手にマイルールをを作っていた。

ピクーニャ素材を使った商品は生産国政府からのCITES特別許可書とラベルを見るべし。


こらこらこらー!!!!!

CITESの英語板を再三、読み返すと、ピクーニャの毛を輸入して織物を作る企業は、確かに動物の生産国政府からのCITES許可書を必要とするけど、その織物を加工して商品化する際に許可書を持つ者は商品にと規定のロゴマークのラベルを貼るべし。

流通、販売また輸出入するものは、ワシントン条約にはふれない正規の手続きで生産された商品であるという確認はロゴマークのラベルを確認すべし。と書いてあるわけで。


どこにもピクーニャちゃんの生産国政府の特別許可書を商品にずーっと一緒に一筆つけておきなさいとも書いていない。

ラベル貼っておけよ!な指示がここまで明確なのに、ラベルを確認することもせず、ただひたすら商品を生産した企業でもない私たちにピクーニャちゃんの生産国であろう南アメリカのどこかの政府からの特別許可書を提出せよって、のがわからない。


これってやっぱり、日本の経済産業省のどなたか・・・・英語をちゃんと読めてないってことじゃない?


自由貿易とか大きくぶっちゃって、阿部さん満面な笑顔で調印後の握手しちゃってるけど、日本内部はそんな土台ないと思うな・・・・・。



by viabellaitalia | 2018-07-23 19:41 | イタリア広場 | Comments(0)

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カルロくんはすでに夏バテですが、それにしても気温はそれほど上がってはいなかったのですが、先週末からいきなり気温が上がり、いつもの灼熱サマーが始まりました。

朝10時前にはもう温度計も30度をかるーく超えちゃうし。


日中は熱風が吹く中、太陽光が入らないようにした室内で、ひたすらじっとして太陽が沈んでから、がさごそと動き始めるドラキュラ生活の始まり始まりです。


7月はもう学校もお休みですし、周りを見回しても8月のバカンスを前後にずらして取ったらしい人たちで、なんとなく半分夏休み的な雰因気。


買付先のお店なんかも、卸し問屋さんなどは日曜日と月曜日もお休みなんてところもあったり、まだまだバカンスじゃないぞおおおおおおとエンジン全開なわたくしたちだけ、空回りでございます。


イタリアはなにせ8月が何事も動かないので、7月に大きな仕事は収めたい!とここのところ、ぼやーんと半分夏休みなイタリアでうちだけ、連日どっぷり残業。

真っ暗な夜道を歩いて帰ると夕食後の夕涼みに広場に出て来てる人がいっぱいで、結構な数のわんちゃんたちも飼い主さんたちと夕涼みしているので、カルロくんがなかなか家に帰りたがらないので困りものです。


飼い主さん、もう夜の10時にはぐったりでお腹空き空きだから、早く帰りたいのよ。








最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



by viabellaitalia | 2018-07-16 20:33 | イタリア広場 | Comments(0)

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先日、友人のミケーレの久々のコンサートがあると声がかかり、ローマ郊外の小さなレストランまで、行ってきました。


ローマの大パノラマを望む小高い山の中腹にある街、モンテ コンパトリのしかも、町外れの隠れ家みたいな場所が、ミケーレのコンサート会場。


彼はプロのジャズピアニストではなく、本業はエンジニアさん。

年に数回ほど、同じくジャズが大好きな友人たちと組んだグループで、身内や友人たちに声をかけ、小さなコンサートをする。


グループのメンバーもそれぞれ本業は、まったく音楽関係からかけ離れたエンジニアや、大学の講師とか妙に固い職業の人たちだが、これがね、演奏すると下手なプロより全然すごい!


ミケーレたちのお得意はパットメセニーやハービーハンコック。

下手な人が弾いたら、めっちゃ退屈な事になりかねないのに、これがね、もう毎回鳥肌もの。



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観客は友達と身内とあり、みんな服装がちょうラフ。
アンプも友達が貸してくれたという、超手作りコンサート



パットメセニーが好きというピサーノ氏にずっとミケーレの演奏を聞かせたくって、コンサートがあるからとわざわざピサから呼んじゃった。

学生時代、ラジオ局で働いたこともあり、実は音楽やコンサートの音響など、妙に細かいところまで目が行ってしまうピサーノ氏。

いつもはなかなか厳しい批評をする彼が、もう大感動。


「いやー、ほんとにブラーボだね! しかもみんな、これが趣味でやってるって、驚きだよ!」


でしょ?




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その日の朝に駆け込み予約をしたテーブル。

ミカ用とがっつり書いた札が置いてあった。 汗






しかも、ミケーレは7、8年ほど前だろうか?

友人のおうちに遊びにきていたときに、近所の放し飼いの犬が彼らがくつろいでいた庭に入り込み、襲いかかり、ミッケーレは大切な指を噛み切られるという事故にあった。

ミケーレの彼女さんが、幸いにもローマでも屈指の名外科医を知っていたので、すぐ電話をいれ、噛み切られたミケーレの指を彼女さんが拾い集め、緊急手術へ走ったと聞いている。


その後、きっと長いリハビリとそして練習に練習も重ねたんだろうな。

数年前に会ったとき、また弾き始めたんだとは聞いていた。「ちょっとときどきね、指がまだもたつくんだ。」と言っていた彼の言葉を覚えている。


作年、友人のお誕生日で、久々にミケーレに会った。

お誕生会の会場となったお店にあったピアノで即興でいろいろ弾き始めたのを聞いたときは、そんな事故に見舞われたなんていうのが、まったく感じられない見事な演奏を披露してくれた。


もう一度言いますが、彼の本業はエンジニアです。笑 が、本当にピアノが好きなんだろうな。

目の前にピアノがあると、もう彼らのおもちゃである。一人が弾き始めると、次々と「連弾しようぜ!」と鍵盤の上に手が集まっちゃう。

で、いきなりミニコンサートが始まっちゃう。

ピアノに男性たちが群がって、きゃーきゃーと鍵盤を叩くのって・・・・・・絵的には変ですけどね。

「男の人って、いくつになってもおもちゃが必要」とはイタリア人女性の友人の名言であるけど、ピアノまで彼らのおもちゃになるんです。


イタリア人のこういう才能って、ほんとうにすごいと思う。

日本では「一芸に秀でる」というけど、秀でる域がハンパない上に、一芸どころか、二芸、三芸が出来る人たちがざらにいる。


手を使う事が好きで、自分の好きなことにとことん情熱を傾けることができる、集中力のなさる技なのか?


彼らの見てると、つくづくイタリアの数千年の歴史の中から数々の天才を生み出した国だったわ・・・と思うのである。








最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



by viabellaitalia | 2018-06-27 00:04 | イタリア広場 | Comments(0)