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難破船から逃れたネズミ

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ネズミは難破する船から先に逃げ出すと言う話をどこかで聞いたことがある。


若い頃は、何度か会社を変えたことがあるが、私が辞めた会社は、その後ことごとく消滅した。残っているのは1件のみである。

イタリアに来てからも、随分職場を変えたと言うか滞在許可書のせいで変えざる得ないと言うか、いきなりクビになったが、残っているのは・・・・・・・・・・・・・
あれ? ないかも。
あっ、いえいえ、某H旅行代理店は残っている。

30代の時、いつも二股をかけられ終わる恋に疲れ果ててた頃、見てもらった占い師さんが「あなた、女性にしては運が強いのよ。強運の男じゃないとあなたとは一緒にいれないのよ。わかる? 運が弱い、悪い男はあなたと一緒にいれないから去るの。そんな男に一緒にいられても困るでしょ?」と言われたことがある。
慰めの言葉なんだろうな・・・・と当時思って聞いていたが、私を捨てた男たちのその後は、確かに、ついていない奴が多い。
だから元彼には、「私を捨てるとね、運なくすから、よーく考えておきなさい。」といっておいたが、運が弱い男は私を選べなかった。仕方がない。


2週間ほど前の日曜日。
愛犬カルロくんと午後のお散歩中、ふと1年前まで住んでいたお家に通じる道を行こうとしたとき、カルロが「そっちはいや!」と足を踏ん張ったので、じゃあ、別の道へと方向転換した。
家に帰って来てからフェイスブックを見ていてびっくり。
1年前まで住んでいたマンション前の駐車場の下が地滑りで、付近住民に避難勧告が出たと町のフェイスブックページに上がって来た。

確かに1年前まで住んでいたマンションは丘の頂上付近に建っており駐車場の下が、がっつり崖ではあった。。。。。汗

数日後、近所のスーパーでばったり1年前まで住んでいたマンションのご近所さんに出会った。
「やあ、久しぶりだね! 元気かい? ニュース聞いてるだろ? いやあ、強運だねミカって!」と言われて思い出しました、私のネズミ人生。

ニュースで出ていた地滑りで崖がえぐられ駐車場の柵が空に浮いてる写真は、確かに冷や汗ものである。
あのマンションには9年暮らしたので、マンション前の駐車場は色々思い出もある。

占い師さんの言葉はあながち慰めではなく、本当だったりして。。。。。
いや、こんな荒波なイタリアでなんとか生き延びてること自体が強運だもんね。
Go go ネズミ人生かも。







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by viabellaitalia | 2019-02-14 02:47 | イタリア広場 | Comments(0)

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久々にバーチチョコいただきましたが、
今って中国語もあるんですねー!!!! びっくり。


この週末は久々に女友達二人と会った。
8年ほど前、ローマの病院に手術入院した時に出会った私たちは、みんな年齢も近く、同じく子宮筋腫を患い、手術日も一緒で、術後すぐの癒着を防ぐ歩行訓練は、コーヒーの自販機まで!とみんな一列にペンギン歩きをした仲である。

イタリアでも一応ね、病院食にはコーヒー出ません。
習慣ってすごいよ。痛い傷口を押さえながらもコーヒー飲みたさに歩いちゃう。

ちょうど40代だった私たちは、お年頃的にプチ更年期に近づき、婦人科系の問題を抱えていたのも手伝ってか、ホルモンが見事にアンバランスで、みんなパートナーとの問題を抱えていた。
8年経ち、一番あの時、結婚生活がやばそうだった友人Bは、その後、旦那様との寄りが戻り満足そうで、「みんなに言われるのよ。こんないい人いない。って」

いつだって、彼女の気持ちを尊重してくれる旦那様で、ただ、若くして結婚した彼女たちは、旦那様の方が世間知らずなところが多く、彼女が教えてあげる立場と言うのが、なんとなく物足りなさを感じらしい。

「私たち、付き合ってすぐ結婚したから、正直、相手をよく知らなかった。」結婚して30年以上。よくぞ途中でどちらかが、もうやーめた!と言わずに、少しづつ少しづつお互いを「勉強」してきたと言う。

もう一人の友人Lは、この8年の間にいよいよ長年にわかる結婚生活に終止符を打った。
長年住んでいたアパートも売りに出し、売れたお金を綺麗さっぱりと元旦那と半分こで、昨年、念願の自分の小さなお家を買った。
息子さんも今では自立し、遠くに住んでいる。
時々やっぱり寂しくなるらしく、この1、2年はいつも彼女が「チャオー! ねえ、久々にみんなで会いましょうよ!」と音頭をとる。

「今でもね、彼は寄りを戻したいみたいだけど、ごめんよ!」

今回、欠席だった友人Cは当時、旦那との問題はさほど深刻ではなかった。旦那様の仕事はイタリアらしいもので、ヨットのクルー。
夏の観光シーズン、一年の半分は海に出たっきりで帰ってこないので、問題も起こりようがなかったのだが、どうやら最近、旦那様が仕事を変え、陸に上がったため、家にいる時間が増え、さて、どうしよう・・・・と言うところらしい。

私も当時は人生一代の愛!とまで思っていた愛は、ある日突然もろくも終わりを告げた。

「相手とも長くなるとね、もう今更ってところあるじゃない? もう若くないから、パッションなんてもう全然、はっはっは!」

そうよねー

「やっぱりね、愛情を継続することって、パッションなんか変わることだし、年取って持ち続けれないわよ! 一番大切なのは相手へのリスペクトとスティーマよ。」

と、ここで、え?

と言うのもイタリア語のリスペクト Rispettoとスティーマ Stimaは日本語に訳をすると意味合いがかなり近く、その差が微妙。

Rispettoは尊敬で Stimaは敬意である。

要はお互い、相手を尊敬し、信頼を持って相手の領域にズカズカ入らない距離を保ち、相手が足りない部分を責めずに敬意し、思いやりを持てと言うことにも聞こえる。

友人Lの旦那様は病院にほぼ毎日お見舞いに来て、退院の日には花束を持ってきてくれた、なかなか心細かな優しい人に見えたけど、カップルの間では、彼女はずっとモラハラを受けていたらしい。
彼女の可能性を、いつも優しさという綿に包み、君は何もできないと言われ続けて、彼女は萎縮し自信を無くし、いろんなことを諦めて生きてきたらしい。

「こんな惨めな自分でお墓に入りたくないわ! だから寄りなんか戻すはずもないわよ。」

これが、20、30代くらいの人なら、愛はパッションである。
一にも二にもパッションである。
イタリア人にとってパッションがないのは愛じゃない。

これは日本人の私には重く無理な話である。
土台、私たち日本人が思う愛は、パッションだけでは無理である。それこそパッションだけじゃ続かない。
しかしイタリア人相手にはそうはいかない。
イタリア人であり、長い結婚生活を経験した彼女たちの話を聞いて、ちょっと肩の荷が降りた感じ。

だが、これはいわゆるイタリア女子トーク。
イタリア男子がどう考えているかは・・・・・不明である。

それでもやっぱり、久しぶりに同じ世代で女子トークを炸裂させるのは、お勉強になります。







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by viabellaitalia | 2019-02-12 01:39 | イタリア広場 | Comments(0)

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イタリアに長く生息していますが、生息地域がローマ県とその南と非常に限られていましたので、中央イタリア トスカーナに生息テリトリーを伸ばしたら、新たな発見が多い。

言葉も、洋服の好みも、食も習慣も色々違い、各州の違いが楽しい。

トスカーナ人の友人達とクリスマスのイルミネーションが華やかなフィレンツェ By ナイトをしていた時、友人達を後ろから写して、あら! 

足が・・・・・短くない。。。。。

私の周りはローマ地域の人、南イタリアからローマにやって来た1世代目とか2世代目が多い。
標準体型はやっぱり古代ローマ軍兵士。と説明すると想像がしやすいかと。

肩幅があり、上半身ががっちり筋肉をまとっていることも多く、そんな上半身を支える下半身は結構短い。

日本にいた頃は、いわゆる「外人さんの足ってすらっと長いよねー」なんて話をよく耳にしていたけど、南イタリアはいとも簡単に期待を裏切る。

もちろん、昨今の若い世代は身長も伸び、すらっとした人も多くなって来ているけど。私の世代はみなさん古代ローマ軍兵士です。

日本にいる母が「あんたみたいに、小さい(背が低い)のが、外国で暮らしてて、谷間にいる感じしない?」と聞いて来たことがあるが、いや、ここ南イタリアはね、みんな背が低いから、特別チビという負い目を感じないよ。
シチリアから出て来たという知り合いは男性だけど、私の方が背が高い。

ちなみに、私、日本人の平均よりチビです。 153センチ。

別に便座が高いとか、鏡が高くて頭のてっぺんしか映らないとか、イギリスに行ったときに感じた「私ってちび」感をあまり感じない。

彼らの短くもまっすぐな足は、それはそれで愛らしい。

「イタリア人って足も短いから、なんかね、親近感あるっていうかー」と母に答えたような気がする。

ところが、トスカーナ人の友人達の後ろ姿は、あら! 外人さんだ! (いや、あなたが外人でしょ! ですが)

まあ、他の北ヨーロッパ人と比べるときっとまだまだ足短いんだろうけど、腰の位置も高く、うん、足は短くない。

おおおおお、新たな発見!

ちなみに、なぜかいつもピサーノ氏は、突然寄ってくるアフリカからの移民さんに「ナイス シューズ!」と靴を褒められます。

確かに、いつもピカピカに磨いてあるけど、いきなり褒められて、靴が欲しいのか? くれって言ってるのか????と目を白黒させながら、どう対応していいのか困っているのが笑えます。
以前、ローマで散歩中に、そしてこの夜もフィレンツェで。一体、なんなんだろう????

そうそう! ローマの男性はもっとカジュアルなスリッポンとか、スニーカーが多いように思いますが、トスカーナ友は、そう言えば、みんなクラシックな革靴御用達者が多いかも。革製品や靴の職人さんが多いからなのかな?



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本当はこっちの写真を上に掲載したかったんですが、
若干一名、写真嫌いが居まして。
内緒だよ。






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by viabellaitalia | 2019-02-08 21:12 | イタリア広場 | Comments(0)

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こちらはパンドーロで
本件のパネットーネではありません。



1月、インフルにやられる前の11日、延ばし延ばしになっていたイタリアのクリスマスケーキ パネットーネを日本の家族へ送った。

クリスマスケーキを1月に送るのも大変、申し訳ないお話なんですが、11月、12月は年内お届けの配送手配で、青色吐息で自分のことなんか、全然余裕がなく。
幸いにもこの類いの焼き菓子、日持ちするんですの。
賞味期限は3月。
復活祭のケーキ、コロンバが出回るまでは食べれるという代物です。笑

しかも12月初旬から毎年恒例の配送、通関作業に遅れが始まり、こんな時期に発送しちゃって、失くされたり、雨に濡れてグショグショなんてことには避けたいと、身内便だし、混乱を避けて1月に送ろうと思っていた。
クリスマスに同じパネットーネをピサに持参したら、食べ慣れているイタリア人たちをも、すっかり魅了した秀作パネットーネ。お味も確か!

考えたら、送った11日は父の10回忌。って仏教では10年目って何もやらないんですね。実は、それさえも忘れるくらい仕事に追われていた。
なにせ12日までに、何がなんでも送ってこいやー!!!!なお客さまがいまして、発送を延長するのも却下され、しかも土曜日はイタリアは配送業がお休みです。
集荷に来ません。
もう買い付けはしてますから、買い付け金を回収できないと赤になりますので、何がなんでも11日に送り出さないとあかん!!!!と動いてたので、ほんと、申し訳ない。父の命日まで忘れていました。

でその週末明けにインフルになり、高熱の体に鞭打ち、外せない買い付けや発送に追われて数週間。

月末になった29日に妹から「そういえば・・・・送ってくれたパネットーネって?」とメッセージが来て、慌てました。

1月もありがたいことに、ほぼ毎日発送があり、買い付け金回収のためにも、お客様のお箱の配送状況はお届けまで、しっかり追跡をしていたんですが・・・・・・汗
お客様のお箱たちは、遅延もなく全部ほぼ1週間ほどで届いていたので、身内便も一緒に発送したんだしと安心しきっていたら、やられました。

イタ郵便のサイトで追跡をすると。。。。。
11日 引き取り
11日 荷受け場到着、登録 ローマ ポメッツィア市
29日 倉庫より発送 エミリア ロマーニャ州 ピアチェンツァ市
29日 ミラノ マルペンサ国際郵便局(税関)到着 通関作業中
29日 ミラノ マルペンサ国際郵便局より発送

え?
なに、この空白の18日間は!
徒歩で持って行ったわけじゃないよね?
しかも、なんでエミリア ロマーニャの倉庫に行ってたわけ?

まるで、こっちが気がついたことを察知したかのような、同日29日の動きが。。。。笑うしかない。滝汗

ひとまず、イタリア出国はしたようなので、今更目くじら立てるのもね。
もうはよー届けてくれと祈るばかり。

しかも、国際EMS便は一度発送元の国から出国すると、届け先の税関で入関(登録)されるまで、配送状況の更新はない。
これがね、年末など混む時期は、一度保税倉庫に保管してちまちまと登録作業に当たるので、数日、全く配送状況が更新されず、あたかもイタリアと日本の間の空に散ったがごとくなんですの。
これ、よくお客様からイラっとしたお問い合わせメールが来ますので、よく説明するんです。
無くなってませんよー、税関の倉庫にあるはずですよー。

しかも一度日本の税関に入っちゃうと海外からは問い合わせが、非常に困難。
電話での問い合わせしかできないので、時差と国際電話では無理です。
国際電話代ほど、利益入れてません。
掟破りのメールで、何度か問い合わせをしたことがありますが、やんわりと今後は日本にいるお受取人の方から問い合わせをしてくださいと言われました。

幸い、この配送はイタリアを出た後は順調に進み、思いがけず、2月の甥っ子のお誕生日に届きました。爆


イタリア的に終わりよければ、全て良し。ということで。
ほっ・・・・・・・。








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by viabellaitalia | 2019-02-04 19:52 | イタリア広場 | Comments(0)

今年の1月は本当に寒い

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今朝、朝散歩に出たら、え????

車の上にこんもり白いものが。。。。。。。。

昨日の夜に雨降っていたのが、寝てる間に雪に変わり、朝方、凍ったんですね。。。。。。汗

一応、ローマ(郊外)ですから、朝起きて、外が銀世界というのは、想像だにしないことなので、毎回、一瞬、頭の中が真っ白になり、あ? ああああああああ!!!! 雪?????? と状況判断にちょっと間が開きます。

今年の1月は例年にない冷え込みだそうで、月間の平均気温がぐっと下がったそうです。
大晦日にピサから帰ってきた家は留守の間、暖房を切っていたので、ひどく寒く、大晦日ディナーの間、友人達たちが代わる代わるパネルヒーターの張り付いていた。
ずっと暖房をつけても、お正月3が日が過ぎても家の中が温まらない。

変だな? 去年はこんなに寒くなかったけど。。。。。
と気がついたんですが、去年の秋に暖房をつけた時、夏の間にパネルヒーターの中の温水の温度を下げたままじゃなかったっけ????

と外にある給湯器本体をみると、やっぱりな低温設定で、どうりで家が暖まらないはず。

そこからやっと家が暖まったときに、インフルエンザにやられ、高熱と寒気で2週間過ごし、この寒さはただ単に自分の体調が悪いからなんだろうと思っていたら、世間でも本当に今年の1月は寒いと証明されました。汗

お天気予報や、イタリア全国にちりばむ友人達たちからも山あいの町で雪が積もったというニュースも聞いていた。
昨日はシエナのカンポ広場が真っ白に雪化粧した映像がフェイスブックで回っていた。
ここ鉄の丘も数日前、どう見ても雨雲じゃない、雪を降らしそうな雲も出ていたけど、まだまだ1月。

異常気象の昨今、この辺りでも時々雪が降るようになりましたが、去年は2月の末。その前は3月のミモザの日頃だったので、まだ雪はこないと踏んでいたら、あらま・・・・・。

昨晩の雪が凍った上を歩くと懐かしい氷の音がする。
キュッキュという雪の音じゃないのが残念だけど。でもやっぱり冬に雪をみると道産子はホッとしたりする。


雪やこんこ 霰やこんこ
犬は喜び庭駆け回る。。。。。はずですが、
ローマ田舎犬、カルロくん。
真っ白になった俺様の庭の前で固まってました。








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by viabellaitalia | 2019-02-01 01:06 | イタリア広場 | Comments(0)


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やや遅ればせながら、明けましておめでとうございます!




今年は2018年のお仕事をずっと引きづり、お休みの間も毎日仕事。

12月にいっぱい頂いたご注文、嬉しく、早くお客様にお届けしたいのに、税関がもたもた、配送もたもた。
毎年のことなのだけど、モニターの向こうのお客さまにとっては初めての経験だったのかもしれない。

この時期だからこそ、紛失や盗難に合わないように追跡も保険もかけて送るも、届かない。
焦る気持ちの矛先は、税関でも郵便局でもなく結局私になる。

税関も、ちゃっかり自分のところで止めている間は、まるで空輸の間に消えたかのように、問い合わせ先を出さないので、こう行った怒りの矛先は私である。

人気商品の製造元も突然クリスマス休暇に入っちゃって、問屋さんも、入荷時期も把握できないし、うちからの注文だって工場に入れれない。

ごめんね。年明けすぐ動くから!と言ってくれるだけ、救いなんだけど、こんなことはモニターの向こうのお客様からはわからない。
ポチッとしたモニターの向こうで、オーダーを確認し、問屋に在庫確認したり、工場に注文を入れたり、お急ぎらしいから、いつもの手順じゃなくもっと早くに届けて欲しいのと言う、聞いてくれ、手配するのは機械ではなく、人間である。

天涯孤独でクリスマスや年末にどうせ、一人ですし、働きますよーと言う人は、そういないと思う。
みんな一緒に過ごしたい家族や親戚や友達がいる。人間は孤高の狼ではない。

でも昨今の風潮はモニターの向こうは全自動のように錯覚するようなご時世だ。
考えたら、生産ラインの機械たちだって24時間365日は稼働しない。コントロールする人間の労働時間が終われば、電源オフ。

製造元のアングロサクソン系はぱたっと、メリークリスマス。また来年!で終わるも、人情に厚いイタリア人だからこそ、休みの日も返上でなんとか対応するけど、お客様の怒りの言葉に傷つくし、対面販売じゃないだけに、時々大変礼儀を欠くお客様もいる。

日本の皆さんはイタリア人は働かないと思っているが、実はイタリア人、ものすごく働きます。
自分が好きな、情熱をかけてる仕事は労働ではなく、彼らの人生でもあるので、オンオフなしにやれるところまでやる。

でもね、クリスマスは無理です。家族とお祝いしないと。
家族や恋人や友達。情熱と愛がないとイタリア人は生きていけない。
一番の栄養供給を断つわけには行かないし、断ってくれとは言えないでしょ?

ポチッと押したボタンの向こう、モニターの向こうは日本ではなく、日本人とは違う人生観、生活時間を持つ国の人間がいると言うことが、便利になりすぎた日本からでは想像できないのだろう。

そんな二つのいや、数カ国の間に入り、私も毎日毎日、日本のお客さまに謝罪メール。
しかも非対面販売だから、気をつけないと詐欺とか騙されたとか思ってしまう方もいるので、状況が変われば、スタッフたちがいかに頑張って解決しようとしているかを報告するようにするも、返ってくるのは罵声である。
年末、年始はそんなことですっかり気持ちが消耗しちゃって、楽しいはずなのにずっと気持ちがぎゅーっとしちゃって、メッセージやソーシャルにアップされるあけおめ!のメッセージをただ呆然と眺める。

今日は3日。
やっと製造元や問屋も年始明け。日本とは違うから、今日からいきなり今までのぶんを取り戻すような成果は出ないと思うけど、それでもちょっとほっとした。

うん、やっとほっとして楽しかった大晦日と元旦を思い起こす。
いや、ほんと、楽しかったんですよ。でも気持ちが萎えちゃってて、世界が、さあああああ! 新年明けた! 今年も頑張りましょーなポジティブな気持ちに乗り遅れました。笑

一年の計は元旦にあり。なのに、こんなどよーんな年明けでいいのか?
いや、実はすっごい楽しい元旦だったんです。
でもどこかで気持ちが冷え冷えしちゃって、いつもの闘魂に火が灯らなかっただけなんですが、まあ、元旦がズドーンと凹んだと言うことは、これから登ればいいってことねと気持ちを変えて。

新年明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

さらに今年は年号も平成から変わりますね。
私にとっても新しい時代の幕開けにするぞーーーーー!!!!







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by viabellaitalia | 2019-01-03 21:31 | イタリア広場 | Comments(0)

年末年始休暇のお知らせ

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いよいよもうすぐクリスマスでございます。
ちょっと一息つけたら、お知らせ書かないと!と思いながら、日々の忙しさに負けて時間が取れまない。。。。汗と思っているうちに、こんな間際です。

今朝、マセラティの腕時計のご注文をいただき、早速製造元に「はい! Potenza1丁!」とオーダーを入れたら、「クリスマス休暇のため、しばらく工場止まりまーす。メリークリスマス! 来年またよろぴく!」



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。





夏は夏でタグホイヤーの工場にいきなり雲隠れされましたっけ。
倒産でもしたのかと思ったら、ただの夏休みだったというやつです。

やっぱりね、もうこの時期、みんな休んじゃうんだから、うちだけ開いてたって、どうしようもない。と言いたいところでございますが、そうはいかない。
営業日8-10日という記述をきっと同じヨーロッパのお客様なら、この時期は祝日が重なるしねとご理解いただけるが、クリスマスが祝日ではない日本のお客様には、やんわりとお品物の準備はお正月明けですよーと言っていることは伝わらない。

でも、マセラティの工場のように、いきなりあばよ!とならないようにお知らせでーす。
って、十分、きわきわで申し訳ございません。。。。。


今年のお休みは

25日 クリスマス
26日 聖ステファノの日
1月1日 元旦

上記の3日は祝日ですのでお休みさせて頂きます。

それ以外の28日から1月4日まで年末年始のお休みをいただきます。
この間のご注文、お問い合わせなどには多少お返事が遅くなりますことご了承くださいませ。基本的にはお休みなしで対応いたします。
ただ、各スタッフ遠隔での対応ですので、多少お時間かかるかもしれません。
アニマル セラピー部 カルロ部長はがっつり24日より山隠れです。年始年末、イタリアの恐怖花火大会、爆竹合戦がないところへ避難。
配送に関しましては順次お休み明けの第二週目より再開いたします。



以上、お知らせでしたー!








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by viabellaitalia | 2018-12-21 02:39 | イタリア広場 | Comments(0)

会話の森の迷子

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さあ、いよいよ12月。
VIA BELLA ITALIAスタッフ一同
クリスマスまで頑張るぞー!



イタリア語は主語をはっきり言わない。
主語を省略し、動詞が人称によって変わるので、動詞から主語を察するんである。

日本にも以心伝心とか、察するとかいう言葉はあるが、言語自体が動詞を聞いて、主語を察せよ!って、外人には辛いお話である。

まだ書いたものなら、なんとかなる。でも会話となるとまさに連想ゲームである。
さらにイタリア人との会話は、まず人の話を聞かないし、それぞれが勝手に自分の話をするので、私はよく会話の森で迷子になる。

「今日はやることが一杯で、大変なんだよ!」

私の仕事は日本のお客様がメインなので、寝ているうちにオンラインから注文が入っている。
サクサクと仕事を進めるためにも、モチベーションをあげるためにも、朝、出勤前に注文状況の報告や軽いブリーフィングを店長と電話ですることが多い。

「2時には子供を検査に連れていかないといけないんだ。」と店長。
午前中働ける時間がいかに短いかを説明したいらしい。

「〇〇して、この注文を卸に入れて。。。。で2時に保健所での検査があるから、1時半には会計をすませて。。。。」

公立の医療機関を使う場合、イタリアはお会計は先である。
ちゃんと払いましたよ!という領収書を持って、診察や検査に並ぶんである。

「なんで、先に銀行に行ってお金を引き下ろして。。。。お昼も先に食べとかないといけないし。ついでに今日は車の修理工場にも寄ろうと思って」

あら、そりゃあ、本当に午前中みっちりだね。車の修理ってどっちの車を持って行くの?

現在、社用車と私用車の2台とも、ほぼお陀仏なんである。
もうすぐクリスマス里帰り時期、長距離運転必須なので、やっと重い腰を起こしたらしい。

「うん。まずは社用車。なにせさー産婦人科だからさ!」

へ?

「まずは見積もりしないとね! あー今日は大変だ」

ここまで店長の会話についていけたのに、いきなり道を見失う。

産婦人科??? と聞いてみる。

「そうだよ! 産婦人科だからさ! もう大変だよ。」

ちょっと待て、産婦人科って?????

「しかもさ、予約取らないといけないし。いっつも一杯で全然仕事してくれないし。」


果たして、ここで、皆さんは理解できただろうか?
私と同じく、会話の森で迷子になってませんか?

なんとか道しるべを探そうと、改めて「産婦人科?」と聞いてみる。

一体、この産婦人科はどこから出てきたのか?
主語はなんだったのか??????

前の会話を思い出してみよう。

今日は子供の検査が保健所であると言っていたが、彼のお子ちゃまは、まだ4歳で産婦人科の検査なわけがない。

車の修理工場から、いきなり産婦人科と出たので、まさか・・・・車体工場に働くおっちゃんが実は、産婦人科? ありえん・・・・・・。

そう言えば、先週、奥様がマンモ検査するとか話してた。
奥様が産婦人科に行くのか?
でも、今日は、子供の検査って言ってなかったっけ??????

「ねえ、誰が産婦人科を受けるの? 産婦人科はどっから出て来たの? 今日は保健所に行くんだよね? お子ちゃまの検査なんだよね?」

「たああああああああ、ミカはこういう言い回しわからんちんだな! もう18年もイタリアにいるのに。」と言われても、全然わかんないよ。

「だーかーらー! 車体工場が!(主語)まるで産婦人科みたいに、結構な金額がかかる上に、わざわざ前もって予約を取らなきゃいけないって言ってるんだよ!」

確かにね。。。。。産婦人科こそ、公立医療機関を使っちゃうとマンモグラフィー検査が来年予約なんかになっちゃうから、予約は前倒しでしないと、いつまでたっても順番がこない。
大抵待てずにさっさと私立、プライベートクリニックに行くんですが、プライベートの場合はお会計が、公立とは違い、日本のように後払いです。
で、これが請求金額が、うおっ!となる金額がくるんで、前もってお見積もりというか、だいたいかかる費用を聞いておくんです。

あー、もー!!!!! 主語言ってくれよ!
18年イタリアに居たって、車体工場が産婦人科のようだなんて、誰がわかるか!

こんな毎日で、おでこに迷子札をつけておきたくなります。







最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



by viabellaitalia | 2018-12-01 04:01 | イタリア広場 | Comments(0)

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社内会話
私 「メディチ家3、来年秋放映なんだって!」

店長 「えええええ、そんなにしょっちゅうじゃ、みんな飽きちゃうよ。」

私 「今度のはね、ロレンツォ イル マニーフィコ続編でサヴォナローラもいるんだって! やだなー」

店長 「あっ、じゃあ、見る。」

私 「なんで? サヴォナローラ好き?」

店長 「子供の頃さ、父さんが、お前の鼻、サヴォナローラそっくりさんってバカにしたのよ。」


汗。。。。。
些細な日常会話のはずが、いきなり歴史のかほりが。。。。いたしました。

サヴォナローラの鼻って?とウィキで調べたら、あら。

店長が子供だった頃、すってころんしちゃって鼻の付け根を強打したそうで、幸い鼻は折れなかったけど、そこだけ骨が盛り上がっちゃったそうで、確かにメガネが乗りやすい鼻してます。

イタリア人の鼻って高くていいなー。
彫りが深い顔っていいなー。
と顔が平たい民族のあたくしは思います。
正面から見てる限りは、このワシ鼻さん、そんなに目立たないし。

で、ふとダンテ アリギエーリの鼻を思い出しました。
全く個人的なんですが、フィレンツェ人の鼻というイメージがついちゃってて、この鼻はやだよ。
なんとなく勝手にトスカーナ人に多いような気がしてましたが、最近トスカーナに通い出したら、ピサあたりで、ダンテ鼻をあまり見かけないし。。。。。



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ダンテさんの横顔



さて、サヴォナローラが忌み嫌っていたメディチ家のロレンツォ イルマニーフィコの鼻は????
あれ? サヴォナローラ鼻でもダンテ鼻でもない。
正面から見たら、結構かっこいい鼻かもしれないけど、なんか男性的なお鼻で、この肖像画見る限りでは、個人的には21世紀のテレビドラマ メディチ家のロレンツォを演じた役者さんの小さめ、すきっとしたお鼻が可愛いかも。



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ロレンツォ デ メディチさん



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21世紀のロレンツォ デ メディチさん




以前、イタリア人の同僚に鼻が高くていいねと言ったら、イタリアでは鼻は高いとは言わないらしく、大きな鼻と表現するそうです。

じゃあ、「へえええええ、大きな鼻いいなー!!!」と言うと、にんまり。
でもこのにんまりがなぜか、みんなエロジジイなにんまり笑顔になるんですね。

イタリアでは特に男性の鼻は、股間にあります、あちらの大きさを象徴するそうで、あまり大きな声で「大きな鼻だね!」とは褒めない方がいいです。

顔が濃いイタリア人の鼻のお話ということで略して濃鼻(こいばな)ということで。







最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!




by viabellaitalia | 2018-11-30 01:45 | イタリア広場 | Comments(0)

サヴォナローラの椅子

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カルロとの朝のお散歩で時々、面白いものに遭遇いたします。

朝靄の道端にちょこんと、多分サヴォナローラ チェアの。。。。下部分。

1年以上前に分別ゴミになってから、ちょっと大きめのゴミは、自分でゴミ処理場に持って行かないといけないので、多分、どなたか道端に捨てたと思われる。
ちゃんと背もたの部分があったら、アンティーク家具として、お値段もつくような椅子なのに勿体無いな。
しかもローマ県のこんなど田舎にサヴォナローラって、妙にシュール。

粗大ゴミであろう、こんな道端にちょこんと置かれちゃってる椅子、ちょっと持って行っちゃおうか!とも思ったけど、外人、やっぱり大人しく素通りしよう。

実は、私、このサヴォナローラ チェア好きです。
店長が1脚持っていて、大昔、借りていたことがあります。(借りてたというのが、おかしい状況だけど)
借りてた私の部屋には、大した家具もなく、がらーんとスペースだけはあり、店長の部屋には反対に彼の家具で埋まり、椅子を置くスペースもなかったので、誘拐いたしました。

形がとっても変わっていて、イタリアに来たばかりの私には、なんだかイタリアや歴史のかほりがする椅子で、いらないなら欲しい!とまでお願いしたこともあります。笑

「この椅子、サヴォナローラと言うんだよ。父から送られたアンティーク家具だから、あげれないよ」

店長のお家は実は500年以上続いたお貴族様。なにがしか歴史があったら、そりゃあ、もらっちゃダメよね。

その後、仕事でフィレンツェに行ったら、あら、ローマでは見かけたことがない椅子なのに、あっちこっちに。なんで????

「この椅子、サヴォナローラですね!」と打ち合わせ先のホテルの担当の方に、当時はまだまだイタリア語がパンパン出てこない時期だったので、会話のつなぎとして、ちょっとふってみた。

「この椅子ご存知ですか? そうですか。ええ、フィレンツェですからね。」との答えに、当時はさっぱりよくわからなかったんです。

「ええ、フィレンツェですからね。」って????? 
確かにローマでじゃまず見かけない。

サヴォナローラで調べてみたら、フィレンツェのメディチ家と対立してた修道士が出て来る。
なぜ彼の名前なんだろう?ルネッサンスの花開くフィレンツェで、贅沢を遮断し虚栄の償却なんかしちゃった、21世紀に生きるあたくしも一応絵描きなんで、どうもこう言う人嫌いです。

サヴォナローラの愛用椅子だったら、すっごい嫌。。。。。
とちょっと戦々恐々いたしましたが、幸いにも彼の名前が使われただけで、愛用というわけではないらしい。ほっ・・・・。

折りたたみ式のX型椅子の起源は、大昔のローマ時代にも遡るらしく、ローマ軍の移動の際に折りたたんで持ち運ぶのに便利で、多分高位、高官の椅子として使われていたそうです。
数枚の木を組み合わせた、シンプルな構造の折りたたみ椅子ですから、その後、時代が変わってからも修道院などでもよく使われていたようで、修道院長にも上り詰めたサヴォナローラの部屋にもあっただけで。



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2001年の頃の私のお部屋に誘拐されてた
サヴォナローラ



たまたま、その時期、イタリアに侵攻して来たフランス王シャルル8世が、この椅子を気に入りフランスに持って帰った時に、その頃、時の人でもあったのかしら????? サヴォナローラと名付けたらしいです。

本当にフィレンツェだと、ホテルなんかでもあっちこっちでこの椅子を見かけます。
そういえば、ローマでこの椅子を見たのって・・・・・トスカーナ大公大使館だったお屋敷とバチカン図書館の普段は人が入らない部屋。
そして店長の部屋。
もちろん、この朝の粗大ゴミとして出された椅子のように、思いがけないお宅で使われているかもしれない。

ちなみに店長のサヴォナローラは現在、会社の倉庫に仕舞われています。
角が痛まないようにと10年以上前に私が各かどを新聞紙で補強して、包んだまんま。

あれから数回のお引越しをしましたが、未だ店長のお家にはこの椅子を置くスペースがない。
やっぱり、また誘拐しようかな・・・・・。









最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



by viabellaitalia | 2018-11-23 21:04 | イタリア広場 | Comments(0)