2019年 10月 01日
仕入先がクリエイティブすぎる
「ローマ人の運転、クリエイティブ過ぎて、怖い」とは、同僚のシチリア人の発言である。
そう言いながらも彼だってもう20年以上ローマに暮らすも、ローマ人のクリエイティブなハンドルさばきは読めないので、ローマの環状線に入ると緊張をするらしい。
クリエイティブさは我らが仕入先もローマ人には負けていない。
どうやったら、こんなミスを作れるのか?と思うようなことを毎回しでかしてくれて、仕入れの荷物の行方を探す私は、毎回、カードゲームの神経衰弱並みな作業を背負い込む。
海外発送するのに、箱の中身と違うインボイスがついてて、税関で没収になったり、個数を間違えて、税関で止まったり。
そうかと思えば、仕入先の海外倉庫がある国の税関で20日くらい止まってますぜ?と思ったら、突如輸出不許可とか。
何やらかしたの?と聞いても、状況説明はまず来ない。
今回は同時に10箱ほど当社の日本倉庫へ送ってくれたようだが、納品書に書かれている箱の中身と、追跡番号が照合せず、日本の倉庫が現在、神経衰弱ゲームの真っ最中。汗
思うに、箱を閉じた時に、ちゃんと中身をメモっておかずに成り行きで送り状を貼り付けたんだろうな。
「仕入先ってか問屋ってさ、バカしかなれないんじゃないかと最近思う」とは、またまたシチリア人同僚。
たった1社がこんなにもクリエイティブなミスを犯すのであれば、ご愛嬌であるが、物事がスムーズに行く仕入先って本当にない。
必ずみなさん、何か、かにかあるツワモノ揃いである。
タグホイヤーやマセラーティの腕時計を扱う問屋さんのVさんとは、もうすっかりチャット仲間であるが、8月に買い付けをした商品が、いざ送ろうとしたら検品に通らないので、一度メーカーに修理に出すから待ってと連絡が入ったのは、バカンスに出かける数日前。
「今からじゃ、メーカーもバカンスで休みだし、修理が終わるのは9月になってからだと思う」ということで、日本のお客さまに事情を説明し9月まで待っていただくことにした。
9月初旬、Vさんも仕事再開の初日にチャットで進行状況を聞くも、まだと。
本日9月最後の日ですが、まだ再入荷しない。
この間、何度か連絡するも「まだ」と。
確かに相手はイタリア人、普通の日本人ならぼったくられたかと心配になるかもしれないが、Vさんとの今までの仕事は非常にちゃんとしてて、時間はかかるが、間違いなく再入荷させてくれるだろうと期待させる信頼はある。
でもね、まず日本のマーケットプレイスのプラットフォームが、こんなイタリア時間を反映できないシステムでございます。
発送期限までに商品を発送できない場合は
1、お客様に発送期限の延長をお願いする。
2、お客様が拒否したら、さよならー。
商品の買い付け金は回収できず手元在庫になる。
のみ。
以上。
買い付け金回収できないのは痛いですから、心苦しいですけど、期限延長を再度お願いしてみるが、やっぱり拒否されちゃったり。
そりゃ、そうだ。
不安だっただろうし、イタリア時間なんかご理解不可能だよね。
大変申し訳ございませんでした、これに懲りずまたのご利用お待ちしています。
とお客様に書き送る。(本当にごめんなさい)
「懲りました」
あちゃー。。。。そうですよね。汗
仕入先のクリエイティブなやらかしの尻拭い担当の私も、もう少しクリエイティブにお客様センターしないとダメね。
by viabellaitalia
| 2019-10-01 00:39
| I love shopping通り