ハリケーン カテゴリー4

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ソットグーダ自然公園の中にある聖アントニオ教会
2018年 8月



世界的な異常気象の激しさは年々ひどくなって来ている。
この夏は、ここローマは例年のような40度を超えるほどに暑くなる日がなかったのに、いつもなら扇風機だっていらないピサのお家が、オーブンのように暑くなって、眠れない日がずっと続いていた。

パートナーが生まれ故郷のドロミティ地方をいつか見せたいと常々言ってはいたけど、夏休みを利用してのドロミティへの旅行は今年の灼熱地獄のピサから逃げ出そうというところも大きかった。

年甲斐もなくタンクトップで短パンで、なんとかしのげるくらい暑かったピサからのドロミティの彼の生まれ故郷、ベッルーノ地方は、本当に涼しくって真夏に羽布団が嬉しいという変な経験をした。
ホテルのプールも室温が寒くって、プールから上がれない8月。

私が知っているイタリアと大きく違う別のイタリアは、すっかり心を魅了し、
登山をした時はとにかく怖かった荒々しい自然も、帰って来たら、また行きたいと何かが心を揺すぶる。

前回、ブログでご紹介したマルモラーダの昔の登山口だったソットグーダの自然公園も冬に両側の渓谷が凍りつく季節に、また行こうねと話していた。

ここ数日の悪天候は私が住むラツィオでも風速160kmの強風で多くの街路樹をなぎ倒され、ヴェネツィアは記録的な高潮に見舞われ、大雨に弱いリグーリアも土砂崩れの被害がひどく、観光地として有名なポルトフィーノへの陸路の道路が土砂崩れで塞がり、復旧は多分、来年の復活祭ごろになるだろうという話だ。

イタリアは災害に弱い。復旧に時間がかかるので、一度何かが起きると被害は大きく、長く続く。

世界的にも有名なベネツィアの高潮のニュースが多く語られる中、あまり報道されていなかったが、この夏に訪れたドロミティ地方の被害が凄まじい。

なんと最大瞬間風速が190kmを超える風がドロミティの渓谷の木々をなぎ倒し、あっちっこっちで土砂崩れが起こり、川ベリの道路は増水した川にえぐられ、まるで大震災の後のような様相だ。

この夏訪れたマルモラーダのケーブルカーの駅の駐車場も土砂が流れ込み、チベッタ岳の11時間登山から下山した後、痛い足を引きずりながら歩いたアルゲの町の湖畔も増水し危険な状態らしい。

マルモラーダのケーブルカーの駅がこんな状況なら、もっと山に近いイタリアの最も美しい村の一つであるソットグーダは? と心配になりニュースを探すと、土砂崩れの被害がすごいようだ。
ほんの2ヶ月前、その美しさに目を奪われたあの可愛らしい村が、土砂に埋もれて無残なことに。
もう一度、この冬にでも訪れたいと思っていたソットグーダの自然公園も、チケット売り場も土砂に埋まり、公園内の細い歩道は土砂に埋まらなかったところは川が増水し、形が全く残っていない、壊滅的な状態だと報道されている。
あっちこっちの川の増水、土砂崩れでドロミティ地方では現在飲料水さえ保証できないという話も聞こえて来てる。

風になぎ倒された木々が、この夏に見たような形、景色に戻るには100年以上、2世紀はかかるだろうという話だ。

今回ドロミティ地方を襲った強風はハリケーン並みで、しかもカテゴリー4ほどだったそうである。
地中海気候の国、イタリアで、である。。。。









最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



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by viabellaitalia | 2018-11-03 02:38 | Buon viaggio通り | Comments(0)