2018年 02月 20日
カルロが来て人生変わったよね
「カルロが来てからさ、ミカの人生変わったよね。」と店長が言う通り。
お昼ご飯におうちに帰ってくると、こうやって玄関横の窓で、カルロが門をくぐる私を待っている。
たまに、フェイントでわざと家に帰らず、上の階の店長宅に行くふりをすると玄関の向こうでカルロが「ちょっ!!! マンマ!!! どこいくの!」と大騒ぎで吠えさせる意地悪しちゃうけど、こんな風に待たれちゃ、もう愛おしくってたまらない。
玄関先で鍵を開ける間も、カルロは待ちきれないとばかりにドア下の隙間から私の匂いを嗅いでるらしく、ドアの向こうからスターウォーズのダースベイダーのような息づかいが聞こえちゃうのはご愛嬌だ。
目覚ましが鳴ると、毎朝一目散にベット脇に走ってきて、おはようをしてくれ、
お昼はこんな風に私の帰りを待ってくれ、
夜は眠くなるとソファーでテレビを見ている私の横に陣取り、ひざかけ毛布の下に入れてと前足で示す。
毛布のはしを上げてあげると、彼は下に潜り込み、私の足に頭を乗せて、ふーっと大きくため息をついて寝始める。
14kgの重みが足にどっしりくるが、夜のこのひとときがなんとも平和で幸せな瞬間だ。
カルロを見ていると、忘れそうになっていた「大好き」とか「愛する」とか「信頼する」という感情を再度、教えられることが多い。
朝晩の散歩は大変だし、夜、ローマに泊まりがけでおでかけも、決してできないわけじゃないけど、自然とお誘いもなくなっちゃったけど。
それでも彼がこんな風にじーっと私を見上げてくれると、あんなにブルドック系は嫌いだとか言っていたくせに、彼が我が家に来てくれたことを神様に感謝せざる得ない。
カルロが来て、私の人生は確かに変わったし、
人生がこんな風に変わってくれて良かったなって思う。