2017年 08月 29日
スィートホーム
昨日の日曜日はバカンス中の分も一気にお掃除。
私が掃除を始めると、カルロはベランダに移動します。
いつもなら近所の見張りをして、結構騒ぐんですが、昨日はとっても静か。
あれ????と思って、ベランダを見ると・・・・・・・・・
トイレシートの上でお昼寝してました。
あああああ、スィートホームだね。
今年の夏は本当に酷暑という文字がハマる暑さが続いています。
とうとう周りのイタリア人たちも日射病になっちゃった人も現れてきてます。
人間でさえ、ヘロヘロですから毛皮を来ているわんこはもっと辛い。
愛犬カルロのように花がつぶれている犬種はもうまさに灼熱地獄。
8月初めに連れていった獣医さんからも「幸いにもこの子、雑種だからフレンチブルドックの純血ほどでないにしろ、熱交換ができない種なんで、くれぐれも日中は外に連れ出さないでね。」
唯一汗腺がある、足の裏が、毎回まさに滝汗かくお散歩になっています。
私が長く留守にするときに預けるペットホテル、イタリアはではペンションと呼びますが、山間の少し涼しい場所にあるので、この夏はカルロくんも避暑です。
今回はペンションオーナー、ファブリッオによる可愛い雑種(メス)のルームメイトも用意されていたり。
去年の夏は仲良くオス3匹で合い部屋でしたが、その後、ファブリッツィオもカルロはオスとは喧嘩しやすいという性格がわかったようで、今回はメスでどうだっ!!!な采配でございました。
ってか、私、最初に「徳ちゃん憲法」(古い?)ならぬ、カルロの取り説をちゃんと渡してあるんですけど。汗
でも、甘えん坊のカルロはメスには目もくれず「まんまああああああ!!!! おいてかないでー!!!!!」のいつものお別れシーンを演じきり、後ろ髪を精一杯引かれてのバカンスへの旅立ち。
実はね、ペンションを出るときに門の留め金がっ!!! 社用車ボンドさんのマフリャーをひっかけちゃってっ!!!!!
一時は排気筒に穴が開いちゃったんじゃないかと、ペンションまで送ってくれた店長もこの日にバカンスへ旅立つ予定だったんですが、あわや旅立ち不可能になるところでございまして、もうふたりとも超くらーいことになっていまして、もうカルロどころではなかった。(ごめんよ、カルロ)
バカンス後のお迎えはピサーノくんが担当で、彼の車はボンドさんより車高が高いけど、ペンションの門の留め金を回避してのお迎え。
いつものごとく、門のインターフョンを押すと同時にファブリツィオがカルロを連れに犬舎に向かうようで、ペンション前に車を駐車して、車を下りると犬舎からカルロが走り出て来ます。
勢いつきすぎちゃって、毎回私の足の間を一度通過してから戻ってきて、飛び跳ねて頭突きを食らわすカルロくん。
さらにペンション前の砂砂利の上でへそ天をして這いずり回るのが、彼流の大喜びの表現なんですが、3ヶ月以上干ばつが続いているイタリアですから、カルロが砂砂利の上で這いずり回るとすごい土ぼこりが立ち上がっちゃった上に、白と茶色の毛色のカルロがあっというまにスモーキーなグレーの犬に早変わり。
そんなばばっちい姿で大喜びで飛びついて来るので、ピサーノくんも、果てはペットホテルオーナーのファブリツィオまで逃げ回る羽目に。
カルロくん、結構律儀でいつも、預けるときの「よろしくー」とお迎え時の「今回もありがとう!」とファブリツィオに挨拶をするんですが、ばばっちいカルロにみんな、来るなー!!!!!と逃げ回ることに。
毛深い息子の大喜びの砂だらけアタックはあたくしがすべて一身に受け取りました。
今回もカルロくん、ペンションで随分楽しんだようで、大好きな匍匐前進をしまくったようで、前足の肘の毛がすり切れてたし、「毛布を持って走り回っちゃったんだよ・・・・・。」とファブリツィオが申し訳なさそうに返してくれた泥まみれのカルロの毛布は、帰宅後すぐ洗濯に回すことに。
カルロ本体もね、あまりにもばばっちい、イタリア語ではツォッツォと言いますが、玄関からまっすぐベランダで丸洗い。
いつもはケージの中で泣き叫ぶカルロくんですが、最近、帰宅時には泣かなくなりました。
「事務所に行くよ!」と言い聞かせると泣かないことを発見したんです。
「お家に帰るよ!」はあまり利かないんですが、「事務所に行くよ!」というと、ヒンヒンヒンヒンとたまには鼻を鳴らすけど、ペンションからおうちまでの半時間の移動中、本当に泣かなくなりました。
こういうことも、ちゃんとわんこたち、学ぶんですね。