2017年 01月 11日
悪寒で寒波に気づいていませんでした
気がつけばイタリアすごい寒波に見舞われていました!
寒波が来る前日にインフルエンザにかかってしまいずっと悪寒があるので、寒波に気がつかなかった 汗
北イタリアは結構寒くなることに慣れている地域、州もありますが、この夏地震に見舞われたアマトリチャーナなど、連日の積雪にマイナス気温で、テントで避難生活をしていた人たちは冬前に暖かい場所に避難していただいているので問題ありませんが、農家さんや畜産家さんたちなど、地元を離れる訳には行かなかった人たちが、大きな被害を受けています。
なにせここまで寒い日が続くことを想定してはいない町、建物作りなので、牧畜の動物たちに与える水の水道凍結でお水があげれない!!!!!!
ローマの有名な噴水たちも凍っちゃって、きれいだけど、見た目がすでに寒過ぎ。
カラブリアやシチリアのおうちなどは、暖房設備がないおうちも多い。いきなり0度が連日続いちゃってるんだから、もう大変。
かくいううちも・・・・・・月曜日にベランダにある蛇口が凍結してヒビが入ったようで、水が漏れちゃってます。
って、ここまで寒くなる事は想像はしていなかったけど、一応、マイナス20度とか40度の冬になる北海道出身者ですから、外にある蛇口が凍ってしまうといけないと、毎冬いらない布切れを蛇口に巻き付けておいたんですが、それでは足りなかった模様。
どだいね、水道を止めるレバーがついていないんですもん。水道を止めとく事もできなかった。
建築業者もまったく想定していなかったんだろうな。
そして昨日は勢い、ガス給湯器も止まりました。
イタリアのローマ県の人たちには想定外の寒さで給湯器の電気系統も中で凍ったらしい。
そう、ようは全てのことが、この寒さに対応できない仕様なんです。
大慌てで修理を早朝に頼むも、修理の業者がどこもてんてこ舞いでうちに修理に来ていただいたのは、夕暮れ間近の4時過ぎ。室内温度が下がって来ていたので、このまま修理が来なかったら、どこかカルロと一緒に夜を過ごすお泊りポイントを探さないといけないかしら?とちょっと焦り始めていたところに、ピンポーンとドアベルが鳴ったときの、狂喜乱舞状態なあたしは、みなさん想像できると思います。
もう町中、あっちこっちで暖房器具がうちと同じく寒さで壊れたとか、停止したとかでここ数日、修理の業者さんたちエラいことになっているらしい。
今週から長いクリスマス休暇が明け、学校が始まったんですが、なんと学校までも暖房が壊れちゃったとか、ちゃんと前もって暖めておくのを忘れたらしく、暖房なしで授業・・・・・って無理でしょ?
私だって、10日間閉めていた会社への初出勤日、暖房をつけたけど、思いっきりインフルかかったんですもの、これは小学生とか無理でしょ? ローマではどうやら学生たちがあまりの教室内の寒さのためにストも起こしているとか。
ここ数日、夜にカルロくんのお散歩に出かけると、路駐の車たちのフロントウィンドに段ボールがかけられているのを見かけることが多くなった。ガラスの凍結防止の苦肉の策らしい。
近所の人も、水道の修理をお願いした大家さんも、お薬をもらいにいった医者もみーんな風邪かインフルエンザ。
大寒波。ひょえーと思うも、気温計をみるとね、マイナス5度なの。
あれ? 大したことないじゃん! 町の惨状を見るとなんだかマイナス40度くらいに見舞われちゃっている感じなのに。
そう、ここはローマ。
ここまで寒くなることは想定されていないわけで。