2016年 05月 31日
事務所で朝風呂
事務所で朝風呂
って書いたら、友達が残業?と聞いて来たけど、違うよー。
金曜日の夜、さあ、週末だ!と浮かれ帰宅途中、私が住むマンゾーニ通りの住民たちが道ばたで井戸端会議。
厳密に言うと道ばたではなく、イタリアの場合はどちらか一方、あるいは両方の人それぞれの家の中から道を挟んでおしゃべりしているんですが。
図柄的には不思議です。そんな大声出してしゃべるくらいなら、ましてやお向かいさんなんだから、どちらかお宅にお邪魔しちゃってゆっくりおしゃべりしたらいいのに。と思うけど、そうじゃないらしい。
さて、話が逸れましたが、道を挟んでの井戸端会議の演目は、どうやらまた水道に問題があるらしい。
彼らの話を小耳に挟んだので、ふと道に面している各マンションの玄関口を見ると、ありました。
なんかお知らせの紙。
お知らせ
下記の道の家庭は、蛇口から出る水道水の「人間用」の使用は不可です。
〇〇通り、マンゾーニ通り、○■通り
2016年6月27日
飲料水じゃない場合は、No potabileって書くのに、今回は「人間用」の使用って書いてある。(汗
人間用使用って、どの範囲なの?と大慌てでお知らせの紙を写メで店長に送り説明してもらう。
「飲料に適さないというだけじゃなく、調理もヤバいし・・・・体を洗うのもヤバいってことじゃない?」
出た・・・・・・・。
数年前にも、水源地の池の一部に土砂崩れが流れ込み、近くの下水管を巻き込み、汚水が混じったという事件があり、復旧まで1ヶ月以上、鉄の丘住民は水道のお水は出るけど、使えないという生活を強いられたことがある。
前回は市役所で働く親戚がいるという友達から、一般には公開されない情報を聞いていたので、一早く対応できたけど、金曜日なんかお昼がすでに水道水でパスタ茹でちゃったもん。
今回も、一体、なぜ水が使えないのか? なにが混入して危険なのかは明記されていないし、復旧のめどなんか書いているはずもなく。
とってもイタリアンなお知らせ。
しかもこの日から急に暑くなって、もう絶対シャワーしないと、せっかくの週末おじゃんじゃないかー!!!!!な乙女心なんかまったくもって考えてくれません。
で、仕方がなく、というか幸いにも徒歩5分の事務所がある地域は水道に問題がないらしいので、土曜日の朝、朝シャンしに事務所まで。
朝起きがけのカルロくんのお散歩がてら、お風呂セットをリュックに詰めて出社。
事務所には2つトイレがあります。大きめのトイレは普段は店長が使ってますが、バスタブがある。
私がマイトイレとして使っている方は壁のタイルがピンク色なので、いつのまにやら女の子用になっちゃったんですけど、一応、シャワーもあります。
でもね、この際、せっかくだもの、これはバスタブでしょ?
なにせ自宅にはバスタブないので、日本に里帰りしていない暦3年。お風呂に浸かってない。
ってイタリアはバスタブにお水を張るには少々問題ありな構造なので、バスタブでシャワーだけど。
土曜日の早朝だし、まず絶対誰も来ない事務所のバスタブでルンルンお風呂タイム。
お散歩途中に事務所に引きずり込まれたカルロくん、しかも私が店長のトイレ(とカルロは思っている)で全裸というのは、犬から見てもかなり変なシーンだったようです。視線が痛かった。