2018年 04月 20日
愛犬カルロはたかが犬とは呼べません。

今日はちょっと愛犬カルロネタです。
犬だけど、されど「たかが犬」にあらず。
犬って、すごいなー。ってきっと猫を飼っている方も、同じようなことを猫に見ているんだろうけど。
ペット、愛玩動物と呼ぶと、人間が、上から目線ですけど、実際一緒に暮らすと犬たちは決して私たちを「下から目線」してない。
まさに対等。たまに言われたら、まあお座りしとくか。みたいな 笑
早朝のまだ薄暗い中、カルロが泣きながら寝室に走って来る音を聞いた。
でもまだ目覚ましが鳴る時間でもないしとベットの中で寝たふりをしていると、カルロも「ああ、まだ起きる時間じゃないんだ・・・・」とでも思ったのか、自分の寝床に戻って行った。
きっと怖い夢でも見たんだろう。
私も、もう一度寝よう。。。。。ときっと半時間ほど経ったときに、今度はほんまもんの目覚ましが鳴った。いつもならカルロが目覚ましとともに走ってきて、ベットの中の私を叩き起こすのに、
あれ?
カルロが来ない。
「カルロー!!!!」とベットの中から呼んでみると居間から駆け込んで来る愛犬。ベットに倒れ込んで来て、大きくあくびをする。
どうやら犬も二度寝をして、爆睡していたらしい。。。。。。。。
昨日の夜、残業で遅くなったけど、もう帰ろうよとオフィスを閉めようとしていたとき。
イタリアですから、泥棒多いですから、オフィスを閉めるときはしっかり外の鎧戸を閉め、窓も閉め、各部屋の電気や暖房、機械などの消し忘れがないかを指差し確認。
この一連の動作をし終えると、いつもカルロは社長室の店長のところにチャオチャオ またねーと挨拶に走ってゆく。
が、なぜか昨日はしっかり閉めたベランダに出る窓のところに走りより、私の方を見て、外に行きたいと意志表示をする。
外はもう真っ暗だし、なんでベランダに行きたいんだろう? と思って、思い出しました。
数時間も前のことですが、仕事の息抜きにちょっとカルロとボール遊びをして、「はい、休憩だよ。遊びの時間は終わり。」と言い聞かせたときに、ベランダにあるエアコンの室外機にボールをポンと置いてあったんだっけ。
遊びの時間は終わりということを解らせるために、遊びの時間が終わるとボールを彼が届かない場所に置くようにしているのだ。彼も「Pausa 休憩」と言う言葉を聞くと、興奮して取り合っていたボールを口からこぼす。
ボールを外に置きっぱなしだったことよく覚えてたなって感心するけど、さらにカルロには変な癖があるんである。
オフィスを閉めるときは、彼のおもちゃや毛布もちゃんとお片づけをするんである。
そう、彼は外に置きっぱなしだったボールをちゃんと自分のもの入れ(カルロ専用のかごがある)にお片づけしたかったわけで。
ベランダの床にボールを落として、先にバスルームにある、カルロの物入れかごの前に行く。
「カルロー、ボールもっておいで!」と声をかけるとベランダからボールを銜えたカルロが走ってきて、私の前でボールを落とす。
「上手だね! はい、もう1個。もうひとつのボールも持って来て!」と言うと、彼はまたベランダに走っていって、もう1個のボールを銜えて来る。
冬の間はベランダで、ボール遊びはやらないので、このお片づけの儀式は数ヶ月ぶりであるが、どうやらカルロさんはかなり几帳面な犬なようで、お片づけは大切らしい。
ちなみに飼い主の私は、退社時にはあまり机周りの整頓はしない。パソコンの電気を切るだけで、次の朝、出勤して、机に座ったらそのまま昨日の続きの作業が出来るのが好きなので、お片づけは・・・・カルロの方が上である。
愛犬カルロを見ていると、「たかが犬」とは言えない。
2018年 04月 18日
トスカーノ アモール

トスカーナ州のエルバ島発信の世界的高級腕時計メーカーロックマンのコレクションのひとつ トスカーノ
Toscano トスカーノとは、トスカーナの、またはトスカーナ人(男性)を意味する。
数年前の夏のバカンスでエルバ島に行ったときのことだ。
透明なエメラルドグリーンの海を前に、ビーチでぼおおおおおおおっとお昼寝。
「なんか、とっても静かでリラックスできるね。」と一緒に行ったローマ在の日本女子たち。
エルバ島のビーチはがけを降りて行って、海との間にせまいスペースに設けられていることがほとんどで、決して広くない。人が混む8月を外して行ったけど、実はかなり人が一杯いたけど、なぜか静か。
「ほんと。やっぱりさ、ローマ人いないから、静かだよね・・・・・・。」ぶっぶっ!!!!
いや、ほんと、ローマの砂浜、ビーチってこんなリラックスできる環境ではない。
デブ系の田舎の兄ちゃん的な感じの若衆が音楽ガンガンかけてたり、大家族でやってきて、ずーっとおしゃべりしてるとか、しかもローマ人、声がでかいので、彼らが集まる場所は必然、騒音マックスになるんである。
ローマ人のように筋肉で膨張しちゃってない、ほどよく筋肉がついた静かなイケメンたちを眺めつつ、ビーチで波音を聞きながら、つくづく、ローマを離れてトスカーナに来たのね、あたしたち。
イタリアに住んで随分長くなるけど、私が知っているのは基本、ローマ人。
またはローマより南の人で、ローマより北の人はほとんど知らない。
確かに、ローマを離れてトスカーナに1歩足を踏み入れると、人がとっても優しくなる。爆
日本的に言うと「おもてなしの心」が見えて来る。
ローマ人にはおもてなしの心がないとは言わないが、ローマではなかなか巡り会う機会がない、おもてなしがあるんである。
さらに、道路の穴が急に無くなる。
って、なんですか? って思われるでしょう。
どうぞ、一度ローマの道を車で駆け抜けてみてくださいませ。むち打ちになりそうなくらい、ぼっこぼこ。石畳だからと言う訳ではございません。石畳の上にアスファルト敷いてあるのに、あっちこっちで、ひび割れ、陥没。
この春に私の身近で、ただ、普通に車を走らせていたのに、道路の穴でタイヤをパンクさせた方がすでに二人。
ピサーノ氏も毎回トスカーナからローマに来る途中、ラツィオ州に入った途端、高速でさえアスファルトが悪くなるとぼやいている。
(さらに高速を降りて、しがない田舎町の鉄の丘に入ると、状態がもっとひどい)
ラツィオVSトスカーナと見ると、どうもトスカーナの方に軍配が上がるけど、トスカーナ初心者な私には、どうしても理解しがたいトスカーナ人の性格がある。
それは、トスカーナ人の好きな「Battuta バットゥータ」である。
会話の中にちょっと皮肉なニュアンスを入れて議論を吹っかけたりするのが、トスカーナ人は好きなんである。
皮肉を言うのはイタリア人、北から南まで好きですが、このトスカーナ人のバットゥータはちょいと違い、イタリア人同士でも解りあえないらしい。
以前、某テレビ番組でフィレンツェ人の男性に同じくトスカーナ出身の女性が「私もあなたと同じトスカーナ人。だから、ほら、トスカーナのバットゥータは理解できるわ。他の州の女には、この楽しみがわからないでしょ?」とアピールしているのを聞いて、??????と思っていた日本人の私である。
が、ピサーノ氏の言動を聞いていると、ほんとによくバットゥータを、理解不能な私に吹っかけてくる。
トスカーナ人どころか、国まで違う日本人の私にはまったくもって理解不能。
で、しかも、私はサムライ日本人。
さらに負けず嫌いなので、彼のバットゥータを真に受け、きいいいきいいいい腹を立てている。
「えええええ、まじにそんな怒るなよ。僕はトスカーナ人だからね、お得意のバットゥータだよ。君が負けず嫌いですぐ突っかかって来るの知ってるから、わざとふかっけたのに、真に受けたら、全然面白くないじゃん! サムライちゃん。」
って、全然笑えないし、楽しくねーよ!
ほんと、トスカーナ人、わからん! けど、ロックマンのトスカーノは💘
2018年 04月 16日
売れ残りもののコロンバには福がある か????

復活祭の定番お菓子コロンバが大量に残っているらしく、スーパ-で超お買い得価格になっていたので、やった!とばかりに買い込んできました。
朝ご飯がわりにいただくんですの。笑
イタリアの朝ご飯は甘い菓子パン。このポジションに売れ残りコロンバを食べようと思ったわけで。
作年のクリスマスもそうだったけど、季節ものの定番のお菓子が結構高くって、うーん・・・・・と買いしぶっているうちにクリスマスだ、復活祭だとなってしまい、実は食べそびれていたんです。
しかも、去年はこういったイベントが終わった途端に絶対売れ残っているはずなのに、商品棚からこつ然と姿を消してしまい、売れ残りさえお味見ができなかった。
いえーい!!!とカートに放り込んだ私の横で、一緒にお買い物に来ていた店長も売れ残りコロンバを握りしめていた。笑
甘いもの好きなあたくし、わくわくとコロンバを袋から取り出し、大きめカットしちゃった週末の朝ご飯。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。ちょっと甘過ぎ。
どーしよ。。。。。。。。これ1kgもあるんですけど。
2018年 04月 12日
もうすぐBUYMA出店1周年です

両手にかっちょいい腕時計。
イタリアからお買い物代行サービスを初めて・・・・気がつけばかなりの年数が経っております。
しかも、お客様からのご要望だけではなく、自分たちからも発信、提案しようと自社オンラインショップに去年の春から、日本のBUYMAさんにも出店を始めました。
そうなんです。もうすぐBUYMAさん出店1周年。
日本のお客様にどんな商品をご提案したらいいんだろう?と試行錯誤の途中、店長いきなり「時計売る!」
え?
店長、もともと実は高級腕時計を持っています。さらに機械工学のエンジニアだけに機械もの好きが講じて腕時計の機能などはかなりマニアック。
しかもそこにイタリア人のしかも男性の目で商品をセレクトできるんじゃないかな?と自分をアピール。
店長、ちょっと趣味に走った?とは思うけど、こういう視点で商品をセレクトできるバイヤーは少ないよね?
きっとこれぞ当店のカラー、個性ですというラインができるのじゃないかな?と思い、店長、どーんと行ってください!とGoサインいたしましたのが昨年の夏前。
「これすごいよ!」と見つけて来る腕時計たちは、確かにセンスがいいセレクト。エンジニアだけに高性能なものもチョイスしてくるし。
しかし、ときどきブランド自体が、え? そのブランド腕時計出してるの?なんてものも出て来るけど、実物を見ると、いやーん、私もこれ欲しいいいいいい!!!となかなかつぼにハマるものばかり。

イタリアつながりはないんですが、ベルトのバーバリー柄が❤をずぎゅーんと打ち抜かれました。

イタリアからお買い物代行、イタリアからお届けしますと歌っている当店ですが、お客様とのやりとりはほとんどがインターネット越しで対面ではないし、路面店がある訳でもないので、初めてのお客様は結構不安なんだろうな。
会社沿革なんてものをサイトに記載したって日本の企業じゃないだけに、きっと信用してもいただけないだろう。
プロテオフードの時は結構広告費を使いましたが、そんなに効果もないし。
で、自社宣伝、広告をどうしようかな・・・・・と練り出したゲリラ戦が、お買い物代行をした商品はいつも検品時に写真を撮るんですが、ついでに店長も入れて撮っちゃって、それをSNSで配信。
ちょっと顔がちょい悪ですが、会社としてちゃんと存在してるんですよー。
お届けする商品は、このイタリア人のセンスでお選びしましたーなんてところを伝えることができるかな?と店長と商品たちの記念撮影をするようになった。
気がつけば、こういった商品の画像は当社の実績、ブックにもなってきているので、ときどき、ちょっと不安気なお客様には当社フェイスブックやこのブログなどもご案内している。
顔も見えない、しかも地球の裏側の、さらに日本の多くの方がスリや詐欺や泥棒が多いなんてマイナスイメージも持つイタリアからですが、真摯にお仕事頑張っております。
そんなマイナスイメージもある国ですが、素敵なものを作る職人も一杯いるし、日本にはまだまだ知られていない小さなブランドだけど、世界にひとつ、ここだけ!なんてすごい逸品を作っているところも一杯。
そんなメイド イン イタリーのものやイタリアンスタイルの商品を日本の皆さんにお届けできる橋になれるよう日々、私ども精進、まじ、頑張ってます!という顔ではないけど、日本語を知らない店長にしてはよく頑張っているんですよー。
2018年 04月 09日
チョコがない人生なんて!

日本の甥っ子、姪っ子は大のキンデルチョコレート、そしてチョコレートクリームのヌテッラファン。
毎回、キンデル送ってちょ!要請がかかる度に、イタリア人の友人たちは「日本にキンデルないの?」と不思議そうに聞いて来る。
はい、ないんですよ。
「Nooooooooo!!!! キンデルがない子供時代なんてありえない!」
「Nooooooo ヌテッラのない人生って、どんなんなっちゃうわけ!!!!!!!」
それくらいキンデルチョコとヌテッラはイタリア人たちの食習慣にがっつりと根を下ろしている。
確かにイタリアのチョコはお味が濃厚で、これに慣れてしまうと日本のチョコが脂質が多く、薄味に感じる。
北から南まで、イタリアは各州で美味しいお菓子があるし、チョコレートと言えば、チョコレート祭りも行われるペルージャが有名ですが、北のピエモンテも負けていない。
私が住むローマは、やはり夏の間に気温が上がるとチョコレートが溶けやすいという地理条件からか、チョコレートへの熱い情熱をあまり感じない。スーパ-などからも夏の間はこつ然とチョコが消えたりするし。
あるときに、フィレンツェは美味しいチョコレート屋さんが多いとテレビ番組で話していたのを聞き、
トスカーナとチョコレートって、なんとなく不思議な組み合わせだなと思っていた。
去年の暮れにピサでお会いした日本人のお友達から、
「地元のチョコレート屋さんなんですけど」とお土産にチョコレートをいただいた。
日本のお菓子屋さんみたいなおしゃれなトッピングがしてある生チョコタイプって、イタリアでは結構珍しい。
チョコ中毒のあたくし、ものすごーく大切におうちまで持って帰ってきて、一粒一粒堪能(独り占めとも言う)させていだきました。
今度、ピサに行ったら、絶対このチョコレート屋さんに行こうと心に決めて3ヶ月。
復活祭のランチの〆のお菓子調達要員を自ら請け負ったあたくし、迷わずこのチョコレート屋さんに直行いたしました。しかも復活祭なんで、前もってお店が開いてるかどうかも電話確認までしちゃったし。
イメージしていたよりずっとこじんまりとした店内は、壁のデザインが板チョコを彷彿とさせ、一角にはテーブルもあり、この朝は地元の人たちかな? チョコレートを頬張りつつ友達たちとおしゃべりに花を咲かせてました。
Lavorazione Artigianale、機械で大量生産ものではなく、選りすぐりの材料を使いチョコレート職人さんのの手で作られたチョコが並ぶショーケース。
「リキュール入りとなしと、どうします?」
イタリアの普通のお菓子屋さんで買うときのように、まずは箱の大きさを決め、そしてそこに詰めるチョコをひとつづつ選び並べていってもらいます。
通常、復活祭はチョコレートでできたイースターエッグを贈りあいますが、今年はちょっと大人に生チョコを詰め合わせて。
この日のランチ後のお菓子タイムは、普段は復活祭のお菓子は食べないなんていうメンバーまでどんどん手がのびて、あっという間に完食となりました。
またぜひ、行きたいチョコレート屋さんです。きっとホットチョコなんかの飲み物も美味しいに違いない!!!!と思えども、ホットチョコの季節は過ぎ去りつつなるけど。