術後5日目 逃亡

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世の中は春になってました。



手術から5日経ち、後ろ足は相変わらずもつれるけど、足の甲で歩いちゃうのが少しづつ、ちゃんと平、肉球の方が使えるようになって来たカルロくん。

昨日のローマで突然、ビシッと足を上げての男の子ポーズで久々のトイレを決めたことだし、リハビリを兼ねて250m先の大通りに面した鉄門まで、お散歩距離を伸ばしてみることにした。

退院時の先生からは
「しばらくは安静にして、とにかく休ませること。
それと、ガンガン、リハビリです!」

安静でガンガンって、どう配分したらいいものか?
私が手術した時は術後4日で退院。まだペンギン歩きだったけど、カルロは後ろ足が危なっかしいけど、それでもスタスタと歩く。手術から5日目。少し体の中の傷口も落ち着いて来たかもしれないし、そろそろ軽くリハビリを始めようかな?

と家の門から久々に出て、遠くの大きな門までと連れ出したら、勢いカルロくん、まだまだ後ろ足が超ガニ股だけど、大喜びで尻尾までブンブン振りながら250mもなんのその。
鉄の門に着いたら、いつも私が開けるボタンの場所を知っているカルロは、早く、ボタンを押して、外に行こうと誘う。

まだダメだよ、カルロ。という私を見上げて、カルロが泣き始める。
まるで小さな子が癇癪を起こして地団駄を踏んでいるみたいに、鉄の門の前でウロウロ、門をかきむしって、外を見ては泣く。

あー! もう! じゃあ、少しだよ! と門の外に出た。
実際たったの250mではカルロは全然用が足せない。
他の犬の匂いを嗅がないとトイレができないらしい。

と数メートルを歩くと、シュタっ!と片足をあげる。
やっぱりこういうのって本能に働きかけないと、弱った筋肉を使おうとしないのかもしれない。なんてなるべく段差がないところで軽めの距離を散歩させ、さあ、ここからはほんの100mほど坂を登ったら、さっきの鉄の門に戻る。
用も足したし、そろそろ帰ろうと帰路を取るとカルロが突然、止まり全然反対方向へ行こうと引っ張ってゆく。

いつもなら、ここでNo!と引き止めるが、まだたったの術後5日目の彼のリードを強くは引けない。
まだ背骨に負担はかけれない。ダメでしょ!と何度も言うも、術後ずっと家にいたせいか、わがままになっていて、全然聞く耳なし。

とうとう家からは距離にして500メートルほど、でも実は広場のマンションの後ろはお家なのー。でもその間の道ないから遠いのーなナッシリア広場までたどり着いてしまった。
いや、ここに行くまで、すでにもう500mほどおトイレ行脚をしたわけで。

術後たったの5日のカルロさーん!!!! ダメだって、もう帰ろうよ!と言うも、意地になって帰りません!の意思表示。


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ほらー! 疲れて尻尾落ちて来てるよー
腰だっておぼつかなくなってるのに!


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犬って飼い主に似るって言うけど、どうしてこんなにも私に似て、君は頑固なの!!!!!

帰りたいけど、リードは引っ張れない。
カルロは久々の芝生の感触が楽しくって仕方がない。彼が疲れるのを待つ。。。。前にマンマがお疲れ。
だって。ちょうどお昼ご飯時間だったんですもの。ダメだ、こりゃ・・・・・。

「もしかして、ご飯中? あのね、今、カルロとナッシリア広場にいるの。帰らないって動かないの。申し訳ないけど、車で迎えに来てください」とマンションの後ろの家の上の階に住む店長に SOS電話。

「たああああ! なんで門の外に出たんだよ! カルロ、まだ無理させちゃいけないのに!」

「急いでご飯食べて、向かうから、ベンチにでも座って、そっから動くな!」と怒られました。

まだ帰らないよーと座り込んでいたカルロですが、向こう側から広場に入って来た店長の愛車のエンジン音を聞きつけた途端に、「ワン!」

おじちゃん、おじちゃん! おじちゃーん!!!と店長の愛車に向かい走り出した。
助手席のドアを開けてあげると、勢い這い登りちゃっかり助手席の足元に落ち着く。

あーあ・・・・・。段差とかまだ走っちゃいけなかったよね?

5日分のカルロくんのうっぷん晴らし冒険はこのように終わりました。

母さん、またもやお疲れ。







最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



# by viabellaitalia | 2019-03-19 02:36 | Bau Bau Park | Comments(0)

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お家に帰ってきたカルロくん。
少しづつ後ろ足もしっかりしてきて、勢い気持ちも上がったのか、ソファーに登りたい❤️とかお散歩行こうとかわがまま言い始めた術後3日目の夜。

あれ? なんか右のお腹が大きいような・・・・・・。
体が曲がっちゃっているような・・・・・・。

と気になっていた4日目の朝。
やっぱり、どう見ても右のお腹が大きい。いや腫れているのかな?

まさか内出血とか?
まさか飲んでるお薬の副作用で内臓が腫れたとか?????
どうしよう!!!!!

「元気だし、食欲もあるし、それほど心配することではないと思うけど、一度、獣医さんに診てもらおうか」とローマのクリニックから経過観察をお願いしてある地元の獣医さんへ急遽運ぶことになった術後4日目 金曜日の朝。

なにせ、このまま様子を見て。。。なんてやっていて週末に、また近くの救急まで走るなんて事態は避けたい。

まだ無理ができないカルロであるが、今度は何かを察したのか、何がなんでもケージに入らないと踏ん張るので、仕方がなく、そのまま足元に乗せて車で5分ほどの獣医さん。
先にチャットで連絡を入れてあったが、待合室で小一時間ほど待たされる羽目になったのに、何も診察らしいこともせず、一言「うーん、やっぱり手術の執刀医に見てもらったほうがいいね」

全くもって時間の無駄だったことに腹立たしさが爆発しかけるも、ぐっと我慢。
こういう時は落ち着いて、頭を使わないと。
一度家に帰ろうとする同僚を引き止め、その場でローマのクリニックに電話をしてみる。
「わかりました。今、すぐ来れますか? 外科医が2時には出てしまうので、その前に着けますか?」と返事をいただいたのは12時ちょい過ぎ。
大丈夫、ギリギリ間に合う!と退院から2日目にまたもやカルロを連れてローマへ舞い戻り。

幸いにも病院には執刀医の先生が待っていてくれ、「あらー カルロ! あんよはかなり良い感じに戻ってきてるね!」

なにせね、カルロ8世なんてけったいなお名前なもので、すっかりローマのクリニックの皆さん覚えちゃってるわけで。

早速、触診をしてくれる。
「柔らかいし・・・・太鼓みたいに良い音なっちゃうね。ガスだなこれ。」と言いながら、さっさとエコグラフ検査の先生に声をかける。

「はい、ちょっと冷たいよ。マンマの方見ててごらん。痛くないからね。」って、これ、ほぼ子供に言い聞かせのままです。笑

「ほら、ここ。これストレスだな・・・・ガス溜まっちゃったね、カルロ。意外にナイーブくんか。」

さっとお薬とリラックスできるようにマッサージという処方箋をいただいた。


フレブルのミックスのカルロは見た目がピットブルのミニチェアですが、実はかなり小心者。今回、突然痛いことになり、私と離れて入院、手術なんてことになったんだもの、さぞかし心細かったことだろう。
しかも移動はカルロが興奮しまくる車だったし。

そう、カルロは車に慣れていないので、いつもは乗せると大興奮をして動き回るのですが、今回、退院の時に搬送を手伝ってくれた友人Lちゃんが、「犬って子供と同じでしょ? 大丈夫。私の運転テク、子供を寝落ちさせるから」

「子供ってね、一定のスピードを保って運転すると黙って、寝落ちするのよ。これがね、市内とかに入って、右左に曲がったり渋滞にハマって止まったりすると起き出して、「ママー、もう着いた?」「まだ?」とかうるさく言いだすの」

Lちゃんメソッドがこれまた本当にカルロにも効いて、高速に入った途端、あんなに泣き叫ぶカルロがピタッと静かに。
術後4日目のローマに舞い戻り行もこのLちゃんメソッドを試すと、やっぱりカルロが暴れない。かなり快適そうな顔をして私の足元で空を見上げている。

幸いにも大ごとでなく、ドクターたちとも、にこやかに次の抜糸の検診など話しながら帰路に着く。
カルロもぎゃあああああ、また病院????とこわごわだった行きだったけど、無事そのままお家に帰れるとわかった途端、気持ちが上がったのか、手術後動かなかった尻尾がフルフル!
勢い、すたっと片足まで上がり男の子スタイルでおちっこまでできちゃった! 
ヘルニア発症から後ろ足が麻痺し始め、ずっと女の子スタイルで用を足していたカルロくん、見事な復活でございます。

「ブラーボ!!! カルロ!!!!!」 と見事な片足おちっこスタイルに執刀医のドクターたちの賞賛をいただいたカルロくんは、お家についたらもうお疲れちゃんで、ねむねむでございました。

もうマンマの方が劇疲れよ。








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# by viabellaitalia | 2019-03-15 00:47 | Bau Bau Park | Comments(0)

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刈り上げられた毛皮の下も
そのまま毛皮柄なカルロくんです。





イタリアって人間も手術から退院が早いですが、犬はもう・・・・早過ぎて、ほんとうに????と言うスピードでございます。

術後1日目のお見舞いの時に、ドクターから「経過が良いので、このままなら明日には退院ですね。」と言われましたが、カルロくん、痛み止めでぼーっとしてるし、後ろ足は立とうとするけど引きずっちゃって、見た目は、いやいやまだでしょ?

しかし本犬がすでに「ここ、痛いことするからやなの。おうち帰る!」と必死に玄関ドアの方に行って、そこから動こうとしなくて、病室のケージに戻すのが大変だったんです。
昨日手術したばっかりの犬を無理引っ張るわけにもいかず、ひたすら「明日にはお家に連れて帰るから、今日一日だけここで良い子にしてください。本当に、ほんとです。もう誓うから!」と言い聞かせる羽目に。

誓っちゃったからにはね、ちゃんと引き取りに行かないと。
前もって病院に電話もして、許可も出たので、前日のお見舞いにも来てくれた友人Lちゃんと、退院の準備万端にお迎えに行きました。

ローマの病院の玄関ドアを入り、「こんにちは」と窓口の方に挨拶をした一言で、その向こうの入院患者犬ルームにいるカルロが私だとわかったようで、哀れみたっぷりな声で泣き、私を呼び始めた。

昨日はまだ大きな声が出せなかったのに、今日はもうこんなに元気が出たんだ!と思いきや、退院はこのローマののクリニックからだけの話で、家に連れて帰るのではなく、月曜の早朝に担ぎ込んだヴェレートリの救急病院に後、1、2日ほど傷口の経過観察に入院させたほうが良いと。
「....と言うわけで、このままヴェレートリの病院に搬送できますか?」

えええええええええええ??????

本犬、家に帰る気満々な上に、ヴェレートリは距離こそ家から20kmほどではあるが、道が田舎の細い道1本で、交通渋滞にハマりやすく、家から40km以上離れたローマのクリニックに向かうのと同じくらい時間がかかる。
ローマのクリニックは距離は倍に遠いが、高速と環状線を使うので移動時間が実はあまりかからないと言う、なんともイタリアあるある。

しかも、ヴェレートリだと車を運転しない私には一人で行く手立てがない。入院中お見舞いにだって一人では行けない。

頼もしい友人であるLちゃんがこれらの事情を説明し、ドクターに掛け合ってくた。
ローマの病院のドクターも、それではと鉄の丘の動物病院に電話を入れ、傷口経過観察中と申し送りもしてくれたので、その夕方、無事カルロくんは退院しお家へ帰れることになりました。

久々にお家に帰って来たカルロは、何よりも安心したのか、食欲もあり嬉しそう。手術のために毛を刈り上げられた背中がちょっと痛々しいけど、移動で疲れたのもあるのだろう、自分のクッションに埋もれてうとうとし始めた。

昨日よりは後ろ足はしっかりはして来てるけど、それでもまだまだ引きずってるし、歩くもの辛そうと、彼の寝床の周りに数枚のトイレシートを置いて見た。
カルロは、この家に引っ越しして来てから、夜中のおトイレは彼の寝床よりはやや距離がある場所を使っている。距離にすると・・・・10mほど。
不自由な足では辛いだろう。
なんてね、飼い主は思ったんですが、次の朝、起きてびっくりです。
彼の寝床の周りの数枚のトイレシートには使用の跡どころか、その上を歩いた形跡もなく、一番遠くに置いてあった彼のいつものトイレシートで用を済ませていました。

年老いた両親などよく、「下の世話は、人にはお世話になりたくない。」と言いますが、若年で椎間板ヘルニアになった犬のカルロも、どうやら彼なりのプライドがあったようです。
犬って・・・・すごいですね。







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# by viabellaitalia | 2019-03-13 01:39 | Bau Bau Park | Comments(0)

術後1日目

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もう8年ほど前のことですが、私は、ここイタリアで人生初めての手術をしました。
日本で手術を受けることも可能ではあったけど、生活の基盤がイタリアにあるため、イタリアで手術を受けた方が、何かと都合が良いということで自分で決めたことだったけど、あの時、一人っきりだったことはいま、思い出しても本当に寂しい記憶です。

ローマの救急動物クリニックにMRI検査のために駆け込んだ時、カルロは痛み止めの点滴のためか、痛みはなかったようだけど、この痛いのなんとかして〜とでも言いたげに、検査に呼ばれると飼い主を放ってちゃっちゃとドクターと一緒に診察室に入って行きましたが、検査途中でそのまま緊急手術になった時、自分が手術を受けたときのことを思い出し、彼が麻酔から覚めるまで、絶対ここにいてあげたい、お見舞いだって絶対寂しい思いはさせない!と心に誓った飼い主です。

手術が終わり、麻酔から覚めるのを待っている間に執刀してくれたドクターが、もう一度外人の私にもわかるように手術の説明をしてくれました。
「この子、ミックスだけど本当にフレンチブルドックのマンマに似ちゃったのね。」と手術で取り出した椎間板の中を見せてくれました。
このとき、初めて聞いたのですが、犬種によって椎間板の水分が抜ける変性を起こす軟骨異栄養症の素因(遺伝子)を持つものがあるそうで、フレブルもその犬種に入ります。生まれつきこの素因を持つ犬は、骨の成長期(生後6ヶ月から2歳)の段階で椎間板の変性が始まり、椎間板の水分が抜け、弾力が失われるので、本来なら背骨への衝撃を和らげるクッション材である椎間板に無理な負担がかかりやすく、若年齢期(2歳から7歳)で椎間板ヘルニアを発症することが多いそうです。
カルロは今、5歳と3ヶ月。

子犬の頃からカルロはお腹をぺったり地面につけて股はパッカーンと開けた状態で伏せるのですが、どうやら、これが軟骨異栄養症の犬に多く見られるそうです。
って・・・・・ブルドック、みんなこれやりません?

しかも、うちのカルロはフレブルの骨格なのに、不明のパパに似ちゃったのがとにかく活発な性質で、必要とする運動量もハンパない。フレンチブルドックのこんな性質を知っていたら、もっと気をつけてあげれば良かったと思います。
雑種なだけに、フレンチブルドックを飼ったという意識がなかったのもあります。
今思い起こしても、いつカルロがヘルニアを発症したことがわからないのですが、時には長めのお散歩中のほんの些細な体の位置の違いでも発症するそうです。

「まだ断言はできないけど、麻酔から覚めたばっかりで、すで立ち上がろうとしたし、麻痺し始めてた後ろ足には痛感覚も残っているようだから、大丈夫だと思います。でも確実なところは明日を待って見ないと。もし、明日立てないようだったら、もう一度手術しないといけないかもしれません。」と聞いた時は目の前がさーっと暗くなる感じがしました。

月曜早朝の救急病院でのX線検査、血液検査、半日入院、点滴治療費で 250ユーロ
ローマの救急病院でのMRI検査に580ユーロ(全身麻酔費含む)
椎間板ヘルニア手術費用、全身麻酔、3日間経過観察入院分含めて 1780ユーロ

日本円に換算すると35万円ほどでしょうか? って換算したくない金額がカルロがぽんぽん痛いと訴えてから24時間以内に消えていった医療費です。
ここに持って来て、明日立てなかったら、もう一度手術って・・・・・この絶望感をどう表現していいのか。

麻酔から覚めたカルロとご対面するのに、入院患者犬のお部屋に入ると、大きめのケージの隅っこにぼーっと座っているカルロ。
私が入って来たことはわかるようだけど、動けないようで、痛さに疲れ切って憔悴しきった目で語りかけてくる。

「お利口さんだったね。エラかったね、カルロ」と彼のほっぺをそうっと触ったら、かすかに首を私の手の方に傾けて来た。
疲れさせちゃダメだろうなと、また明日来るから、お利口さんにしていてねと立ち上がると、か細い声で泣いて私を呼んだ。

なにせ手術を決めた時も、術後の説明を受けたのも私。
病院から帰る途中、心配して電話をくれた友人に説明するのさえ、本当にこれで良かったのだろうか?と自問しちゃって涙が出て来る。
もう賽は投げられた。
このまま行くしかないのだ。

同僚が午後の仕事でどうしても病院を後にしなくてはならなかったので、私が一人にならないように、同僚が友人にお願いしてあったのだが、急なことだったし都合がつかなかったのだろう。結局私は一人でずーっといたわけだが、次の日、お見舞いに行くなら、一人で行くなんて水臭い! 私も一緒に行くわよ!と友人Lちゃんが名乗りをあげてくれ、しかもわざわざローマのの駅まで迎えに来てくれて一緒にカルロの入院先の病院まで行ってくれたのは、本当に心強かった。
言葉の問題や、状況の変化についていけず、ついつい質問することがないままやり過ごしてしまう私の横で、どんどんお医者さんに質問をし、状況を明確にしてくれるこの友人は、その昔、私が人生初の手術を決断しなければならなかった日も、一緒にお医者さんについて来てくれた頼もしい人である。

さて、動物病院のお見舞いって???? 昨日みたいに入院患者犬が入っているケージの前に行くのかと思いきや、痛み止めを打ったカルロ自身が、まだもつれる後ろ足を引きずりながら待合室にいた私たちに駆け寄って来た。
「おちっこも自分でできたし、立ち上がろうとするし、経過良好ですよ」というお医者様の言葉に涙がまた出た。
「ただ・・・・私たちからだと、この子、食べようとしないんですよ。ご飯あげてもらえますか?」

術後まだ24時間しか経っていないの、どうやらもう普通にご飯が食べれるというのも驚いたけど、拾い食いしてはよくお腹を壊すカルロが、ご飯を食べないって????

看護婦さんから、昨日帰り際にカルロの好物はカリカリか柔らかいご飯か、聞かれたのだが、カルロの好物の柔らかいご飯が入ったフードボールを渡される。
鼻先に置いてあげても匂いを嗅ぐだけで、食べようとしない。
指ですくって口元に持って行くとパクリ。でもやっぱりボールからは食べないので、指にすくっては口元に運ぶ。

そうだった。拾い食い王のカルロは、子犬の時から他の人が「クッキーあげてもいい?」とクッキーや食べ物を渡しても、まず滅多に口にしないのだった。
たまたま食べたくないだけなんだろうなと思っていたけど、もしかして、こんなにも人懐こいくせに意外に用心深いのか????

もしかして、カルロって忠犬ハチ公だったりするのかしら????







最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!




# by viabellaitalia | 2019-03-12 01:55 | Bau Bau Park | Comments(0)

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朝はこんないい顔(どういい顔???)をしていましたが、
その後、大変なことに!



こちらのブログは、本来はオンラインショップVIA BELLA ITALIAのスタッフ日記なのですが、
当店マスコットのアニマルセラピー部 部長カルロくんが、日曜の夜、ぽんぽん痛いと伏せの体勢をしてから、
真夜中に救急病院搬送、検査入院、転院、検査の途中でそのまま手術という激動の24時間を送ることとなりました。

昨日「人間の子供も同じよー」と友人とも話していましたが、どうしてこういうことって、週末に起こるんでしょう?

彼がお腹が痛いと訴え始めたのが、日曜の夜8時。
いつもとちょっと違うなとは思い、この時点でかかりつけの獣医さんに電話をするも、携帯に出ないし、仕方がないので、上の階の獣医の卵に診てもらい、見立ては「毒物などの拾い食いではなさそうなので、ひとまず様子をみましょう」とはいうものの、飼い主なら、いつもの腹痛とは違うことはわかる。
友達の友達に隣町の獣医さんがいるので、よく知らない人だけど、電話をして見た。
「心配なら、やはり救急に連れて行った方がいいよ」とローマとフロジノーネという町にある救急を教えてくれるも、なぜか住所、連絡先を送ってくれたメッセージが取り込めない。イタリアあるある。

痛みに鈍感なブルドックの血が濃いカルロが、痛みをずーっと訴え、真夜中2時過ぎに耐えきれなくなり、私に抱きついてきた時、これはもうただの腹痛じゃない! 何が何でも救急に行かなきゃ!
と思うも、私は車の運転ができない。何十キロと離れた救急にどう搬送しよう?

ここで日本の皆さんだったら、タクシーは?と考えるに違いない。
ものすごくど田舎という街ではないのに、残念ながら鉄の丘にはタクシーがない。イタリアあるある。
動物の救急車ってないのかしら?とローマにの動物救急病院に電話をするも・・・・・誰も出ない。
こんな時にとメモってあった、イタリア全国共通動物救急電話番号に電話するも、誰も出ない。。。。。。イタリアあるある。

こんな時間に起きてる可能性大の友達に電話するも、残念、遠くの街でお仕事中。
もう、策なし!と上の階の同僚の携帯に電話するもマナーモードみたいで電話に出ない。
勢いドアをバンバンして、叩き起こしてヴェレートリという町の救急に運んでもらった。

救急の獣医さんは、カルロを見た途端、「これは消化器系の問題じゃないわよ。神経よ!」
なにせ真夜中、救急24時間体制と書いてあってもイタリアですから、電話にさえ出ないところも多いので、前もって電話をして、容態を伝えてあったのだが、後ろ足がもつれてよろけるカルロを見て、獣医さんはすぐX線検査をした。
「やっぱり! 椎間板がおかしい! でもX線じゃ、どう神経を圧迫しているのかわからない」とその場で、朝になったらローマの病院にMRI検査に連れて行った方が良いと。

ひとまず救急で痛み止め投与入院をさせ、ローマの病院でMRIの検査予約が取れたら、連絡してくれることになり、一度家に戻ったのが、朝7時。

「MRI検査は高いから、本当に受けさせるか考えてください。」とは言われたが、愛犬の苦しむのを見てて、お金には変えられない。でも、やっぱりかなりなお値段で、最初はてっきりヴェレートリの病院からローマの病院まで病院側で搬送する代金も入っているのだろうと思ったのは甘かった・・・・・。 イタリアあるある。

私がMRIを受けた時は、鉄の丘の病院から検査先の病院まで救急車が搬送してくれたので、犬もかな?なんて思ったのが、おバカさんでした。

はい、またもや同僚の車でカルロを受け取りにヴェレートリの病院まで行き、並行に、こうやって犬を抱えてくださいねと言われたって無理である。興奮しまくって車の中を動き回るカルロを抱えてローマの病院まで車を走らせる。

カーナビでやっと辿り着いたローマの病院はテキパキと問診、簡単な検査をし、MRI検査へと進んだ。
なにせ、犬ですから動くなって言ったって無理です。まずは全身麻酔。そして検査が終わるのはそれから3時間ほど後。
ここで同僚もどうしても外せない会議のために、先に鉄の丘へ戻り、私はカルロの検査が終わったら、その時捕まえれる友人に頼み、車で先のヴェレートリの病院にカルロを連れて帰るという手はずを整えていた。

3時間もかかる検査の前に、先日の夜から何も喉を通らなかったので、さっと軽食をすませ、ローマの病院へ戻る。
待ち時間に少し仕事を片付けようとした時だ。一人のドクターが近づいてきて、「まだ検査の途中なんですが、13番目の椎間板が潰れ、中のものが神経側に出てしまい、麻痺が起こっていると思われます。早く手術をした方が後遺症は少ないと思います。幸い、すでに全身麻酔ですし、今同意いただけるとそのまま手術に移行できますので、犬の負担も少ないかと」

この時、私はローマの動物病院でたった一人で待合室にいた。
専門的な医療用語はわからない。でもわかりやすいように噛み砕いて説明してもらっても、あまりの展開、そしてその早さに、思考がストップしてしまいそうだった。ましてや昨晩は一睡もしていない。
つい12時間ほど前までは、腹痛と思っていたカルロが椎間板ヘルニアって?
彼がいきなり悲鳴をあげたわけでもないし、どこか高い場所から飛び降りたわけでも、落ちたわけでもなかった昨晩をどう思い起こしても、ヘルニアを起こした瞬間が思い当たらない。

昨晩お散歩から帰ってきた時、彼は大喜びで尻尾フリフリだった。
足拭きの後、いつものご褒美をあげた時、最初の一口目はいつも通り、大喜びだったのが、その後のものはぽいっと床に捨ててしまった。大好きな半生タイプのおやつを残すのは体調が悪くなる予兆である。
その半時間後にカルロが伏せをして、ポンポンが痛いというそぶりを見せ始めたのだ。

「ヘルニアは、時々、本当に些細な動き、あるいは、置いた足の場所の不安定さだけでも起こるんです」とドクターは、君のせいじゃないからとは言ってくれるが、いきなり愛犬がヘルニアと言われて驚かない人はいないと思う。
しかも、犬の医療費は高額だ。

その朝、早朝の救急の支払いだって夜間料金が入って、とほほな額。
MRIだって、イタリアでは家賃1ヶ月分相当。
そこに持ってきて・・・・・イタリア人の平均月給よりお高い手術費が、目の前で見積もられていく様は悪夢としか思えない。
しかも、ヴェレートリの救急もローマの病院も初めてきた場所で、本当に良い医者なのかもわからない。
もしかしたらぼったくられているかもという不安が拭えないのに、その場で決断しないといけない心細さ。

「手術費は決して安くないです。僕たちは、もちろん手術を別の日に伸ばすことも可能ですが、時間を置けば置くほど神経の損傷は大きくなります。放って置いて良くなるものではないんです。例えば明日になってもまだ彼の下半身の感覚があるかどうかさえ、保証はできません」

もう、頭の中は真っ白で、とてもじゃないけど判断不可能。
せめてイタリア人の同僚に説明を聞いてもらった方が良くないかと考え、その場で電話をするも、さっき別れたばかりの同僚は、運悪くローマの環状線トンネルの中らしく通じない。イタリアあるある。

まだたった5歳の当店マスコット犬カルロくんが、下半身不随というのはなんとしてでも避けてあげたい。
ただただ、その思いだけで手術の同意書にサインをした。







最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



# by viabellaitalia | 2019-03-08 01:50 | Bau Bau Park | Comments(0)