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今のうちに美容院行っとくべきかも_d0346364_00493225.jpg

フィレンツェで見つけた
ペンギンカットの美容室



イタリアはここのところ、またググッと新規感染者数が毎日上がってきて、なんとも不穏な感じです。

再びロックダウンにならないように、政府から瀬戸際な対応条例が出ました。
施行は10月15日からということですが、一番、大きく変わるのはまず自主隔離期間が14日から10日とやや短くなります。

今後、基本的にはプライベートな集まり、個人宅でのパーティも基禁止。
ロックダウンはしないけど、個人宅のパーティーさえ禁止。
この部分は、今後、人数を設定して何人までの集まり、パーティならOkと幅を持たせると思いますが、
まずは禁止から始めるようです。
というのも、個人宅の集まり、プライベートなパーティーと小規模なものは、どうやったって管理はできないわけで。
ましてや、イタリアは、例えば日曜日の親族ランチ。これも立派な個人宅でのパーティーに入るわけだし。
でも、これは春先のように外出自体が禁止にでもしない限り、イタリア人には無理なお話。
3月にロックダウンになった最初の週末でさえ、友人たちが近所に住んでいる両親や、兄弟の家に集まって、
「ロックダウンの週末は、家族で過ごしていまーす」という写真がいっぱいFacebookに上がってきていたし。
こらこら、そこでもうだめでしょー!とツッコミどころ満載。

うちの近所でも、友達、親戚を呼んだお誕生日パーティもよくやっていたし。
だって花火まで打ち上げてかんぱーいなんて大合唱まで、外まで聞こえちゃって一目瞭然、外出規制の中、
みなさん集まっちゃってるのがバレバレ。
今更、外出規制もない中、個人宅での集まり禁止って、ほぼ無理な話。
新聞では、公的機関が監視できないこの手の集まりは、近所の人たちから通報や
また、前持っての警察での届け出、当日、警官による視察とか盛り込みたいようですが、
現実的ではないし、正直、この方針は怖いぞ。
イタリア国民を昔の秘密警察やKGB(って古い?)にでもさせようと政府が思っているのなら、
非常に危険な話です。

本来の敵はコロナウィルスなのに、近所の人、自分の家族以外を敵とみなす方向に持っていくのはお門違いかと思う。

マスク着用も今日から、会社の中も着用義務が始まりました。
そう、オフィスだと同居している人以外のグループの中にいるわけで、さらに外部から人も入ってくる、接触が想定されるので、
オフィスの中もマスク着用です。
当たり前だけど、スマートワーキングの人は必要ないですけど、わざわざ一文が付け加えられているのはやや笑えます。
スマートワーキングって、自宅から働くこと、日本だとリモートワークと呼ぶのかしら?
自宅なので他人と接触しないですしね。

しかし、これ、実は、すでに我がオフィスが問題でございます。
今年になってからは特にオフィスには私と店長とカルロくらいし常勤しておりません。

店長と私のお家は元々は一軒家を階で区切っているだけ。
書類上は同居ではない(世帯が違う)けど、同じ屋根の下。

なので、家から一緒に店長の車で通勤してきて、そのままオフィスにいるという状況は、
「家のままの環境」何ですが、警察なんかが見ると、私たちは家族ではないので、違反を切られ兼ねない。

2週間ほど前の週末に店長家族に誘われ、近くのアウトレットまで行ったのですが、
その車中、「警察に止められたら、どう説明しよう?」となりまして、
落ち着いたところが、私は養子らしい 爆笑
「私より10歳以上年上のミカを養子というの、めちゃくちゃ無理あるんだけど?」と吹き出す奥様
「ミカはー、私のお姉さん」とさらに無理がある意見をぶちまけた店長のおチビちゃん 6歳。
「俺が、結婚する前に養子に取ったということで」となんとかまとめる店長 笑

ロックダウン回避のための新しい条例ですので、今後もさらに厳しいものになる可能性もある。
また車の同乗者の乗る位置までの指示も出てくる可能性大です。

本当はこの週末、友人たちを招待してランチをしようと思っていたのですが、
先週はちょっと仕事がバタバタして、店長が気持ち的に追いつかず、先送りにしたんですが、
冗談で「またロックダウンなっちゃってパーティなんかできなくなるよー」って言ったのが、
やっぱり冗談で終わらないようです。

やばいな・・・・・今のうちに髪切りに行っておいた方がいいかしら?









最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



# by viabellaitalia | 2020-10-13 00:51 | イタリア広場

私のフィレンツェの教会・オンニサンティ教会_d0346364_00530208.jpg




今年のお誕生日はフィレンツェで過ごそうと決め、お誕生日の朝は、たまたまドアが開いていたホテル近くの教会に入った。

イタリアの町は元々教区で分けられる。
日本でいうと町内会のように、各教会毎に担当する地区があり、その地域で分けられる。
カトリックではない私も、イタリアの町に暮らすと知らずとどこかの教会の教区に属していることとなる。
属しているからと言って、別に礼拝に行くわけでもないけど、子供の時に通ったプロテスタント系の教会で習った「教会は父なる神の家」という言葉通り、外国に暮らす自分にとって教会は、困った時、疲れた時に、いつでも帰れる「実家」の位置に勝手であるけどさせて頂いています。

実際、ローマに来たばかりの頃は行き場所がないとき、よく家の近所の教会の椅子に座り、時間を潰したこともある。家が近かったローマのサンタ マリア マッジョーレ大聖堂を私はちゃっかり自分の教会と呼び、その頃お付き合いをしていた彼も近所に住んでいたので、待ち合わせは大抵、教会前の広場だった。
カトリックのしきたりに疎い私は、いつか結婚するときは、やっぱり「自分の教会」なんて思っていたけど、後になってまず私はカトリックではないし、ローマの4大大聖堂の一つであるサンタ マリア マッジョーレ大聖堂では一般人の結婚式などは取り扱わないということを知ったときは、かなりがっかりしたものだ。

イタリアに暮らして20年。
今の私はなぜかフィレンツェにとても心引かれるものがあり、お誕生日の朝に迷い込んだ教会、オンニサンティ教会を、私のフィレンツェの教会に(勝手に)決めた。

ローマに帰って来てから、オンニサンティ教会のことを調べたら、なんと私が大好きなボッティチェッリが眠る教会だったことを知った。
あの朝は、お誕生日をフィレンツェで過ごせることを感謝するために教会にぽろっと入っただけで、中をよく見なかったんですよね。
これは絶対再訪しなきゃ!と思っていたところに出張が入り、仕事の合間に私のフィレンツェの教会(しつこい)に行って来ました。

お誕生日にたまたま入った教会にボッティチェリが眠るなんて、なんだか運命的なバースデープレゼントを頂いた感じがしちゃって、もう絶対のフィレンツェの教会はここに決定いたします。(しつこい)

そう、フィレンツェってこういう素敵なサプライズに出会うことが多く、知れば知るほどもっと知りたくなる町なんです。

それにしても、ボッティチェリって素晴らしい名作を残し、メディチ家からの依頼も多かったと思うけど、メディチ家の色が濃いサン ロレンツォ地区からはやや離れている教会にひっそりと埋葬されている。
今は、ボッティチェリのお墓とプレートが飾られ、絵まで飾られていますので、ちゃんと注意して見て回ったら見つけれるけど、お祈りでもしとこーな感じで入ったお誕生日の朝なんか、祭壇の奥にある彼のお墓には全然気がつかなかったし、今回もボッティチェリのお墓を目当てで入ったのに、最初気がつけずスルーしちゃって、もう一度戻って探し回ってやっと探し当てました。

ルネッサンス期の巨匠の一人でもあるボッティチェリ、改めて彼の生涯を知りたくなりました。







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# by viabellaitalia | 2020-10-09 00:54 | Buon viaggio通り

外出規制はない。。。そうです。_d0346364_01324195.jpg


一人用にハーフボトルのワインをお願いしたら、
ちゃんとこの形、トスカーナらしい
キャンティ フィアスコの形のボトルが出てきて
ほっこりしちゃった




9月の末に学校がイタリア全国始まり、じわじわ、時々どーんと新規感染者の数がまた上がってきています。

なんとか毎日の新規感染者数が2000人以下だったのに、先週いきなり2500人を超えてから、今度は2000人を下らない。

先週、いつものようにお昼に帰ろうとした時、店長から「マスク、マスク! ラツィオ州、屋外もマスク着用義務令出たよ。」と。

6月から新規感染者がなかった市のフェイスブックページにも、新規感染者が20人出ていると報告が出てきた。

3月から6月のあの感染拡大がひどかった3ヶ月でも、この町は全部で21症例しか報告されていなかったのに、いきなり20人と言うことは、どこかでクラスターが発生していると言うことだろうか?

奇しくもマスク着用義務が発令された夜、うちの近所の大きな広場の街灯が消えた。
最初は、ここ数日の悪天候で電気が切れたのかな?と思ったけど、広場だけではなく、面しているポルティコと呼ばれる回廊部分まで電気が消され、真っ暗なのは変。
きっと週末に人が集まってこないように電気を消したに違いない。

週末には、コンテ首相から直々にイタリア全国屋外もマスク着用令や、飲食店、バールの営業終了時間が23時に規定された新しい対応策の条例が出た。

緊急事態宣言も、なんと来年の1月31日まで延期されました。
と言うか、イタリア、ずっと緊急事態のままでございました。

それでも、これ以上生産、経済にダメージを与えるわけにはいかないと
ロックダウンは今の所ないようです。

「来週さ、ランチに友人呼ぼうよ」とこの日曜日に上の階の店長と決め、
ランチメニューなんかも打ち合わせ済みである。

「まずは、来週末のお天気を見てみよう」

だね。

「ってさ、今年ってこうやって予定立てて動いてるときに、ロックダウンではい、さよならなんだよね」

って、笑えないし。
みんなから大ブーイングを食らった店長でございました。

それでなくても、田舎だし、普段出歩かないままこんなに季節が流れ、先月フィレンツェに行った時に入ったレストランで、家族連れや仲良しグループでわいわいご飯を楽しんでいる人たちをみて、本当に久々に「普通」を垣間見た気がしてとても嬉しく、ホッとしたのだ。








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# by viabellaitalia | 2020-10-06 01:51 | イタリア広場

フィレンツェに行ったら必ず覗くウィンドウ_d0346364_01171515.jpg






フィレンツェに行ったら必ず覗くショーウィンドウがある。
サンタマリアノヴェッラ教会からアルノ河へ向かう途中にある彫像が所狭しと並ぶギャラリー。

ここを覗くたびに、必ず1体は、「あああああ、欲しい😍」とハートがときめいてしまう出会いがある。
いや、あってしまうのである。


あああああ、欲しいと思っても相手は彫像。
お高いし、100歩譲って買えたとして、置く場所なんか、我が家にはない。
でも、このお店の前を通るたびに、「ああああああ、欲しい」と思わせる何かがある。

フィレンツェと言えば、メディチ家。
昔の上流階級の人はこうやって家のインテリアとして彫像を職人に注文したり、買ったんだろうな。
まあ、彼らの家には置く場所は充分あっただろうけど。




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この子も連れて帰りたい候補その2




21世紀の現在、庶民なおうちに暮らす私でも、ハンドクラフト作家の商品って何かハートを鷲掴みにされてしまう威力がある。

急に寒くなった昨日、ふと考えたら革ジャンもバックもちょっと風代わりな形のお気に入りの帽子も、アクセサリーさえ、私の愛用品にはハンドクラフト作家さん、職人さんのものがいつの間にか多くなっている。

やっぱり手仕事で作られている商品って、細かなところまで気が配られていて、使いやすいし、作り手の想いやストーリーを語りかけてくる何かがある。
私は、きっとその部分が好きなんだろうな。

考えてみたら、子供の時から作家ものが好きだったかもしれない。
親子でドライブ途中に寄った陶器の窯元さんで、気に入ったら徳利とか買い込では、
子供部屋に大切に飾ってあったっけ。
(当時小学生の私に、徳利を買い与える親も親か?)

「このアクセサリーをつける人に幸せを運べたらいいなって、そんな想いを込めて作ったんだよ。」と、豊穣のシンボルとしてドライフラワーにした小麦の穂をパッケージの箱に結んでくれたサルデーニアのアクセサリー作家さんもいたな。

これからも少しづつ、魅了された職人さんたちの作品を買い揃えて行きたいし、もしかしたら突然お金持ちになって、恋してる彫像たちを買い、置いてもおかしくない大きな家のオーナーになれるかもしれない。
頑張ろうっと!



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この子も欲しいいいいいいいい
カルロと似ているので、
この際、カルロの水飲みボール
って大きすぎるけど 汗











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# by viabellaitalia | 2020-10-02 01:24 | I love shopping通り

寒い季節のお楽しみ カントゥッチとヴィンサント_d0346364_18520530.jpg




先週のフィレンツェがあんなにも暑かったのに、イタリア、突然秋がやってきました。
先週と比べると気温が勢い10度以上下がった雨の週末。

こんな日は、友人たちとゆっくりカントゥッチをヴィンサントに浸して、ボリボリ、ちびちび。。。
おしゃべりして時間が過ぎていくのが、寒い季節のお楽しみ。


2月のバースデー旅行のフィレンツェで、せっかくだからお誕生日の日は食後に何かケーキでも頼もうと思ったら、

パンナコッタか
ティラミスか、
トルタ デッラ ノンナか
カントゥッチ

の選択で、カントゥッチ以外はローマでいつでも食べれるしとカントゥッチを頼んだ。

ヴィンサントに浸してちびちび、ボリボリ。。。。
ちょっとバースデーケーキと考えるとしょぼいけど、
素朴でヴィンサント香りががなんとも華やかで
ある意味、ちょうどそんな感じのお誕生日だったし、
こういう組み合わせも良いかも。

前回はせっかくだからと専門店でカントウッチを買い込んだはいいが、
お家にヴィンサントがなかった。。。。
がびーん。
急いで今度トスカーナに行ったら買ってくるものリストにヴィンサントを加えた。

でも、いざ美味しいヴィンサントが欲しいと思っても、美味しいカンティーナも知らないし、
ローマのスーパーで買えるようなものも嫌だなと、
今回の出張前に、フィレンツェの中央市場のエノテカにお勤めという日本の方に連絡を取ってあったのだ。
なんと、試飲もできると聞いて、
街中でご飯を食べて、ドルチェを取らずに市場に直行しちゃった 爆

お薦めの中から3タイプ試飲をさせてもらったら、
当たり前だけど、ワインのように3本ともそれぞれ香りも味の開き方も違い、
飲んべえな私には至福の時間。
香りが邪魔せず、程よく味が口の中で広がものを選びました。
もうね、大切に大切に持って帰ってきました、この1本。
そして、早速この週末の寒い夜に開けました。早っ

フィレンツェについた夜に出かけたホテル近くのレストランで、
次の日の仕事の緊張とローマからの移動の疲れと暑さで、
ドルチェをオーダしなかったんですが、
お会計の後にお店の方が「せっかくだから、ご賞味くださいな」とヴィンサントとカントゥッチを振舞ってくれた。
最初は、お腹が一杯なのでと断ったのだけど、せっかくだし1個くらいはなんとかなるだろうと思っていただいたら、「うわー、美味しいねこれ!」とつい唸っちゃったら、お店の人が「でしょ? 明日の朝ごはんにでも食べて!」と袋にざざっとカントゥッチを一杯入れてくれちゃった。
初日の夜にいきなり太っ腹なフィレンツェ人のレストランに迷い込んじゃいました。
フィレンツェにこういうイメージはなかったので、ちょっと嬉しいハプニングでした。

ローマに帰る前にサンロレンツォ地区の老舗カントゥッチ屋さんで、少し買い足し、
今年は特にね、いつまたロックダウンになるかもわからないし 汗

またすぐトスカーナを再訪することを願いつつ、カントウッチとヴィンサントをボリボリ、ちびちび楽しむ予定です。










最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



# by viabellaitalia | 2020-09-29 18:55 | 食いしん坊万歳通り