ゆっくり、ゆっくり

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イタリア人に、なにかを愚痴ると、みなさん「大丈夫よー 焦らない焦らない。ゆっくりゆっくり」とは言ってくれますが、正直なところ、ざけんなよっ!と言い返したいくらい切羽詰まっているのよ。


ゆっくり、ゆっくり待ってたら、何事も動かないのよー!!!!


実際、我が家にIKEAからどーんと100を超えるキッチン部品が届いたのは・・・・・29日前。

引っ越し屋さんが荷物を運び入れつつ、我が家の半分を閉める段ボール箱たちを見やり、「俺でも、これ3日はかかるな。」とプロの時間計算。


あたくしど素人ですから。

しかも頼みの綱である、ってかキッチンの所有者である店長が自分の引っ越しが終わらないので、キッチン組み立てに時間がさけない。

じゃあ、他の人を頼もうよ!と言ってみるも、高い買い物だっただけに、下手に組み立てられたら困るとか言うし。


で、実際、店長のお墨付きのお友達にお願いして組み立てを開始いたしましたが、やっぱり組み立て間違えちゃって、修正するのに、組み立ててくれたのと同じくらい時間かかっちゃったし。

IKEAの家具って、組み立ての工程がちょっと独特。

誰にでも組み立てられるように出来てるけど、それはマニュアルをちゃんと読んで、その通りにしないと最後にはハマらないとか、ずれるとかの問題が発生しちゃうわけで。


しかもキッチンですから、各パーツにはなってるけど、やっぱり一人では重過ぎて、大き過ぎて扱えないものも多く、さらに、あたくし釘打ちがめっちゃ下手だと判明。


天国のお父さん、ごめんなさい。

日曜大工が得意だった父は私が幼稚園くらいから、釘打ちの練習をさせてくれましたが、残念ながら才能ないです。


釘打ちがないところを一人で、開いてる時間にちまちま組み立て、週末に数時間、店長に手伝ってもらうというカメのごとくのろのろと29日もかけて、未だこの状態。



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しかも、IKEAっていけずです。

全てをIKEAでまとめて買ったのに、シンクに蛇口を取り付ける穴も、ワークトップにはコンロのための穴も開いていない。

これってきっと、IKEAの組み立てサービスをお願いしていたら、前もって全部カットしてあったんだろうと思うけど、自分で組み立てます!といらんことを店長が言っちゃったし。


「焦らない焦らない。ゆっくりゆっくり」


って、もう引っ越し前から計算すると1ヶ月半もキッチンない生活なのよ! ゆっくりなんかしてられないって。

しかも、今となってはキッチンがゴールになっちゃてるけど、先日書いたビデもチューブの長さが足りないというところで止まっちゃってるし、照明ライトも、キッチンのテーブルの位置決めてからだねーで、まだテーブルさえ組み立ていないので、照明は裸電球。

バスルームはビデがつかないので、他の全ての工事は止まったまま。



今週末は、自称IKEAのキッチン組み立てマスターのピサーノくんが助っ人にやってきますが、彼にだって、一日では無理だと思う。


まだ、大きなキッチン家具は組み立てないし、各カセットを設置するレールを取り付けて、キッチン全体の高さを調節し、扉を取り付けて、ワークトップに電動のこぎりで穴を開けて、シンクにも蛇口取り付けの穴を開けて、水道管をつないで、ガス管つなげて・・・・・・・・・。


書いただけでも、こんな長いもん。

自分では怖くて電動のこぎりでトップに穴を開けるとかができないし、ガス管の配管なんてあたしが出来る事じゃないので、人頼みというのがなんとももどかしい。


きっとこの家をすべて快適に作り上げたら、次のところに引っ越すんだろうな、あたし。


店長の元家のお隣のおばあちゃんが、彼女も家を新築したときキッチンどころか水の配管さえなく、近くの井戸まで毎日、水を汲むのに通った時期があり、

「私もあの頃ね、今で言うプチ鬱? になっちゃって激やせしたのよ!」と言っていたけど、本当に今回の引っ越しは精神的にもダメージ大きいよ。







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# by viabellaitalia | 2017-11-08 20:42 | イタリア広場 | Comments(0)

ローマで立ち食いパスタ

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キッチンなし生活続行中のあたくし、そろそろターボラカルダのイタめしにも飽きてきて、どうにもこうにも食欲がわかない。

「食べたいときに、食べたいものが食べれない。」が私にとってはどんなダイエットより効果大。


お腹は空いてても、食べる気を失くしてしまい、食べない。食べれない。なので痩せる。のパターン。


心も体も疲れきっちゃってるときには、日本食で食欲を戻すぞー!!!と先日のローマでの買付のランチ時間は、さーてさてさて!!! どこでランチする??とめっちゃ期待しながら探しましたが、この日だからこそ行きたかった日本食レストラン、ラーメン屋さんが全て定休日。

チーン。。。。。。。。。



かといってここまで来て、マクドは嫌だ。

ひとまず日本食ならいいというのも嫌だ。

飽きに飽きちゃってるターボラカルダ系のイタめしも嫌だ。

一人中華か?とも思うも買付先近辺でめぼしい中華もなく。


でも仕事で出て来たので、正直、レストランなどでじっくり腰を落ち着けてという時間はないし、なにせ毎食外食ですので、お財布も辛い。


うーん、うーん。。。。

キッチンなしという、メンタルからの飢えを解消するには、やっぱりそこそこ美味しいものを食べないと。


と、本来の仕事である買付をそっちのけにまず、お昼ご飯をどこにするかが、その日の命題になりかけていたとき、ふと思い出した。


スペイン広場から伸びる通り、Via della croceには美味しいパスタ屋さんがあることを思い出した。

しかもここは、お昼時間には自慢の生パスタを使ったプリモを超お得価格で提供しているんでございます!

お店の中は商品が置かれている陳列台の隙間に立ち食い客用にちょっとしたスペースが設けられてあり、ペットボトルに入ってサーブされるお水(多分水道水)と日によっては赤、白ワインは無料で、ランチのお値段は4ユーロ。

スペイン広場界隈でこのお値段はあり得ない。

懐にも美味しいこのパスタ屋さんのプリモのみランチは、そんじょそこらのレストランよりも美味しいんである。


ターボラカルダのパスタは、伸びきってしまわないようにショートパスタのメニューが多く、スパゲッティやタリオリーニなどロングパスタはなかなか出会わない。

イタめしには飽きていたけど、つるつるっと長いパスタが食べたくなった。

元々麺好きなので、疲れたときっておそばとかうどん、とにかく長麺が食べたい方なので、これはこれで納得チョイス。しかも立ち食いで、気分は立ち食いそば 笑








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# by viabellaitalia | 2017-11-08 01:22 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

カルロもバールで朝ご飯

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イタリア式の朝ご飯にすっかり慣れていますが、いや、慣れすぎてて寝起きにコーヒーがないと目が覚めません。


現在キッチンなし生活のため、水が出るのは、トイレの洗面台のみ。

コーヒーのマッキナを用意するのも、トイレってのは嫌なので、市役所前の広場にあるバールはワンコ連れでも、オーダーするためなら、お店に入ってもいいので、カルロの朝の散歩がてら、ちょっと遠いんですが、そこまで足をのばして、ついでに朝ご飯。


最初は、あーあー、生活向上のために引っ越しを決めたのに、生活水準がた落ちじゃん。と悲しい気持ちで始まった、バールでの朝ご飯。

広場の一画にあるバールは毎朝、常連さんが1杯のコーヒーや、私と同じくバールの朝ご飯をしに、早朝からひっきりなしに立ち寄って行きます。

ママさん一人できりもりしているこのバールは毎朝5時に開店しているとのこと。

常連客の中にはカルロが一時期通っていたドックランのメンバーさんもいて、朝のコルネット(菓子パン)を頬張りながら、あっれ????どーしたの?と会話が始まり、すっかり私とカルロも常連客。


最近は、毎朝、バールのドアのところで「ぼんじょーるの!」と声をかけるだけで、ママさんが「今持ってくわね!」とわざわざオーダーもしなくていい。笑

さらに! 私のコルネットとカプチーノと一緒に、カルロ用の朝ご飯までついてきます。


ママさん手作りのサンドイッチで余ったパンの耳を、バール顧客犬に振る舞ってくれちゃうという太っ腹バール。

常連客さんたちも「カルロー! ボンジョルノー!」と声をかけてくれては撫で撫でしてくれるので、最初の頃はすぐ飽きては鼻を鳴らしていたカルロにとっても、楽しい場所になりつつあります。


捨てる神あれば拾う神あり。イタリアってこういう小さいけど、嬉しい出来事多いです。


「まだキッチンないの?」とはドックランメンバー。そうだよね。キッチンないのって話してから、もう2週間ほど過ぎてるもんね。そんな巨大なキッチンってな訳ではないんですけどね・・・・組み立てに時間がかかっちゃってるの。

しかも先はまだ長い。









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# by viabellaitalia | 2017-11-07 00:46 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

ねつれつー!

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写真はお題に合わせて、イタリアの下着メーカー INTIMISSIMIから



この夏、あたくし、ひとつ重大な事を知りました。これを良く知らずに使っていて、エラい目に遭遇していたのでございます。


元を正せば、日本語とイタリア語のひとつの単語に対しての意識の違い。


日本のみなさんも良く知っている単語アモーレ(愛)も日本人が思う愛とイタリア人が定義している愛ってちょっと違うんじゃないかと。


それは長年の痛い経験で身に染みて理解いたしましたが、今回もそんな引っかけがあったんでございます。


よく、男性から「Sei passionale? 君は情熱的な方?」と聞かれます。


Passionale パッショナーレ  辞書を引くと形容詞で情熱の、激情の、と書いてあります。

英語のPassion パッションだわね。


さて、私は情熱的か? と自問する。

私は、確かにどちらかというと情熱的な方だと思う。感情の幅も大きく、好きな事にはとても集中するし、恋愛に関しても「恋愛体質」であった(過去形)

昔日本の男性とお付き合いしていたとき、なかなか仕事が忙しくって会えないという相手に正直に「会えなくて寂しい」と言って振られました。


失恋の痛手から抜けれない私に、女友達が「ミカさんには、日本人男性は合わないと思う。」と。

あまり愛情を表現してくれない日本人男性には向かないのでは?と言われて、外国の人とつきあってみたら?とアドバイスをいただいたけど、当時の私の未来予想図には、全然外国人男性は出ていなかった。


運命って不思議なもので、そんな私がなぜかイタリアにたどり着き、イタリア人パートナーとぎゃーぎゃー泣いて笑って喧嘩する、こういうのは性に合っているんだと悟ったあたくし。


うん、あたしは情熱的な方だなと、Yesといつも答えていたけど、この後ね、会話が噛み合ない。


そうなんだ。君は情熱的なんだ。実は、ぼくも♥


の、この♥が、変でしょ?


なんで、こういう展開になる? いきなりキスをしようとする相手を交わしつつ、いつも不思議に思っていたんでございます。


この夏に、ピサーノくんが「ミカって全然情熱的じゃない。Non sei passionale」と言うので、ええええええええええ、あたしPassionaleだよ?


「いや、君は火のように激しいけど、情熱的ではない。 Sei fuocosa ma non sei passionale」と言われて、その違いを問いただして・・・・・・びっくり。


Passionale 情熱の・・・・・・ではなく、もっとわかりやすく、実際の使い方的な訳は「好きもの」ですって答えちゃっていた訳で。汗


おーまいごっとおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!


ちなみに、私は歴史が大好き、熱烈に好きですと、こういう場合は


Sono appassionato/aで、「あ」が入ります。


あっぱしょーなーたよ、ミカ! あっぱっしょなーた! ぱっしょなーれとは違うの。言ってみて、あっぱしょーなーた!


と、またやらかしちゃったと笑い話でネタを提供したかったのに、くそ意地悪いイタリア女が、揚げ足取りして、話の腰がぼっきぼきに折れましたけどね。






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# by viabellaitalia | 2017-11-04 00:59 | イタリア広場 | Comments(0)

たかがビデ されどビデ

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写真はIKEAさんから。
このセットを、先日組み立てました!
私のバスルームの壁は、明るい色に塗る予定でーす。


「ビデがないって、普通じゃないよ! 女の子なんだからさ、Dignitoso(尊厳ある)なバスルームを持つべきでしょ?」


とは、新しいおうちの初見後に離れて暮らしているピサーノくんに、自分がどんな家に引っ越そうとしているのかを見てもらおうと撮影してきた写真を送ったときに勃発した名付けて「ビデ獲得戦」の開幕の一言である。


だいたいおうちの初見のときって、興奮と緊張で結構、いろいろ見逃すことも多い。

見る前に絶対、これだけは外せないという条件であったプライベートバスルームがあるか? 寝室は? 暖房はどうなのか?の方が最優先になっちゃってて、その存在を確認しただけで、ほっとしちゃっていたというのはある。


「今住んでいるおうちより、ずっと広いの。お庭もあるんだよ! 小さいけどプライベートのバスルームもあるの。」と送ったバスルームの写真にビデがないこと、壁のタイルに大きな傷があることを彼はすぐ気がついた。


私が日本を出た17年前までは、一般家庭にウォッシュレットがある事自体珍しかったし、ビデの存在は大学生のときにイギリス留学したときに初めて知ったくらいで、それほど身近な生活アイテムではないというのはある。

イタリアのおうちには確かにビデは、今までは必ずついていたけど、正直、毎日使うものでもなかったので、完璧にスルーしてました。


あれば、あったで使うけど、なければないで大した困るものでもないでしょ?


なんて言っちゃったもんだから、ビデ獲得戦勃発です。


「それでなくとも、君、最近さ、更年期障害で婦人科にかかる事も多いし! ビデでちゃんと洗わない女なんて、そんな不衛生な女とは一緒にいれないじゃないか!」


「ビデが必要ない。なんて、もう別れるよ!」


ええええええええええ??????? !!!!!!!!!!!


ビデごときで別れ話って、笑えないって。


ビデ本体は日曜大工のホームセンターなどで5000円くらいで売っているらしいが、取り付けるには給水管と配水管をつける必要がある。

賃貸のおうちなので壁に穴を開けての配管工事というのは大事である。


「私のお父さん、配管工だから、大丈夫よ!」とは新しいおうちの大家さん。見ていただいたが、バスルームの壁の向こうは寝室で壁に穴を開けて配管するのは・・・・・無理っしょ。


じゃあ、簡易ビデのシャワーをつけましょう!というご提案をいただいたが、ピサーノくんが言いたい、「女の子らしい、Dignitoso(尊厳ある)なバスルーム」とはちょっと趣きが違う。


じゃあ、簡易、なんちゃってウォッシュレットの便座をつけようと店長の提案。


「ウォッシュレットの国から来たミカのバスルームだもん!」


お値段的にも大家さんからもOKが出た。(将来お引っ越しする際に持っていくわけにも行かない家の備品なので、大家さん負担)


早速、なんちゃってウォッシュレットを作っているドイツの会社から取り寄せをし、大家さん父に取り付けを頼む。


が・・・・・ドイツの会社が想定したのとは違うイタリアンなクリエィティブなトイレ周りの配管では給水チューブの長さが足りない上に、もう1本お湯用のチューブが必要らしい。


早速大家さんが「代わりに使えるチューブ」を買いに行くも・・・・・太さが違うし。


ここで店長、またもやドイツの会社にコンタクトをし、来週頭にはオンラインで必要部品を購入できるようにしますというお返事をいただいた。(さすがドイツ)


で、週明けすぐ、部品がオンラインショップにアップした途端に購入。途中、イタリア税関が通関に時間をかけちゃったけど、それでも、オーダーして4日で商品が届き、配管工さんを呼んで取り付けてもらう手はずを整える。


「・・・・・・・・このチューブ、長さ、めっちゃ短いんっすけど。」


この日は朝からガス点検、オーブン修理、暖房機もチェックとさあ、ビデもやりまっせーと意欲満々だった配管工さんが2本のめっちゃ長さが違うチューブを前に途方にくれた。


最初のキット箱に入っていたのは長さ3mほど。新しくオーダーしたチューブはその半分ほどの長さである。


「・・・・・・・これオーダーするのに、俺、またドイツからの配送料払ったんだけど、使えないじゃん。」


どうやら部品のお値段よりドイツ-イタリア間の配送料の方が高かったらしい。


というわけで、ビデ獲得戦が勃発してから1ヶ月半、いや、もうすぐ2ヶ月になる私のバスルームのなんちゃってウォッシュレットはただの飾り物である。


ピサーノくんが言う「Dignitoso(尊厳ある)なバスルーム」を実現すべく、スペースは賃貸だからどうしようもないので、実は、傷んだタイルを全面新しくペンキを塗ろうと考えている。配管工でもなく、建築家でもないグラフィックデザイナーの私ができることはこれくらいである。

せめて見た目ね、清潔にしたい訳で。


なんちゃってウォッシュレットを取り付けてから、タイル全面をしっかり洗浄し、穴もふさいでペンキを塗る予定なんであるが、もともとタイルってあまりペンキが乗りにくい素材である。

タイル用のペンキにも、まず1回目に塗る作業を終えてから6時間後に2回目の作業を行い、完璧に乾くにはそれから72時間待つ事。

さらに水、洗剤などを使用するのには15日ほど完璧に下までペンキが乾くのを待つべし。と書いてあるのだ。


ということは・・・・・・・・・私の「Dignitoso(尊厳ある)なバスルーム」は、軽く見積もっても11月下旬にならないと実現しないということであるが、なにせ、チューブ問題もまだ見通しが経たない今。

サンタさんにクリスマスプレゼントとしてお願いするしかなさそうである。







最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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# by viabellaitalia | 2017-10-26 03:41 | Comments(0)