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ピサの町を歩くといろんなところに、ピサの十字架を発見します。


赤地に白い十字架。ピサが海洋共和国として栄えた当時からのピサの旗。

今でもピサ人たちの心を熱くするんだろうな。

中世のイタリア半島は法王派と神聖ローマの皇帝派と各国がそれぞれ別れていたとき、ピサは常に皇帝派だったそうで、その忠誠の報償として赤髭王と呼ばれたフリードリッヒ1世に与えられたそうで、白い十字の部分はピサ市民のシンボルとして後に付け加えられたものだそうです。


白い十字は1017年に時の法王ベネディクト8世からサルデーニア島をサラセン人から開放するために戦ったピサにこの十字の紋章が贈られたもので、十字を囲む12個の○はイエスの12使徒を表すそうです。


シンプルなデザインですが、その後ろにすごい歴史がありますね。意味も深い!!!!

ピサの海洋共和国としての歴史はその後、衰退しますが21世紀の今なお、ピサの人たちはこの歴史を誇りに思っているんだろうな。


我がピサーノ氏、ご両親はサルデーニア出身です。じゃあ、DNAはサルド(サルデーニア人)じゃん!と思いますが、彼の中ではこうやって彼が生まれるうん世紀も前にサルデーニアを守ったピサを思っちゃっているんですよね。そして自分が育ったこの土地ピサ。時空を超えて「ピサ人」と思い込んでいます。




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イタリア人にとって自分はイタリア人である前に何人であるか? 

ピサ人、ローマ人、カラブリア人、シチリア人、ミラノ・・・・・・こっちの方が今でも重要です。

私が住むローマ郊外の鉄の丘は最近できたばっかりの町で歴史がたったの75年しかない。

イタリアではありえないくらい歴史がない町です。

元々は隣町セーニの平地と呼ばれていた場所が大戦中に大きくなり町として成り立っただけで、セーニだって紀元前の歴史があります。

まさに成り上がり者で 笑 ここにはイタリア中から仕事を求めて移住してきた人たちの2世代、3世代目の人たちが暮らしている、簡単に説明しちゃうと、町サイズですがイタリアの北海道。爆


北海道も日本中からの移民、開拓民のミックス地帯ですよね?

鉄の丘もイタリアのミックス地帯で、歴史だけではなく他地域ほどイタリア特有の郷土愛、カンパニリズモがない。

鉄の丘人の郷土愛の対象は、彼らのオリジン、起源がどこか?で鉄の丘自体ではないんです。

「私はフリウリからお母さんたちが移住してきたの。でも夫はトスカーナのルッカの方から来た家族ね。」とか、エミリアロマーニャ出身とカラブリアの出身のご両親を持つ鉄の丘人とか。

でそんなミックスな鉄の丘人たちは、特別、俺って鉄の丘人とは思っていない。


ローマが近いので、ローマで働いているので、俺ってローマ人とか、俺は・・・・・チョチャーロ(ローマの奥座敷、フロジノーネ県民)とか、かなり無茶なこじつけをしています。

ちなみに鉄の丘はフロジノーネ県ではなく、ローマ県ですって。


イタリアの北海道で暮らす道産子の私には、ピサの赤い旗、十字架を愛して止まないピサ人たちが熱い。

イタリアに暮らしつつも、初めて感じたカンパニリズモです。









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第2回プラチナブロガーコンテスト



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# by viabellaitalia | 2018-01-08 03:56 | Buon viaggio通り | Comments(0)

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牛乳、嫌いです。あたし。

どうやらもともとカルシウムが骨につきにくい体質らしく、将来骨粗鬆症にならないためにも、カルシウムは取らないといけない。


ですが、これまた結石をやりやすい体質なんで、どーしろと。汗


特にローマの内陸部に暮らしていると、お魚からはなかなか日本にいるときのようにカルシウム補充ができません。イタリア人はごくごく普通にヨーグルトやチーズを食べろとアドバイスはしてくれますが、牛乳嫌いな私はチーズは1ヶ月に数回食べるくらい。

全然カルシウム足りません。

ましてや、牛乳があまり消化できないらしく、飲んだ後気持ち悪くなるし、消化できない。


と、ぶーたれている私ですが、甘いもの好きな私を上手く騙して毎日牛乳を取らせる方法をピサーノくんが編み出しました。


答えは、カプチーノ。


うん、これなら毎朝飲みたい。


昨年の1月に骨粗鬆症で膝をやられ、半年以上寝たきりになったピサーノくんのお母さんのこともあり、とにかく彼からの「牛乳飲んでくれ!」が重い、うざい。

しかも彼は牛乳が大好き。牛乳が消化できない日本人の体質が理解不能。


ピサの彼の家にはコーヒーマシーンがあるので、毎朝牛乳たっぷりあわあわなカプチーノを作っていただきますが、ローマの私のおうちは昔ながらのコーヒーマッキナでコーヒーを湧かすので、カプチーノが出来ない。


「カプチーノ用の泡立てマシンを買おうよ」


えええええええ、そこまでしてカプチーノ飲まなくったっていいよ。飲みたいときはバールいけばいいんだし。


「いやいや、健康は毎日の食物からだから。」


確か、こう、、、しゅこーしゅこーとして泡立てるものがあったよね? あれでいいよ。


「お願い、人前でそのジェスチャーしないで。ちょっと危ないです。それ。」


って、トスカーナ人の頭の中って下ネタで一杯で、普通のジェスチャーさえ、危ないものになるのが、南イタリアとちょっと違います。


と散々、電化製品のお店で口論の末、お買い上げしたカプチーノ用の泡立てマシーン。


見た目は小さなお湯ポット?のくせに意外にお値段します。というか機能が牛乳の泡を立てる!

これだけですから。これに70ユーロ(約1万円)もだせんぞ!


今はいらないよー。そのうち素敵なコーヒーマシーン買っちゃうしとか、逃げ口上を言ってみましたが、すでに電子レンジを買ったる!と息巻いてた彼の選んだ電子レンジを「おしゃれじゃない。」の一言でぶった切っちゃって 汗

かなり傷つけちゃったようなんで、カプチーノ用泡立てマシーンはお買い上げしていただきました。



これがね、意外にも! すごいです。


バールのカプチーノより泡がしっかり立つ。泡のつのまで立っちゃうの。


コーヒーマッキナでコーヒーを湧かす間のほんの数分でクリーミーな泡が出来ちゃいます。

最初は、こんな一手間のためにわざわざ電化製品買う????と思ったけど、これはお勧めです。

わざわざコーヒーマシーン買わなくてもいい! このエセポットがあればおうちで簡単クリーミーなカプチーノができます。


いやーん、おうちでやってみたーい!!!と言う方は info@viabellaitalia.comまでご連絡ください。

お買い物代行いたします★







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# by viabellaitalia | 2018-01-06 02:57 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

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明けましておめでとうございます。


平成30年ですか!な2018年は戌年。

当社アニマルセラピー部門カルロ部長にモデルをしてもらいました。(いや、させました)




ちょっと遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

本年も本ブログ ベッライタリア通り、並びにVIA BELLA ITALIAをよろしくお願いいたします。


日々、イタリアの荒波にもまれてますが 笑


でも、イタリアには人を魅了するたくさんな“素敵”もあります。


イタリアから両方の部分、発信できたらと思っています。爆



もともと10年ほどご愛顧いただいていた元ブログMikaのDolcissima Vitaは、私がイタリアに来る前に情報収集として読みあさったイタリアもののエッセイ本にはどこにも書いていなかったことが、毎日起こり、なんでー??? どうしてこうなっちゃうの??????の連続のイタリア暮らしを、自分の家族や日本にいる友人たちに里帰りの際に説明するのが大変で、日本のみなさんが思い描くイタリアには、こういう面もあるのだと、誰かが書いておかないとなんて使命感もあったわけで。笑


でも、それでも、明暗、両方があってこそイタリアの魅力が増す、不思議な国。


この魅力を今年もお伝えしていきたいと思います。








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# by viabellaitalia | 2018-01-04 21:37 | ご挨拶 | Comments(0)

早いもので5年目

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カルロが我が家に来て、今日から5年目が始まります。

早いですね。生後60日ほどでやってきたカルロも、すっかり成犬。

飼い主の期待と予想を裏切って筋肉むきむきな14kg。まさに中型犬。

体がむちっと、みしっとしてます。

イタリア人たちからパニョット(多分、パンみたいにころん、みしっとしてると言いたい?)とか体の割に頭も大きいので、カポッチョーネ(頭でっかち)とか呼ばれてます。


不平不満も一杯言うし、まあ自己主張が激しい。


最近、やっと新しいおうちにも慣れたようで、私が出かけるときも泣かなくなりました。

おうちに帰ると玄関脇の窓につかまり立ち、門から入って来る私をじっと見るお迎えの儀式が最近おざなりになったのはちょっと寂しいけど。


毎晩、夕食の後はソファーで一緒にテレビを見ながら居眠り。寒いのかちゃっかり毛布の下に入り込み、私の足を枕に寝ています。

夜中に目が覚めて、さあ、ベットに行くよ!と起こすと仕方がないという風情でソファから下りて、彼のクッションの上で丸くなりますが、どうやら私がベットサイドの照明を落とすと、ちゃっかりソファーに戻って寝ているようで、なかなかずる賢しい。


カルロの大きな頭を撫でては「Che cosa stai pensando? なに考えているの?」と聞いてみる。

だいたいは、私の方に振り向き、ゆっくり仰向けになってお腹を見せて「ぽんぽん 撫でて」の姿勢になるが、ちゃんと会話としては成立しているので、侮れない。


体の割には頭でっかちなカルロ。この頭の中でイタリア語と日本語ちゃんぽんで、いろんなことわかっているに違いない。

先日、動物病院のTwitterで猫を撫でると母性ホルモンが出るということが書いてあったけど、きっと猫だけじゃなく、犬も同じだと思う。


よくカルロを猫可愛がりすると言われますが、犬なので猫っ可愛がりじゃないけど、4年前の今日、獣医さんの診察台でカルロが抱きついて来たあの瞬間、小さくってやわらかくって、ほにゃ・・・はしてなかったな、すでにあの時からどしっ!だったカルロを抱き上げたとき、本当はイタリアで家族を作りたかった私のきっと満たされない、癒されない母性のところにすぽっとハマったんだろう。


そう、あの日から我が家は母子家庭になりました。笑


「カルロ、マンマもね、ずっとラガッツィアマードレ(シングルマザー)じゃ、だめでしょ? パパになる人探してあげないと。 」と同僚がときどき余計なこと教え込んでます。








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# by viabellaitalia | 2017-12-21 21:27 | Bau Bau Park | Comments(0)

がんばれ ボルサリーノ

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ボルサリーノの帽子を見る度、美しいフォルムにうっとりする。手に持つとふわっと軽く、重さはなんと70から90g。

コットンのTシャツだって150g以上ある。


商品詳細を翻訳していると、使用されているフェルトの素材が多岐に渡り結構大変だったりする。

世界唯一素材、生地から製品化まで一貫して自社生産をしているブランド。

70年代のフランス映画「ボルサリーノ」は主演俳優のアラン?ドロンとジャン・ポール・ベルモントが着用した帽子に由来する。今では高級帽子メーカーの商標名ではなく、世界的にひとつのスタイルを表すシンボル(帽子の代名詞)として認知されています。


今年は創業160年の記念コレクションも発表されているときに、昨日の「破産手続き申請」は結構びっくりいたしました。

というか・・・・経営困難で確かどこか投資会社が経営権を握ったということを2年前に聞いていたので、え? また????? が正直なところでした。笑




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この2年の間、ときどき買付をする側から見ると、生産、販売のラインもすみずみまで質を向上させ、老舗の伝統と新しいスタイルを取り入れ、がんばってる!!!!と感じていただけに、日本の方から入ってきたニュースに本当にびっくりしましたが、調べてみたら、多分日本とちょっとこのあたりの感覚が違うのかな?


今回の破産申請は法的、技術的なところから起こったもので会社の意向ではないと現在ボルサリーノを経営する親会社ヒエレス エクイタ側からの力強いコメントが出ています。ほっ。。。。。



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再出発案、ブランドと120人の従業員を救う案が裁判所で却下されたそうで、労働組合から先行きの不安のコメントが出たことから起こったニュースのようですが、従業員120人って少なくないのかな?


ボルサリーノは北イタリアのトリノに近いアレッサンドリア地方の職人たちを集めた工場から設立したことから始まったブランドです。今尚、経営が変わっても伝統的な機械、道具を使い続け、上質な素材、職人の手作業にこだわる本格派高級帽子のブランドで、往年の俳優さんだけじゃなく、今尚世界中のセレブに愛されるかっこいい帽子を作るメーカー。

多分、親会社ヒエレス エクイタもこのブランドをただの投資のためだけではなく、本当に愛しているんじゃないかな?

「我々は引き続き、ブランド継続のための解決策を模索していくつもりだ。従業員、サプライヤー、取引先、そしてアレッサンドリアの街や機関といった関係者に関しても考慮していく。 ボルサリーノの未来を引き続き作り上げていきたいと思っている」とヒエレス・エクイタのCEO フィリッペ・カンペリオからのコメントは、嬉しい限りです。



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先日もお店にお邪魔したときに、イタリア人の年配の女性が帽子を選んでいたシーンに居合わせたんですが、わりとシンプルな女性用の帽子をお客様が無造作に被ったものを店員さんが抜群のポジションに置き変え、つばの先をすっと立たせると、もうまるで映画の中の女優さんのようにキマる。


その横では紳士用のフェルトハットを買われたお客様の帽子を箱入れする前に、もう一度フェルトをブラッシングする店員さん。


ボルサリーノのフェルトは帽子のために作られたものなので、雨をはじくし、濡れても形が崩れることもなく、折り畳むこともできるものもあります。


イタリアは職人の国。個々では小さな力ですが、彼らが持つ技術力はイタリアの経済、世界中の高級ブランドさえも支える大きな力。


Save the 職人。


微力ながら私も守りたい、イタリアの魅力です。








最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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# by viabellaitalia | 2017-12-20 21:13 | I love shopping通り | Comments(0)