古代の鍵

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イタリアに住む醍醐味は、2000年とか3000年前の歴史に簡単に触れることができることだ。


2000年も3000年も昔と思い馳せると、ついつい大したことはない・・・・と思っちゃっている自分の想像を遥かに超えた文化が栄えていたイタリア半島。

考えたらエジプト近いしー、ギリシャ近いしーと当たり前なんですが、忘れちゃってます。


この夏にたずね歩いたローマの皇帝たちのおうちとか別荘が、もう半端ないハイテクな設計だったりして驚きます。

現在で言う床暖房の温水プールやサウナがあったり、床は細かなモザイクで飾られ、壁はフレスコ画が描かれ、外壁は色彩豊かな彫刻に白い大理石が張られ・・・・・。

ネロ皇帝のドムス アウレアは現在、当時はこのような感じだったと再現したものを3Dで見る事ができますが、本当にすごかったです。

外壁の白い大理石なんか太陽にまぶしかったと思います。


そんなものを目の当たりにしているくせに、忘れちゃうんですよね。


アウレリオ街道の終着点だったオルトノーヴォという忘れ去られた古代都市があります。今はルーニという町の一部ですが、そこの博物館で古代の鍵を見て、ちょっとびっくり。


ええええ??? そんな昔にも鍵????と思いましたが、当時のおうちは21世紀の現代とそれほど変わらない、いや、もっと華麗に飾られ、現代のイタリア人よりも良い生活をしていたにちがいない生活レベルですもの、盗難防止のために鍵はあったはずですよね。


確かベルばらのルイ16世が錠前作りが趣味というのは覚えていますが、オルトヌオーヴォの町が作られ、栄えた紀元前にもすでに鍵職人たちはいたわけで。


古代ローマ人・・・・・凄いです。






最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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# by viabellaitalia | 2017-09-04 19:43 | イタリア広場 | Comments(0)

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窓に隠れる猫が目印。じゃないよ。


ミケランジェロが通い詰めたカラーラの大理石の採石場の奥には、コロンナータという町があります。

採石で働いていた人が住み着いてできた町だそうで、ローマにある古代ローマ時代の建物って、本当はほとんどが大理石で覆われ、床も大理石が使われていた訳で、カラーラの大理石も多く使われていたんです。

カラーラの採石場には【創業紀元前1世紀から】なんて書いてあるところもあります。

需要はすごくあった訳ですから、採石場で働いた人もさぞかし多かったでしょうね。

当時、採石場で働く人たちには、報酬としてとして日々の食事の他に毎週2kgのラードが配られていたんだそうです。

体力勝負のこのお仕事の人たちには、滋養が良いラードが良いという采配だったそうなんですが、古代の人たちはそんなことまで知っていたということがとても不思議だよねと、ラードの町コロンナータでラードIGPを作るLa Marmiferaのおじちゃん。



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おじちゃん、ちょっと緊張してますが、
日本の皆さんにもぜひ、うちのラード食べていただきたい!
と熱い想いを語っていただきました。



お名前を聞くの忘れちゃったの。汗


最初ラードと聞いて、重い・・・・脂っこいと思っていたのに、ここのラードは、日本で使われるラードとかなり味も、形も違います。

材料はブタさんの背脂で日本で使われるものと同じですが、コロンナータの町の下のカラーラの大理石の中でも特にしっかりと表面を磨いた特別の大理石で作られた保存溝で作ったものがIGPでそれ以外は、普通のラードだそうで、この大理石の質がラードの品質をも変えてしまうのだそうです。

そう、世界中にラードは存在するけど、コロンナータのラードIGPはカラーラで取れる大理石の中でも上質な大理石を使ってしかできないものなんです。

見た目は全面大理石の台所でシンクのように四角に大理石が掘られていますが、ここに背脂を岩塩と様々な香草で覆い6ヶ月保存すると、背脂の中の脂肪分がどんどん溶け出し、しまいにはシンク一杯に溶け出した液体が溜まるそうで、その液体の中に背脂くんは6ヶ月熟成されるんだそうです。


「上質の大理石でしっかり磨き上げられたものじゃないとね、6ヶ月もの間に溶け出した脂肪分が黒く大理石の中に入り込んじゃうだよ。」


「コロンナータはラードの町なので、一杯ラードを作る工房があるけど、ちゃんと大理石のシンクを確認してね。黒く染みになってるとことのはだめだよ。」


背脂から溶け出す無駄な水分と油分には、なんと現代人が忌み嫌うコレステロールも含まれているらしく、コロンナータのラードIGPはラードだけど、コレステロールが抜けきったものなんです。きっちり抜くのに特別な大理石が必要なんだそうです。


おじさんのお店で試食したラードも、その後に行ったレストランの前菜もプリモとセコンドにもラードが使われるお料理も、全然重くなく脂っこくない。

岩塩で覆われるのに、全然しょっぱくなくってお味はとっても繊細で食感も私が知っているラードとは随分ちがう。


「今みたいに化学的にどうこうという検査や数値を知っていた訳じゃないけどね、古代の人たちはちゃんとこのラードの効用を知っていたんだよ。」


余分な水分と油分が抜けたコロンナータのラードIGPは、オメガ3に近い成分が豊富で抗酸化作用がとても高いんだそうです。



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この夜はラードに合うとお店のお勧めのロゼワイン。




この後に行ったレストランで、いただいた前菜はラードのはちみつかけ。


ラードにはちみつ??????? でしょ? 


ピサーノくんが頼んだのは、アチューゲにラードをまいて食べる一品もアチューゲの塩加減がラードの甘さと合いとても美味しかったです。


抗酸化作用なのか? それともコラーゲンとかなのかわからないけど、ラードづくしのお料理を食べた後は、なんだか肌の調子が良かったです。 笑


コロンナータの町はさすが大理石採石場で働いた人の町で、教会の中のフレスコ画ならぬ大理石の最後の晩餐があったり、小さな町の路地を彷徨い歩くのも楽しい町です。そうそう、お散歩中になーぜか、クジャクの一人お散歩に遭遇してしまいました。

「こらー!!! ジローネ! 一人でどこ行くの!」と飼い主さんであろうおばあちゃんが、怒ってましたが、クジャクのジローネ氏、気にする事なく、私のような観光客がカメラを向けても気にせず、我が道をゆく!風情でございました。



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ジローネ ディ コロンナータ氏



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また行きたいトスカーナの街です。







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# by viabellaitalia | 2017-09-01 00:02 | 食いしん坊万歳通り | Comments(2)

スィートホーム

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昨日の日曜日はバカンス中の分も一気にお掃除。

私が掃除を始めると、カルロはベランダに移動します。

いつもなら近所の見張りをして、結構騒ぐんですが、昨日はとっても静か。

あれ????と思って、ベランダを見ると・・・・・・・・・

トイレシートの上でお昼寝してました。

あああああ、スィートホームだね。





今年の夏は本当に酷暑という文字がハマる暑さが続いています。


とうとう周りのイタリア人たちも日射病になっちゃった人も現れてきてます。


人間でさえ、ヘロヘロですから毛皮を来ているわんこはもっと辛い。

愛犬カルロのように花がつぶれている犬種はもうまさに灼熱地獄。

8月初めに連れていった獣医さんからも「幸いにもこの子、雑種だからフレンチブルドックの純血ほどでないにしろ、熱交換ができない種なんで、くれぐれも日中は外に連れ出さないでね。」

唯一汗腺がある、足の裏が、毎回まさに滝汗かくお散歩になっています。


私が長く留守にするときに預けるペットホテル、イタリアはではペンションと呼びますが、山間の少し涼しい場所にあるので、この夏はカルロくんも避暑です。


今回はペンションオーナー、ファブリッオによる可愛い雑種(メス)のルームメイトも用意されていたり。

去年の夏は仲良くオス3匹で合い部屋でしたが、その後、ファブリッツィオもカルロはオスとは喧嘩しやすいという性格がわかったようで、今回はメスでどうだっ!!!な采配でございました。


ってか、私、最初に「徳ちゃん憲法」(古い?)ならぬ、カルロの取り説をちゃんと渡してあるんですけど。汗


でも、甘えん坊のカルロはメスには目もくれず「まんまああああああ!!!! おいてかないでー!!!!!」のいつものお別れシーンを演じきり、後ろ髪を精一杯引かれてのバカンスへの旅立ち。


実はね、ペンションを出るときに門の留め金がっ!!! 社用車ボンドさんのマフリャーをひっかけちゃってっ!!!!!

一時は排気筒に穴が開いちゃったんじゃないかと、ペンションまで送ってくれた店長もこの日にバカンスへ旅立つ予定だったんですが、あわや旅立ち不可能になるところでございまして、もうふたりとも超くらーいことになっていまして、もうカルロどころではなかった。(ごめんよ、カルロ)


バカンス後のお迎えはピサーノくんが担当で、彼の車はボンドさんより車高が高いけど、ペンションの門の留め金を回避してのお迎え。

いつものごとく、門のインターフョンを押すと同時にファブリツィオがカルロを連れに犬舎に向かうようで、ペンション前に車を駐車して、車を下りると犬舎からカルロが走り出て来ます。

勢いつきすぎちゃって、毎回私の足の間を一度通過してから戻ってきて、飛び跳ねて頭突きを食らわすカルロくん。

さらにペンション前の砂砂利の上でへそ天をして這いずり回るのが、彼流の大喜びの表現なんですが、3ヶ月以上干ばつが続いているイタリアですから、カルロが砂砂利の上で這いずり回るとすごい土ぼこりが立ち上がっちゃった上に、白と茶色の毛色のカルロがあっというまにスモーキーなグレーの犬に早変わり。


そんなばばっちい姿で大喜びで飛びついて来るので、ピサーノくんも、果てはペットホテルオーナーのファブリツィオまで逃げ回る羽目に。

カルロくん、結構律儀でいつも、預けるときの「よろしくー」とお迎え時の「今回もありがとう!」とファブリツィオに挨拶をするんですが、ばばっちいカルロにみんな、来るなー!!!!!と逃げ回ることに。

毛深い息子の大喜びの砂だらけアタックはあたくしがすべて一身に受け取りました。


今回もカルロくん、ペンションで随分楽しんだようで、大好きな匍匐前進をしまくったようで、前足の肘の毛がすり切れてたし、「毛布を持って走り回っちゃったんだよ・・・・・。」とファブリツィオが申し訳なさそうに返してくれた泥まみれのカルロの毛布は、帰宅後すぐ洗濯に回すことに。

カルロ本体もね、あまりにもばばっちい、イタリア語ではツォッツォと言いますが、玄関からまっすぐベランダで丸洗い。


いつもはケージの中で泣き叫ぶカルロくんですが、最近、帰宅時には泣かなくなりました。

「事務所に行くよ!」と言い聞かせると泣かないことを発見したんです。


「お家に帰るよ!」はあまり利かないんですが、「事務所に行くよ!」というと、ヒンヒンヒンヒンとたまには鼻を鳴らすけど、ペンションからおうちまでの半時間の移動中、本当に泣かなくなりました。

こういうことも、ちゃんとわんこたち、学ぶんですね。







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# by viabellaitalia | 2017-08-29 01:27 | Bau Bau Park | Comments(0)

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しばらくブログを放ったらかしにしておりました。

夏期休暇に入る前にごっつい編集のお仕事が入りまして、9月11日に印刷データー入稿という条件で、間にがっつり16日にも及ぶイタリアーンな自分の夏期休暇が入っちゃうので、もうなんとか前倒しでお仕事できないかとあがいたんですけど、お仕事をいただく先が皆さん、この仕事の前に【前倒し】で休暇に入っちゃってて、スタッフが揃わないから、打ち合わせがのびたり、入稿がのびたり。

神頼みな前倒しスケジュールは到底無理でやれるところまでと、ここは日本かっ!な連日真夜中までの残業をした後にへろへろで、荷造りをしてバカンス先のトスカーナへの電車に飛び乗りましたが、バカンス中は毎晩のように編集作業のお仕事で胃をきりきりさせる悪夢にうなされていました。汗


バカンス前の2週間の連日残業と40度を超える酷暑で、もう体がぼろぼろでございましたが、なんとか栄養補給もし、寝だめもし、何年ぶりかに温泉にもつかって、リフレッシュ!!!!!

9月初旬の入稿期限のために、バカンスも涙をのんで短縮切り上げで、生真面目に仕事に戻った日本人でございますが、


ただいまー!!!! さあ! 今日からまた頑張りますよー!!! 仕事再開しますからデータ頂戴!の催促メールに、


「えっと・・・・まだ渡せるデータないんだよねー。」


状況はバカンス出発前、12日前のまんまでございました。号泣。


もおおおおおおおおおおおお!!!!! こんなんだったら、もっとゆっくり出来たのにぃいいいいいいいい!!! なんですけど、イタリアですから。


しかも8月。


仕事のために前倒しでバカンスを楽しんだお客様たちも、8月に仕事に復帰したとはいえ、社会が機能してないんもんね。


前倒しできりきりしながら残業して、すごいスピードで仕事を片付けていた私に、当社スタッフみんなが、「ミカさ、ここはイタリアなんだから、そんなきりきりしてたら馬鹿見るだけだよ。 もっとイタリア人にならないと。」とは忠告してくれてましたが。


イタリア在17年。でもね・・・・なかなかそこまでイタリア人にはなれない。汗




今回のバカンスをはさんで入ったごっついお仕事はワインに関係するもので、バカンス中は行く先々で何時もより気をつけてワインを改めて楽しみました。








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# by viabellaitalia | 2017-08-25 18:33 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

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扇風機の向こうにわんこ。



この月曜日から連日40度を超える暑い夏続行中のイタリアです。

今までにも暑い夏はあったけど、今年の暑さかなり尋常ではありません。

湿気があるので不快極まりないのと、5月の半ばからずっと30度を超えた暑さが続き、雨が全く降らないというのは先日もブログで書きましたが、40度を超えるのが連日続くのは私が知っているこの17回の夏で初めてです。


5月には13年ぶりの暑さと歌われたり、19世紀以来の暑さと言われていた、この2017年の暑い夏は、8月に入って、とうとうアラビア半島とサハラ砂漠を除いた世界の中で一番暑い国に輝いてしまいました!!!!


アフリカのコンゴとかメキシコをぶっちぎっての暑さだそうです。


先週、愛犬カルロくんを予防接種のために獣医さんに連れていったときに、「ブルッドックの血が入ってるこの子はくれぐれも日中は外に出さないでね。」と言われましたが、5月からほとんど午後出勤ができず自宅待機中のカルロ部長です。


早朝のお散歩はなんとかやり過ごせるけど、日没後のお散歩はまだまだ日中の熱気が残っているので、辛そうですが、日中おうちにいるので彼だってどこかでストレス発散したいらしく、リードは引っ張るし、駆け回るしで、毎回息絶え絶えの状態。


イタリアのお天気予報も便利なお天気アプリも、なぜか本当の気温を発表しないので、これも非常に危険ではないだろうかと私は思います。


月曜日からずっと40度を超えているのに、お天気予報では高温に気をつけてくださいね。とは言うものの発表されて気温は35度とか37度。

で、次の日の朝のワイドショーで、「昨日はローマでは42度をこえたところもあったそうです。」とさらっと流しますが、37度だと思っていながら42度の温風の中を歩いて、死にそうになりながら家に帰り着く身になっていただきたい。


もうここ数日は日中の外出は控えて、ひたすらエアコンが利いた事務所でお仕事。


外出なんかしちゃったら、体力の消耗が半端ないです。夜のお散歩後のカルロ同様、ぜーぜー肩で息しちゃって、水と栄養補給剤で塩分やミネラルを補給しないと、そのまま急性夏バテ症候群で救急に駆け込みかねない。

数年前に8月にシチリアに行ったときより暑い。


なんで、こんなに暑さが応えるんだろう? 

今までだって40度になったことはあるのに。


とは思っていたけど、サハラ砂漠やアフリカ諸国をぶっちぎっての暑さの中を歩いたんだと思ったら、なんだか納得が行きます。


ちなみに、37度だと思っていたこの月曜日、実は、太陽直下では47度だったそうです。

もう、最近、太陽光線が痛いです。






最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!



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# by viabellaitalia | 2017-08-05 02:01 | イタリア広場 | Comments(0)