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数年前に日本のテレビ番組に出演したとき、最初はせっかくですからイタリアの方もご一緒に出演くださいとお誘いいただいたので、店長、実はかなり楽しみにしていたんですが、残念ながら時間の都合で彼の出演なしになってしょぼーん。

日本で活躍するジローラモさんにちょっと対を張りたかったらしい。


確かに、正真正銘のちょい悪おやじ道まっしぐらだもんね。と言うと「シッケイ(失敬)な!」とは言いますが。


ジローラモさんと同じく、南イタリア出身の店長。

南イタリアの男性って北の人より、男の美学、ダンディズムにかなりのこだわりがあるように思います。

イタリアに来て、ちょっと驚いたのが紳士服や男性のアクセサリーや、シェービングなど、男性の日常のアクセサリーの需要も多ければ、市場でのポジションも高い。

流行を追わないだけに、質の良いものを身の回りに置く、身につける。というところにイタリア人男性はとても固執と言っていいほどの情熱をかける。

なにせ自分の人生の主人公を演じるイタリア人ですから、生まれもっての俳優さんたちですもの、自分を見せる演出も上手く、おしゃれです。


イタリア人男性がこだわるアクセサリーのひとつである腕時計はステイタスの演出アイテムでもあるので、選ぶときはかなり熱が入ります。


マセラティの時計は、腕時計が大好きな店長のも鷲掴みにしちゃったようで、彼もマセラティがこんな素敵な腕時計のコレクションを出しているのを知らなかったようです。



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マセラティの車のように、研ぎ澄まされたデザインと設計の腕時計たち。

一人のイタリア人男性として、腕時計好きとして選んだ時計たちを日本のお客様からオーダーをいただくと、同じ男性として好みがシンクロしたのが、すごく嬉しいようです。


昔、店長が「紳士服の良いものを買いたいな・・・という時のショッピングは女とは行けない。もちろんいろいろアドバイスはくれるけど、それは女性の目で見て、素敵かどうかで、男性同士の視点とちょっと違うんだよな。こういうときは、おしゃれな男性と行かないと今イチなんだよ。」と言っていたことを思い出しました。


店長がセレクトした腕時計は、兄弟やお父さんに贈りたい、きっとこれだったら喜んでくれるはずという「男の視点」で選んだものです。きっと日本のお客様のも虜にしちゃうと思います。


ちなみに店長の家系は500年以上続いたシチリアの貴族だったおうちで、戦後イタリアでも華族制度はなくなりましたので、今でこそ普通の人たちですが、やはり身の回りのものへの審美眼はお貴族様のままです。
(ここも日本から来てびっくりしたことのひとつ)

そんな彼らが、これは良い!と選ぶイタリアンスタイル、どんどんご紹介していきますね。





最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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by viabellaitalia | 2017-07-28 18:54 | I love shopping通り | Comments(0)

風林火山

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Essere veloci come il vento

Essere silenziosi come la foresta

Essere passionali come il fuoco

Essere fermi come la montagna


と訳していただきました by 店長。



友人が事務所を大きくしたので、お祝いに描いてみました。武田信玄の旗に書いてあったとかなかったとか言われるもともとは孫子の戦術の極意。

日本だと多分、商売繁盛とか書くべきであるんだろうけど、イタリア暮らしにも通づるところが大きい。


朝が弱い店長に、「たああああああ!!! ちゃっちゃと動く! そんなぼやーっとしてたらやられちゃうよ。家の外には7人の敵がいるって言うでしょ?」と言ったら、「え? たった7人なの? 楽じゃん!」 汗。


「イタリアの場合はさ、家から出なくても敵の方から入って来るから。」


だわね・・・・・・。気がつかないところで、どんどん落とし穴が作られて行きます。


先週、携帯のインターネットバンキングアプリで光熱費の支払いを使用としたら、「現在他銀行との間に問題があり、7月24日までアプリからはインターネットバンキングができません。」と表示されたので、仕方がないのでPCから銀行のサイトに入って支払いを済ませようとしたら、サイトからも同じ理由で7月24日まで一切のネットバンキング作業が出来ないと表示が出たので、「忍」の文字で24日まで待つことにした。


光熱費を支払うのって日本だと口座引き落としが普通であるが、イタリアの場合契約解除した後もどんどん請求、引き落としとかありえるので、口座引き落としにすることはまずない。

わざわざ銀行か郵便局に支払いに出向くのはかなり時間を無駄にするので、避けたいところである。


さて24日、早速支払いを済ませようと携帯のバンキングアプリを開けると「7月24日をもって、こちらのアプリからはネットバンキングサービスは停止をいたしました。今後は〇〇アプリをお使いください。」と。おい・・・・・・・汗


仕方がないので、銀行のサイトの方から支払いをしようとすると、今回も同じである。

「お客様がお選びいただいた携帯アプリか、有料暗証カード(トークン)のいずれかをお使いください。どちらかのサービスからご本人様の認証ができませんとサイトからは各口座にはログインできません。(よってネットバンキングはできない)」


こらー!!!!!!!!!!!!!


とあたくしぶち切れました。


なぜってね、6月の初めにお家賃をネットバンキングで支払おうといつも通りに銀行のサイトに入ったら、

「携帯アプリか有料暗証カードをお選びください。6月18日からはこちらのサイトへのログインはこの2つの方法のみですので、お気をつけ下さい。」と表示が出て、ほぼ強制的に携帯にネットバンキングアプリをインストールする羽目になったのだ。


確かに携帯から銀行口座を管理ができるネットバンキングは楽ではある。

が、なぜか毎回、安全上のなんちゃらの理由で、サイトとシンクロさせる新しいキーワードを登録しろとか、とにかく、いろいろな設定操作が増えたし、肝心のネットバンキングまでに時間を要するのがかなわない。

しかも、携帯アプリですから、携帯盗まれちゃったりしたらどーするの????な丸見えな作りでちょっと怖いなとは思いながら使ってはいたが、ここに来てまた、新たに新しい携帯アプリをインストールして、設定、認証、そして古い用なしになったアプリを捨てろって言われるのは、ちょっと腹が立つぞ。

しかも、それなら、そうとなんで前持って告知とかしないんだろう?


本当に、イタリアは家にいても、敵や問題があっちから侵入してくる。



風林火山・・・・・。


だめだ。林のように静かにはなれない。









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by viabellaitalia | 2017-07-25 20:54 | イタリア広場 | Comments(0)

ブラ考察 in イタリア

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Photo by intimissimi




先日、ブラを新調しようといつものYammayに行こうとしたら、鉄の丘yamamay店がいつのまにか閉店していて、仕方がないので、intemissimiへ向かった。


intemissimi(インティミッシミ)とYamamay(ヤママイ)はお手軽価格のイタリア人気下着メーカー。日本でいうところのトリンプとワコールという感じでほぼ互角の2大ブランドである。


私はYamamayファンです。

intimissimiは胸の谷間と言いますか、あの部分の長さが広い設計なので、イタリア女子よりボリュームがないmade in Japan胸では谷間が作れない。

最近はどちらのブランドもプッシュアップブラがありますが、intimissimiのプッシュアップは、ちょっと限度を超えてませんか?と言う感じに無駄にパットが入っていて、いきなり爆乳になっちゃうので恥ずかしい。


しかも、サイズが微妙に二つのブランドで違うのでintimissimiだと私のサイズは1と2の間らしく、どっちつかずでよくわからない。




イタリアのブラのサイズって変です。

1、2、3、4でカップの大きさは関係ない。


最近やっとカップも選べますというようなシリーズも出て来ましたが、基本はカップBらしい。


まわりのイタリア女子の胸を見てて、どうしその巨乳がBなんだ?????と思うけど、お店で見かけるのは基本B


ちなみに、あたくし、日本ではC、太っているときでDを使っていましたが、イタリアではいきなりB。


イタリア女子の巨乳、昔の同僚のイタリア女子たちは4と5でございました。店長の奥さんが先日、子供産んで太っちゃったから昔の下着、新品のものも全部使えないので、いる?と見せてくれましたが、サイズが違いすぎてもらえません。


intimissimiでフィッティングをお願いするも、案の定「サイズはなに?」の自己申告で店員さんが計ってくれることもない。

試着してもどうもしっくり来ないので、結局、後日ローマのYamamayまでブラ買いに行って来ました。


そんな話をトスカーナ人ピサーノにしたら、

「そっち南イタリアは巨乳多いからね。トスカーナだったら君のサイズは普通だよ。」


ローマは地理的には中央イタリアですが、南イタリア出身、南イタリアから国内移民のイタリア人が多いので、ちまたにあふれているのは南イタリア系巨乳、爆乳系。

イタリアに来たばかりの頃に激やせをしたあの当時は、どこの下着ブティックに行っても店員さんたちに「ピッコロ 小さい」を連発されたり、サイズがないとまで言われた事も。

あるとき、洋服を買いに入ったお店で、胸の部分がボリュームがなさすぎて、開きすぎちゃうと言ったら、店員さんから「お客様の体型ならYamamayがお勧めよ。あそこのは寄せるので、この部分の高さが出るから」とお勧めをしてくれたのだ。



「北に行けば行くほど、胸も小さめだから。トスカーナいいよー! おいでー」とピサーノくん。


ふとそんなことを愚痴ったらトスカーナ在の日本人の友人からも、トスカーナだとだいたい2、3くらいが多いよと。反対にローマ女子どんだけ、でかいの?と聞かれました。汗


そう言われると、確かにここは4、とか5が標準です。







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by viabellaitalia | 2017-07-21 20:14 | I love shopping通り | Comments(0)

Cosa vuoi di più della vita? 

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コロッセオからエスクイリーノの丘の方へ登ってゆく近道。

コッレオッピオ公園と言う名前だそうで、多分、何百回と通った公園内の道はドムスアウレア通りだったとつい先週末気がつきました。汗


17年前の3月の末、空港に迎えに来てくれた元相棒の車が壊れたとかで、電車でオスティエンセ駅まで入り、そこから地下鉄B線に乗り換え、コロッセオ駅で下りて、この公園のドムスアウレア通りを20kgのスーツケースと一見見た目は軽そうだけど、実は20kg強あったリュックを背負い、ぜぃぜぃ言いながら登ったのあの夜から、私にとってコロッセオとオッピオの丘はほぼ自分の庭状態である。


来たばっかりの頃、サッカーのラツィオチームがその年のリーグ優勝を決めたとかで、次の日にはドムスアウレア通りには多分ラツィオファンだろうな、ローマチームへの罵倒の言葉が道のアスファルトの上に大きく書かれていたのを発見して、ビビりながらもイタリア語の罵倒の言葉をひとつ覚えたっけ。


で、次の年、今度はローマチームがリーグ優勝したので、同じ場所にでかでかとローマチームのロゴが描かれたのも覚えている。


当時働いていたお店への通勤もストの日は、この坂を下りてコロッセオを右に曲がるとスペイン広場までも徒歩でも20分もかからない。

冬の早朝、まだあまり人が出ない時間にここを通ったときは、日産の新車の撮影をコロッセオを背景にしてしていたのに出会ったこともある。


相棒の家と自分で借りたおうちとの行き来で毎日毎日、何度も何度も通った道。


カメラマンをしているイタリア人の彼とお付き合いをしていた日本人の友人が、毎年二人の記念日に写真を撮ることにしていると、ある年はこのドムスアウレア通りで写したものを見せてくれたことがある。


イタリアは結婚式の後、披露宴までの間の時間をカップルは町中へ写真撮影をしに回るのだが、確かにこのドムスアウレア通りでも、よく撮影中のカップルを見かける。

当時はね、いつの日か私も結婚したいと思っていたので、そのときは写真撮影はやっぱりここよねとは決めてはいたんですけどね・・・・・・。遠い目 笑


先週末、ドムスアウレア見学のために、またまたここを通ったときは、そんな感傷に浸る暇もなく、まっすぐのびる道のどこにも日陰がないやーん!!!!!!!! ちょびっと日陰の下にあるベンチはすでにてんこ盛りに人が座っていて、じりじり照りつける太陽の中、日陰を探して一気にコロッセオまで下りました。


この暑い中、ローマに行くの? なんて近所の人に言われましたが、真夏でも中はめっちゃ冷え冷えの納涼ドムスアウレア見学のためだったので、暑さ対策でもあったけど、予約時間より早く着いちゃったので、急遽日陰探し難民になりかけましたが、コロッセオはでかい。日陰もでかいので、コロッセオの麓の歩道の段差に各国からの観光客に交じって腰掛ける。


この日は結構風がある日だったので、日陰だと涼しい風が通ってとっても気持ちが良い日でした。(海の方では竜巻もでちゃったそうですが 汗)


目の前にどっかーんとコロッセオ。その日陰でぼうっと涼を取るって、考えたらものすごい贅沢な時間。


「Cosa vuoi di più della vita? 人生でこれ以上の何が欲しい?」


私と同じことを考えていたようで、横で涼んでいたピサーノ。


いやはや、本当。住んでしまうとありがたみを忘れがちですが、2000年以上の歴史の上に腰掛けちゃってますし。








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by viabellaitalia | 2017-07-20 19:35 | Buon viaggio通り | Comments(0)

ローマバイナイ

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ローマバイナイ。一見かっちょいい感じですが、スマートとか、エレガンスとかいう形容詞からはほど遠いです。


水面下の戦いをくぐり抜ける知力と頑固さと、図々しさとデカい声が必要です。


「今夜、サンタンジェロ城の下のルンゴテレベの川岸で、ジャズを聞こうよ。」と友人アンジェロくんからの電話が鳴ったのは夕方6時半。


土曜日に、素敵なジャズコンサートないかどうかを聞いたのは、水曜日。

「Ok! じゃあ、ちょっと調べてみるよ。今晩、遅くても明日には電話するよ!」


ローマ人が、今晩、明日・・・・なんて言ってもそれを真に受けてはいけない。

これは「Ok! わかったちょっと調べてみる。」と訳すべきであり、電話が来るかどうかは“当てにしてはいけない”と括弧に入れておくべきである。


案の定、水曜日も木曜日も金曜日も電話は来なかったので、自分で調べて、どうやら土曜日は大したジャズコンサートはないということはわかっていたので、他のイベントを探そうと思っていたところであった。


ピサから南下してる途中だったピサーノくんに、大慌てで、もしまだローマ近辺を走っている途中だったら、そこで停まってて!と電話をするも、イタリア男子、優しいですから「今、まさにローマの側面走ってるけど、迎えに行くよ。後30分で着くから。」


ピサーノVSロマーノ。 同じイタリア人でも州が違うと気質もかなり違う。

ピサーノくんにとってはほぼ土地勘なしのローマの超ど真ん中の交通渋滞がひしめく地区でなんとかテンパリながらも駐車場も確保し、きっかり約束の8時半にジャズクラブ着。


ロマーノ代表アンジェロくんからは「俺の名前でテーブル押さえてあるから、先に着いたら席についててね。」

ってか、ロマーノがOn Timeに着く事はかなりないので、想像はしていた。


待ち合わせのクラブのカウンターバーで席を予約していることをつげる。

「今、お席にご案内しますね。今夜は15ユーロです。1杯ドリンクが込みです。」


今夜のコンサートは9時からとは聞いていたが、ロマーノ代表アンジェロくん、来たのは9時半近く。

まあね、ローマですから、コンサートだって開始時間にきっかり始まるはずがないとは見ていたけど。

9時からぽつぽつその日のミュージシャンが集まり出し、アンジェロが着いたときは、まだ音合わせやウォーミングアップ時間。


コンサートの前にまずは腹ごしらえとそれぞれ夕食をオーダーするときに、アンジェロが「今夜はコンサートだけじゃなく、食事もするって言ってあるので、テーブルチャージ5ユーロで後は食べたものだけ。それ以外はかからないとオーナーと話はつけてあるから。」と言い出すが、あれ? 私たちもう15ユーロX2人分払っちゃったよ。


「それは違うよ! おーいウエィトレスちゃん!」とアンジェロがオーナーと合意してあるという話をも伝え、それぞれ夕食をオーダーした。


この夏の間だけ特設されるルンゴテベレの川岸に2kmほどいろんなレストランやクラブ、バールにちょっとしたお店などが立つ。


この夜のジャズクラブもいつもはスペイン広場近くらしいが、夏場はそっちを閉めて、ルンゴテベレの川岸にお引っ越しをするのだそうで、今年は「ジャズ with 寿司&シーフード」だそうで。


日本人としてはジャズ聞きながら、寿司は正直に嬉しいが、場所が日本でないだけに、ほんまかいな?な企画ではある。


案の上、私が頼んだ「エビの天ぷら」は、何度天ぷらと言ってもオーダ取りのお姉さんは「はい、エビのフライですね?」と返してくるのがすでに不安を煽る。

メニューには「天ぷら」とは書いてあるんですが。


いただいたメニューも、4人テーブルに1冊。しかもなんかばばっちいことになっていて、「ちょっとこれ、上でお寿司を引き回したって感じ。ばっちくって触るのも嫌よ、これ。」と友達が目の前で写真をとってWhatAppで送ってくれてオーダーするという、ちょっとハイテクメニューになっちゃってました。笑



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小1時間ほど遅れてコンサートが始まったんですが、横のクラブのラテン系ミュージックがかぶっちゃって、ジャズに浸れない・・・・・・。そうかと思いきやいきなり川の方向から大音響のオペラが。


お客さんが一斉に立ち上がって川の方に目をやると、MAXモニターを載せた小舟が・・・・・・多分、この時期どこかのテアトロで上演しているらしいオペラの宣伝カー、ならず宣伝船。


こりゃあ、ジャズのミュージシャンだって上手く乗れないよね・・・・な今ひとつなコンサート。


「この納涼ルンゴテベレ ナイトって、一体誰がオーガナイズしてるわけ。」


はい、ローマ市でございますが、全然ちゃんとオーガナイズされてない。お店の配置もこういった宣伝テロとかもどうよなローマバイナイ。


さてオーダーして1時間経ってもなにも来ないお腹減り減り4人組の横を通ったウェイトレスさん「Tutto a posto? 」


イタリア語のTutto a postoとは、状況が上手く運んでいるかを聞く言葉で、この場合は「いかがでしたか?」みたいに使われたわけですが、ローマ人、お腹減り減りで飢えてますから「ええ、ばっちりですよ。これで食事が運ばれてきてたら、最高。」

こんなときもね、声を荒げないけど、大きな声ではっきりとそしてにこやかに「はよー、持ってこいやっ!」と意思表示をするのがローマ風。「はよー、持ってこいやっ!」ってそのまま言っちゃだめよ。


受けるウェイターさんもにこやかな笑みの中にドス黒く渦巻く怒りをちゃんと察したらしく、大慌てて食事が運ばれてきましたが・・・・・・・。


びっくりするくらい量が少ない。小さい。

刺身を頼んだピサーノくんのお皿には4枚ほど薄く切った白身魚が。天ぷらだったはずの私のお皿はやっぱり小さめの海老フライが5個。イカのフライを頼んだ友達のはサクランボ大の丸いものに衣が。。。。。汗



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1時間以上待った夕食は、頑張って何度も噛み締めたけど、ほんの数分、数口で食べ終わっちゃった。

案の定、「これじゃ足りない!!!! ピザが食べたい!」とアンジェロの彼女のロマーナが立ち上がる。


「この時間だとピザ屋も閉め始めているから、急ごう! まじ、これだけじゃ足りないって!」とお会計に走る4人を待ち受けていたのは105ユーロのお代。


こういうときのロマーノは、意外にも声を荒げません。満面の笑みですが、絶対意見は変えねえぞっ!な迫力があります。オーナーも交えて、先にピサーノくんが払った30ユーロの件も加わり大激論会。


でも一人も怒鳴り声を上げなく、笑い声が入りつつお互いを牽制。


「なんにも食べてないのに、105ユーロはないだろうよ。」


「うちの寿司メニューは、みなさんに大好評で一度も文句は出た事がございませんよ。いやだわ、人聞き悪いわ。」


「うちら、寿司は頼んでませんよ。頼んだイカのフライは小さ過ぎてイカかどうかさえわからないくらいだったし。」


「まあああああ! なんですって、うちでお出しするイカはこれくらいありますよ!」とオーナーが両腕を広げる。この感じからしてイカは数十年に一度、どこぞの海で捕獲したとニュースになる巨大イカくらいの大きさのようなので、ロマーナ(本業 弁護士)がすかさず、「あら! そんなに大きいイカなんですか? じゃあ、私のところには吸盤1個、細切れフライだったのね! せめて足1本くらいは出して欲しかったわ。」と応戦。

でも、みなさんにこやか。大激論会はまるでなにかの漫才を楽しんでいるかのようにさえ見える。


「席を予約したとき、テーブル料は5ユーロって言ったよね? 頼むよ。今夜は友達がわざわざ遠いところから出て来てくれたのに、ローマのこんな悪いイメージついちゃってさ。俺の立場ないでしょ?」と言うロマーノの横でピサ人もちゃっかり「今日、フィレンツェから出て来たんですよー」なんてフィレンツェ人のふりをする。

これ、フィレンツェ人が見たら、絶対おりゃあ!って突っ込むな。


土台、日本人の私の前で寿司の話をブツのはかなり肝ッ玉いると思うんですが、気がついていないのか?


お皿に盛られてたものがどこまで小さかったかは、ブログネタになるかと私、全部写真撮ってあるけど、こういうところはまだまだ私は日本人。

ロマーニたちはにこやかに笑いながらも、ぐさーっ! ぐさーっ!と話の腰に杭を打ち込み、最後にはお店が根負けして、ピサーノくんが払った30ユーロは、その場で返金。食べたものだけということで、お一人様15ユーロで話はついた。


が、15ユーロってローマでもアペリチャーナと呼ぶ、1ドリンクでフィンガーフード食べ放題ができるお値段である。


「イカの吸盤1個に15ユーロは正直納得いかないけど、早くしないとピザ屋が閉まるし!」




ローマバイナイは、時々こんなカオスを呈することがありますが、落ち着いて、にこやかにでも絶対ひるまねーぞ!と応対すると意外になんとかなります。ここで声を荒げちゃうとね、ローマ人逆キレしちゃって状況は悪化するだけなんです。


それに時々、ローマ人って実はこの一触即発な仮面の口喧嘩が好きなんじゃないかと思います。元々人の話を聞かないし人種だし、お互い言いたい事だけ言っちゃって、で最後にはチャンチャンと、“ちゃんと”事が収まります。







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by viabellaitalia | 2017-07-19 20:15 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

真夏の夜はルンゴテベレ

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日中の灼熱時間がやっと終わる夕暮れ時、イタリアの人たちは夕涼みもかねて外に繰り出します。

毎年、各都市で夜な夜ないろんなイベントが組まれますが、もしこの時期にローマにお越しの方には、ルンゴテベレの下、川岸をぶらぶらお散歩、お勧めです。

写真の聖大天使城 カステロ サンタンジェロの下の川縁に白いテントが見えると思いますが、ここでーす。

川縁を2kmほど、夏の間の限定ですが、いろいろなお店のテントも並び、アペリティフやお食事も楽しめたり、クラビングも出来ちゃいます。

ちょっとローマ バイナイトを楽しみたいけど、大丈夫かな? 危険じゃないかな? なんてみなさん心配ですよね。ルンゴテベレに出るお店は外から、店内も見えるし、まわりは多くのひとたちがそぞろ歩いてるし、お値段も基本的には明朗会計の・・・・・はずです。


この・・・・・・・・のところは、ぼったくりじゃないけど、先日とある場所で、「クラブオーナーとの意見の相違」があって、お会計時にもめはしなかったけど、まあ、意見交換勃発したので。


でも、そんなところもひっくるめてある意味「ローマの真夏の夜」を楽しめるポイントです。

もう笑っちゃうしかないくらい、騒々しくローマらしいお話なので、ちょっと長いと思いますので、明日にでもご紹介いたします。






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by viabellaitalia | 2017-07-17 19:19 | Buon viaggio通り | Comments(0)

真夏のかくれんぼ

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うちはそんな広くないし、部屋数もないんですが、最近、カルロがこつ然と消えます。


あれ? 


いつもは私の足元にまとわりついてるか、絶対視界の中に鎮座しているのに、どこだ?


おうちのドアは閉まっているので、いきなり外におでかけはしていない。


我が家はイタリアで言う1階、日本的には2階なので、ベランダから下に落ちているとは・・・・・思いたくないぞ。


彼の定位置の居間のソファー、ベランダ、バスルームを探すもいない。


あれれれれ???? かーるーろー????


と、もう一度寝室に目をやると、ベットの下から、カルロの尻尾が・・・・・・・。


去年の夏は寝室で寝ていたカルロくんですが、西日が当たるので、夜でも暑いらしく、気がつけば直射日光があたらないバスルームで寝ていることがあったので、数ヶ月前からカルロの寝床をバスルームに移してあったのです。ところが最近、おやすみーと言って電気を消した後、カルロが寝室に入って来る気配が。


暗闇の中、寝室を見回すも白い物体(カルロ)が見えないので、気のせいかと思っていたんですが、もしかしてベットの下はすこーし涼しいのかしら?



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by viabellaitalia | 2017-07-13 19:18 | Bau Bau Park | Comments(0)

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南イタリアのバジリカータ州のマテーラは、洞窟住居がユネスコの世界遺産に登録された有名な町です。先日のお買い物代行はマテーラから。


今回の指令は「マテーラの幸せを呼ぶ笛ククーを探せ」


お買い物代行のご要望って、本当に多岐に渡っていて、毎回、気分は探偵です。

しかも、あたくし、イタリアに16年も住んでいますが、バジリカータ州は高速で通過しただけで、マテーラにも行ったことがない。

「幸せを呼ぶ笛、ククーってなに?????」

ここからお買い物代行が始まるので、毎回いろんなことを学びます。



その昔、メンドリの形をした笛、ククーは家の中を彷徨う悪い聖霊を遠ざけるものとされ、マテーラでは大切に居間に飾られるものでした。

確かに洞窟住居で知られる町ですし、家の中、暗そうですよね。・・・・って行ったことがないので、想像ですが。

おもちゃなんてそんなになかった時代ですから、子供たちにとってククーは憧れのおもちゃでもあったそうです。

貧しい南イタリアの町では決して、全ての子供が持てるおもちゃではなかったんです。


家の魔除けとして使われた素焼きの笛ククーは、現代ではカラフルに絵付けがされたり、背中にお花や小鳥を乗せ、豊穣のシンボルとして、結婚式の当日に新郎新婦に贈られるそうです。


こういったその土地にしかないものって、大体は町のメイン通りのお土産屋さんなどで扱っていて、情報収集が難航する商品なんです。案の定、お客様からいただいたお店情報に連絡をしても回答がこない。

市の観光情報サイトで見つけたククーの制作職人さんらしき人のフェイスブックページを見つけたので、思いきって電話をしてみた。


「すみません。あの・・・・幸せを呼ぶ笛、ククーを探しているんですが・・・・。」


「はい? ええ、ククーをお探しでしたら、大正解のところにお電話いただきました。」



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写真はGeppettoさんより拝借しました。


普通、職人さんってぶっきらぼうな方やお年寄りが多いのですが、こちらの職人さんはまだ若い方で、今時のSNSアプリも対応可能。

お客様からお見積もりにGoサインいただいて、ほんの半時間ほどで、買付、集荷の手配まで完了。


マテーラにはもちろん、何人もククーを作る職人さんがいるようですが、「うちのククーです。」と送っていただいた写真を見た途端、もうピピピピピピッ!と来ちゃって、お客様にも「ここの可愛いですっ!」と力強くご提案させていただきました。


ノーベル平和賞受賞者のダライ ラマ14世がマテーラを訪れた際、こちらの職人さんのククーを吹き幸せを祈られたそうです。これは間違いなくご利益ありそうですね。



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私も近い将来マテーラに行って、ククー買って来ちゃおうぞおおおおおお!



VIA BELLA ITALIAでもククーをお取り扱いしています。

ご注文は

http://www.viabellaitalia.com/ja/home/4522-geppettocucuu-di-matera.html?live_configurator_token=03b79ce13a34a35df778b4d0115685fe&id_shop=1&id_employee=2&theme=&theme_font=font8






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by viabellaitalia | 2017-07-13 00:37 | I love shopping通り | Comments(0)

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着せ替えができるバック、カスタマイズができる面白さがイタリア人に大ヒットのO bag(オーバック)


ハンドルもボディーも好きにカスタマイズできるし、カラーバリエーションも豊富で季節に会わせて手持ちのO bagにプラスアルファーで着せ替えって、乙女心をくすぐります。


最初はうーんと思ったけど、最近は表面をいろいろ加工した一見かご風とかレザー風まであり、さらにハンドルに飾るチャームや、内側につけるポーチなども加わり、InstagramにはO bagマニアなんてアカウントもあったり、どんどんO bagファンが増えています。


今回のお買い物代行は元気なビタミンカラーのオレンジ、カラー名はあひるのくちばし色ですが 汗

ハンドルはスエード風なものを合わせてみました。


買付に行った先で、こんなO bagも見つけました!

ハンドルがキャンパス地は夏に活躍しそう!!!!!!!!!!!



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新作のフラワーシリーズはバックのフロントボディーにお好きな色の花をあしらえます。



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お買い物はVIA BELLAITALIAヘ

http://www.viabellaitalia.com/ja/239-o-bag?live_configurator_token=03b79ce13a34a35df778b4d0115685fe&id_shop=1&id_employee=2&theme=&theme_font=font8







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by viabellaitalia | 2017-07-10 23:38 | Buon viaggio通り | Comments(0)

帰ってきたボンドさん!

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シチリアに新しい生産車さんたちとの出逢いを求めて出かけたときは、確か、社用車のBMWで出かけた。

ピスタッキオの町、ブロンテの旧市街の超急勾配で細い道を走らせたときは、どこかこすっちゃうんじゃないかと店長、びくびくもので運転をしていたのを覚えている。


社用車のBMWを私たちは「ボンドさん」と呼んでいる。

店長の愛車ルーポくんのお姉さんのポジションだし、ハイテク車でなんでもボタンひとつ。まるで007、ジェームズ ボンドの車みたいなので「ボンドさん」と命名した。

だってイタリア語のBMW ビアメブーって、なんか間抜けな感じなんだもん。


あれは2年と4ヶ月前の2月、めっさ冷えた朝、ボンドさんは突然ご臨終となった。

いつものように出勤をしようと店長がエンジンボタンを押すも、まったく動かない。

まさに、うんともスンとも言わない。

朝早くにいきなりポン!という音とともに、白い煙をエンジンルームからもくもくさせたのを目撃したと駐車していた手前のお店のおばちゃんの証言である。


一応、機械工学のエンジニアでBMWのラボでエンジンルームの冷却装置開発の研究に携わった店長、いろいろ調べたら、BMWのエンジン構造の設計ミスであることを探り当てた。日本だとこういうケースはリコールであるが、イタリアは泣き寝入りで終わる事が多い。


修理は可能ではある。ってかエンジン丸ごと取り替えしかないらしい。

ということで、2年前の夏、車で30分ほどのオレーバノと言う町の車体工場に持って行ったのだが、バカンスシーズン幕開けの時期で、部品の見積もりが取れないと言われ、ボンドさんはそのまま工場にお預かりをして、秋になったら見積もりをくれるということになっていたんですけどね、そのまま梨のつぶてに。


何度か見積もりの催促はしたらしいけど、ぷっつり。


普通だったら、ここでヤバいとかなにがしかのアクションがあるんですけどね、先もちゃんとした車体工場だから、お客様の車をちゃんと保管するのは当たり前でしょーとか、イタリア人、変なところで信用してて動かない。(ただめんどくさかったのか?)


で、去年の暮れ、そう、オレーバノに持って行ってから1年と4ヶ月が過ぎた頃、突然オレーバノの市警察から「地元の車体工場からオーナー不明の車が置きっぱなしで困っている」とお電話が入りまして 汗


急遽、軍警察のお友達にも同行してもらってボンドさんを引き取りにオレーバノに向かった店長ではありますが、なにせボンドさん、まったく修理の手は入っていませんので、相変わらずエンジンはかかりません。軍警察のお友達のおじさんがナポリ近郊で車体工場を経営しているとのことで、このおじさんにナポリから車を引き取りに来てもらい、ボンドさんは今度は故郷ナポリへ。


BMWにはナポリ工場ってのはないと思いますが、ボンドさんを買ったディーラーがナポリだったので、実は最初の頃、私はBMWをナポリのマフィア カモッラちゃんと呼んでいました。笑


ナポリのおじさんのところで約6ヶ月、やっと修理が終わったよーと連絡が来て、先週の火曜日に店長はナポリまで引き取りの旅をいたしました。

そう、行きは電車乗り次いで3時間半。帰りはボンドさんで1時間ちょっと。

トータル、2年と4ヶ月ぶりのコンビ復活です。


おかえりなさい、ボンドさん!!!!!!!

気持ちは両腕を大きく広げてハグしたいくらい。


が、ここはイタリア、しかも南。話はここで終わらない。

ナポリのおじさん、ちゃんと修理してくれたけど、別にガソリン満タンとかサービスはしてくれなかったらしく、引き取り後すぐ給油。


給油ストップで発見いたしました。ボンドさんの給油口の中蓋が・・・・・ないんですけど??????


犯人はナポリのおじさんではございません。甥っ子が軍警察ですから、その口でもらった仕事、そんな悪さはできないでしょ?


「お客様の車をちゃんと保管するのは当たり前でしょー」と店長が余裕をかましていたオレーバノの車体工場で、どうやら細々とした部品を盗られちゃっているんですよー!


昨年、暮れに引き取りに行った際、ざっとチェックして実は、車体にかすり傷が増えてること、ホイールのBMWのロゴがひとつ無くなっていることは店長は気づいていたらしいけど、エンジンルームのいろんな蓋とかも無くなっちゃっていることに今、気がついたようです。


先日、とある駐車場で駐車券を受け取った際に、いつも通りにシートの上の日除けに挟もうとして、びっくり。日除けの内側についていたミラーが、運転席、助手席、どちらも盗まれているんですが、ミラーのどころか、この日除けボード自体が色こそ同じだったので、気がつかなかったけど、オリジナルで無くなっている事判明。



ねえ、これってオレーバノの工場、訴えていいんじゃないの?

それにしても、イタリア、物事は簡単にはいかない・・・・・・・・・・。


写真はタオルミーナの町中で見かけたベランダ。あれ? ハト?と見上げたら陶器のハトたち。










最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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by viabellaitalia | 2017-07-06 00:09 | イタリア広場 | Comments(0)