カテゴリ:Buon viaggio通り( 28 )

聖なる森 怪物公園

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「明日はParco dei mostri 怪物公園に行くの!」


Mostra? 展覧会?」


「違う違う!MOSTRO(怪獣)で、 MOSTRA(展覧会)じゃないよ。」


「怪獣って・・・・恐竜とか?」


「・・・・・・・。ボ・・・・・ボルツァーノじゃなかった、ボマルツォにあるの。」


「ボ? ボルツァーノって北イタリアで日帰りは無理でしょ?」


「だーらーらー、ボマルツォ」


「・・・・どこ? どうしちゃったの? 今日は全然、きみのイタリア語わかんない。」



最近、日本の観光のお客様の間ではかなり有名なボマルツォの怪物公園、意外にイタリアでは、それほどメジャーじゃないのかしらん?

トスカーナのアウトレットに買付に行く途中、ローマから北上する高速を飛ばして1時間強くらいのところに、「ここ降りたら怪物公園」という標識を目にする度に、行きたいと思っていたボマルツォの怪物公園はラツィオ州ヴィテルボ県の小さな町にあります。


なんと先日見に行ったティボリのエステ家の別邸 Villa d'Esteの世界遺産にもなっている噴水公園の建築家ピッコロ リゴーリオ作です。

って、ルネッサンス期です。その当時にこの土地の領主だったオルシーニ家のピエール フランチェスコ オルシーニが最愛の妻ジュリア ファルネーゼ(チェーザレ ボルジアのお母さんと同じ名前だけど、別人です)の亡き後、その悲しみを紛らわせるために庭園を作られたそうです。


チェーザレ ボルジアのお母さん、ジュリア ファルネーゼは絶世の美女だったと有名ですが、同姓同名のこの奥様もさぞかしきれいな方だったんでしょう。


森の中の彫像のひとつ、眠れる女と題された像の横には貞節のシンボルである犬の像が森に横たわる女性の寝顔を見守っていました。


この構図にふとルッカのサン マルティーノ大聖堂で見たイラリア デル カレットの彫像を思い出しました。こちらも亡き妻を思い当時のルッカの統治者だったパオロ ギニージが作らせたもので、もしかしたら、この眠れる女はオルシーニの王子様もギジーニと同じような想いで作らせたのではないでしょうか。グロテスクな彫像が一杯の怪物公園もその成り立ちは愛の物語なんだな。




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悲嘆にくれたピエールフランチェスコ オルシーニの死後、この庭園は彼の死とともに忘れ去られ歴史の中に埋もれてしまっていたのを1951年にたまたまこの広大な土地を購入した不動産家ジョバンニ ベッティーニが発見し、再整備をして公開されたものです。

なので、公開は意外に最近のお話です。イタリア、特にローマがあるラツィオ州は見るもの一杯あるのでら、20世紀になってからの発見なんてものは、まだ知られるのには日が浅いのかしら?


昨日は新緑の季節で、お天気も良く怪物たちにお出迎えされる公園探索も気持ちが良いものでしたが、ここは曇りとか冬などの季節は結構、怖いかもです。



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by viabellaitalia | 2017-05-22 20:52 | Buon viaggio通り | Comments(0)

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10年越しの願いが叶ってティボリに来たからには、もう1カ所見逃すわけにはいかないでしょ! と鼻息荒くGoGoしたのはヴィッラ デステ。


ヴィッラ アドリアーナから車で11分という近場なのに、道に迷いました。

休日だったので、ティボリの旧市街に入るところの車道が通行止めで、ナビはここをまっすぐ行けと指示を出すも、入って行けないよー!!!!! もう! ミカのグーグルナビ使えねー!!!とか散々言われてぐーるぐーる。

3回目に諦めて車を放置して旧市街に入り込んだときに、すでに携帯の充電は17%。はい。せっかくの世界遺産の写真が途中から撮影できませんでした。



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ヴィッラ デステ。エステ家の別荘というこのお屋敷。エステ家って北イタリアはモデナあたりの貴族じゃなかったっけ???? なんでローマに?とずーっと納得が行かなかったんです。

帰って来た後ですがお勉強して納得。ルクレチア ボルジアが最後に嫁いだ先フェッラーラのアルフォンソ デ エステとの間の子供で枢機卿までなったイッポリート2世が隠居生活の場としてティボリのこの場所におちついたわけで。

敷地内の庭園がとにかくすごいです。イタリア一の噴水庭園だそうで、500もの噴水の仕掛けがあります。どうして16世紀なんて時代にこんな仕掛けができたのか、もう・・・・・言葉にならない。



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16世紀の水のエンターテイメントパーク! しかも水源は近くを通る川の水を引き込んでいるわけで、その工事から庭園建設が始まっているわけでしょ?

人間の創造力ってすごいです。

見学は旧市街の広場に面したお屋敷から始まりますが、お屋敷の随所にね、おトイレが設置されていまして、あたくし、去年から結石をやっていますもので、トイレ場所確認は必須。イタリアって公の場所でトイレ探し、結構大変なんですが、ここのお屋敷は結構あります。

これも、庭園に出てみて、納得。500もの噴水がありますので、もう水音もすごい、で、人間、生理現象ですね、トイレに行きたくなります。笑



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庭園に出ちゃってからはトイレの場所まで戻るの大変なので、先に行っておくの、重要な観光ポイントだと思います。


お屋敷も庭園も完成を見ずにイッポリート卿は亡くなられたようで、その後建設をいろんな人が引き継いだので、お屋敷内の壁を飾る絵のモチーフの年代にかなり幅があります。


庭園内では、ゆっくりベンチに座って本を呼んでいる人や、お友達とおしゃべりをしているグループなんかも。

がきんちょたちは・・・・・彫刻の美女の乳首から吹き出す水で遊んでおりました。



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100mもの高さに吹き上がる水しぶきをかぶっちゃったり、100個もある噴水口のお顔を楽しんじゃったり、世界遺産エンターテイメント パークでした。







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by viabellaitalia | 2017-05-05 23:34 | Buon viaggio通り | Comments(2)

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「あら! ヴィッラ アドリアーナに行って来たの? ふふふふ、あたしの別荘ね。」とにっこり笑うのは近所の仲良しお婆ちゃんのアドリアーナ

文法的には間違ってない。 笑




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先週末は念願かなってティボリにあるヴィッラ アドリアーナに行ってきました。

テルマエロマエでも有名なハドリアヌス帝の夏の別荘です。って皇帝もまさかこういう冠詞がつくとは思わなかっただろうけど、ウィキペディアでもハドリアヌスが登場する作品の筆頭にテルマエロマエが出て来ちゃう。笑


実はうちから車で30分ほどの距離なんですが、この世界遺産、交通が不便。ローマからでもバスですが、郊外からだとたかだか30kmほどの距離に数回バス乗り継ぎで、無理。

だってイタリアの郊外バスって本当にいつ通るか予想できないんだもーん。


それにしても広かったです。敷地面積1,2平方キロメートル。たった一人の皇帝のためにこんなすごいもの作れちゃった古代ローマ人はすごい。建設に費やした時間もたった15年。敷地内には30ほどの巨大な建物があります。

空にそびえたっちゃう古代の温水プール跡の天井のレンガとか見ちゃうと、機械がない時代ですから、ひとつひとつ手作業だったんだよね・・・・と思うと感慨深い。



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現代の古代ローマ人の末裔たちなんか、ローマのしがない田舎町バルモントーネ駅に隣接するちっちゃな立体駐車場さえ、本当は2003年にできあがるはずだったんですけど、今年は2017年でしたよね。。。。。


ハドリアヌス帝は別名「旅する皇帝」と呼ばれるくらい在位期間中に属州視察を多くしたらしく、旅先で感動しちゃった建築物や建築スタイルをまねたものもこの別荘跡に作らせたそうですが、とにかく広いから、別荘でゆっくりとしたくても、ちょっと図書館で本読むぞーと1km徒歩とか、温水プールのサウナに入りたいわーと思って1km移動って、大変じゃん!

広大な敷地の警護にあたる兵士もさぞかし多かったんだろうな。

警備の兵士たちの兵舎がすでに数階建てでございますが、なにか起こっても、すぐ現地に到着できないじゃん。



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長い小池の端のアーチにたたずむぷりケツの美青年の彫刻を見て、思い出しました。

そうでしたハドリアヌスさんにはアンティノウスという最愛の愛人さんがいたんでした。

ローマ郊外のワイン生産車Casale del Giglioにはこの青年の名前がついたワインもございます。



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ローマ郊外で交通が不便でもやっぱり一見の価値ありです。









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by viabellaitalia | 2017-05-04 20:11 | Buon viaggio通り | Comments(0)

2000年を踏みしめて

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昨日のメーデーはみなさん、いかがお過ごしでしたか?


人間って結構歩けるものなんですね。昨日は1日で3万歩以上。距離にして28km歩いちゃってました。

せっかくの良いお天気の休日ですが、メーデーですので、美術館なども休館の所も多く、どこが開いてるかな?とちょっと考えて、出た答え。


「アッピア街道。」


州立公園と言えども、道ですから、メーデーだから今日は通行止めとかないでしょ?

が、結構アッピア街道を歩くのって大変です。一応ローマの始発点はサン セバスティアーノ門からなんですが、すでにこの門が地下鉄駅からも離れているし、バス乗り継ぎで行くのも面倒なので、ちょっと頑張って歩いちゃうんですが、後はひたすら郊外に向かって歩くことになるので、もうだめ、体力の限界となったとき帰る手段はあるけど、当てに出来ない。

数年前にチルコマッシモから4時間炎天下の中歩いたことがあるので、まあ、門から始めれば、あの4年前にへたったところまで行けば、バスもそのうち通る道に出るしと楽観してたんですけど、アッピア街道ってついつい歩いちゃう。

ついつい終着点のブリンディシ目指しちゃったり(無理ですが)

昨日は4年前にへたったところよりさらに数キロ行ったところ、門から3時間半歩いたところで、そろそろ帰ろうとなったんですが、いざバス停まで戻ったら、次のバス通過予測が54分後。

昨日のアッピア街道制覇隊長は、「待つ」という文字は彼の辞書にないらしく、「街道の中のバス停まで戻ろう。」

いや、あそこまで帰るのには3時間かかりますぜ、隊長と一応異議を唱えたけど、「俺を信じろ!」と言われちゃね。

で、結局2時間半かけて、元の地下鉄駅まで歩いて帰ってきましたの。

くたっくたになってローマの中央駅まで戻り、さあ、鉄の丘までの電車の中で足を休めようと思ったら、昨日は、本当に運がなかった。

丁度駅に着いたときに電車が発車してしまい、次の電車は1時間半後。ぐったり。

普段は最低でも1時間に2本はある路線なんですけど、重なるときは重なるのよ、不運って。


すぐ帰ってくるからねという飼い主の言葉を信じて愛犬カルロくんはトイレシートを前にしてもずううううううううっと我慢してくれちゃってて、この時点で26km歩いて足が棒だったけど、愛犬の膀胱のためならと我が身に鞭打ってお散歩に行きました。


カルロの朝晩2回のお散歩とアッピア街道一部往復で合計28km。新記録です。


写真はアッピア街道の3ローママイル地点にあるチェチーラ メテラのお墓。紀元前1世紀に建てられたもので、この当時のお墓では唯一女性のために作られたものです。アッピア街道側にチェチーラ / クインタス・クレティカスの娘 / クラッススの妻メテッラと碑文に刻まれています。


アッピア街道の道の両端にはずっと古代ローマ時代のお墓が連なるんですが、これって日本人的に考えると変じゃありません?

墓地じゃないんだし、ずーっとお墓に挟まれた街道を歩くって、なんか変。

お墓と思うと夜は怖くて歩けないぞっ!!!!


当時の裕福なローマ貴族たちはこうやって街道沿いにお墓を建てるのがステイタスだったらしいです。こうやって家系の繁栄を街道を歩く人たちに示すって、ちょっと今の時代のフェイスブックやセルフィーをする心理に通じるものがありません?








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by viabellaitalia | 2017-05-02 20:27 | Buon viaggio通り | Comments(0)

ぴーかんローマ

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「寒さもおまえの誕生日まで」とは我が母の言葉です。


彼女の中ではどうやら私の誕生日が過ぎたら春の到来と決めているらしいですが、確かにローマだと2月20日過ぎあたりから、なんとなく春の兆しがチラホラ。

今年もこの週末、日曜日だった昨日は、なんと20度行きました。暖かいを超えて、太陽が痛かった。


空が蒼い。ぴーかんローマ。



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ヴェネツィア広場のヴィットリオ エマヌエーレ2世記念堂の屋上テラスでローマの360度パノラマを見て来ました。

ローマってパリのエッフェル塔や、東京みたいに高い塔がないので、こんなに高いところからローマの街を見回したのは初めてでした。

フォロロマーノに、コロッセオ、バチカンのクーポラも見えるし、7つの丘の街と呼ばれるローマだけど、サッカーのスタジオ・オリンピコがある方向に、低めの山が見える。

おおおおお、なーるほど! あそこってモンテマリオ地区(マリオ山)

なんて、なんでモンテ(山)なの?????と思っていたところが初めて判明しました。コロッセオのずーっと向こうの山はカステッリロマーニと呼ばれるローマ郊外の街が続く山も見えます。

この山のさらに奥に鉄の丘もありまーす。

こうやって上から見ると、やっぱりローマは大きいです。







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by viabellaitalia | 2017-02-27 20:43 | Buon viaggio通り | Comments(0)

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海洋国家で繁栄していた頃のピサの港は、現在と比べると随分内陸部にあったそうです。

ピサの中心地区から6、7キロ、海の方へ向かうと道にたサン ピエトロ ア グラード聖堂があります。

昔はここまで海岸線が来ていて、アルノ河の河口の船着き場だったそうですが、現在ではここからさらに数キロ車を走らせないと海岸線はまだまだ遠い。


ローマの金ぴかな教会を見慣れている私には、ピサの地元サン ジュリアーノ産の石が組まれた教会はなんだか新鮮に映る。

しかも、よくよく見ると組まれた石の間にときどき年代が違う装飾が施された大理石なんかも見られ、なんだか時代のパズル、モザイクみたいで面白い。



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ここは、紀元後42、44年頃に聖ペテロがアンティオキアから船でローマに向かう途中に嵐に見舞われ、辿り着いた場所。イタリアで初めてミサをした場所と伝えられています。

聖堂の中には聖ペテロの祭壇跡があり、その上に中世に教会が作られていて2重になっています。


聖ペテロはカトリック教会の最初の教皇ですから、ここからイタリアのキリスト教が始まったとも言える場所ではないでしょうか?


元旦の朝、これからローマに帰るけど、まだ出発するには早いよねーなちょっとした空き時間に「見せたいものがあるんだ」と連れて行かれた聖堂。

普段はあまり中は開放されていないらしいのが、元旦の朝だったからでしょうか? 特別公開されていて中を見る事ができました。

ピサはやっぱり斜塔が有名だし、しかも町外れのちょっと寂れた(すみません)教会に、こんなすごい伝説があるとは、想像もしてませんでした。


イタリアってすごいです。






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by viabellaitalia | 2017-02-10 20:26 | Buon viaggio通り | Comments(0)

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「ねえ、この入り口、なんか入ってくださーいって誘われてる(招待されている)感じしない?」


とイタリア人が指差す先は・・・・・・・・エトルリア人たちのお墓跡。


お箱に招待されても、困るでしょーに!!!!!!とつっこみたいが、意外にもイタリアって墓地巡りとかの観光スポットあります。


あたし、18年前にポンペイに行ったときに、なにか拾っちゃったみたいで、その夜は一晩中金縛りや、誰かの話し声、ホテルの部屋を歩き回る足音を聞いて以来、なるべくこういうスポットは避けています。

幸いなことにポンペイ以外ではイタリア暮らし、こんな怖い目に合っていません。


今回、突然に連れていってもらった広大な自然公園は、そのまんまエトルリア人たちが暮らしていた土地。

公園入り口の周りに大きな墳墓が何個もあります。3000年以上前にこの地帯で暮らしていたエトルリア人たち、永久に眠る場所を海が見える崇高明媚な場所に決めていたらしい。

「今日のは、かなり時間かかるから、まずはさきに腹ごしらえしておこう。」


って? 墳墓はもう目の前にあるでしょーに?


「いやいや、今日は、一番長いルートは今、閉まっているって言ってたし、その次の赤ラインコースは足場悪いので、トレッキングシューズないと難しいって言ってたし、ミカのブーツで行ける中級コースを回ろう。」



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と、てっきり森の中のトレッキングと思いきや、森の中、まるごとエトルリア人の墓巡りコースでございました。 汗

軽めのコースとは言え、あたしゃあ、ヒールは低いけど、ブーツですぜぃ! そのままアペリティーボに行けます!な出で立ちだっていうのに、まじにノリはトレッキングで坂道のぼりーの下りーの道を歩く事小一時間で、やっと小山全部、まるごと墓所のポイントにたどり着きます。ぜいぜい・・・・・。

そこから山の中腹にほとんど2メートル毎ごとに掘られて作られた墓地を見ながら森の中を彷徨い歩くのが、またまた1時間。ぜいぜい・・・・・・・。

で、帰りに公園入り口までまた小1時間徒歩。

この日は万歩計なんかあっと言う間に1万歩ぶっちぎりました。


エトルリア人たちの墓地、ひとつひとつは小さいけど、一山全部集合墓地でどうやら最大規模だそうです。森の中には墓地を作る際に使われた石切場跡があり、周りをぐるっと掘ったまんま、石を切り出さずに放置されたもの、あり、3000年も前にどうやって石を切り出していたのかがそのまま見れます。

小さな墓地に誘われて 汗 入ってみると、意外に中は広く左右に多分遺体を埋葬したであろうベットが掘られています。ちゃんと枕の部分は高くなっています。

「すごいだろ? ねえ、写真撮んなよ!」と言われても、なんか写っちゃったら怖いから撮れない。

各お墓の入り口には大きな石で封をしてあったそうですが、中にはお墓の中にフレスコ画で装飾を施されたものもあるそうですが、現在傷みがひどいのでこちらの華麗なお墓は見物ができません。

見物といっても、イタリアのすごいところは、そのまんま入っちゃうことができるってことですよね。

3000年前のエトルリア人たちにはフレスコ画で壁を飾る習慣はなかったそうなので、もしかしたら近隣に住む他の民族、多分古代コーマ人との交流があり、もしかしたらそのお墓の持ち主はエトルリア人ではなく、近隣民族出身の人だったかも、でもどーしてエトルリア人の集合墓所に?と、まだはっきり研究はされていないそうです。

なにせ、イタリアは地下を掘れば、どこからもいろんなものが出て来ちゃうので、保存も研究にもお金が回りきらず、常に資金不足。

大きな森を全部集合墓所にしちゃったエトルリア人たち。木々の向こうにはきれいな湾が見える静かな場所。3000年前、この風景を見てどんな暮らしをしていたんだろう。


3時間ほどの中級コースを終えた跡は 公園入り口近くの海岸に作られた墳墓巡り。

こちらは本当に正確に石が積まれてまったく隙間がない。墳墓の形ではなく、家の形をしたものもある。外には多分・・・・石棺かな? 大きな石棺の横に小さな石棺が並ぶ、多分家族のお墓。

妙に生活を想像させる遺跡たち。



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「さあ、あっちにも行ってみようよ。」と別の墳墓を目指すイタリア人。って、ちょっと日本人的に驚くのはこういった墳墓群の一つ一つをつなぐ道がない。それぞれ雑草を踏みしめて好きずきに道順を作ってゆくイタリア人たち。

雑草の原っぱを先に歩くイタリア人の後ろ姿を眺めていたら、ふと私の中で時空が飛ぶ。


3000年前にこの原っぱを歩いていたエトルリア人たちのDNAの欠片が、私の前を歩く彼の中にもあるはず。そうか、イタリア人の彼は21世紀のエトルリア人なんだ。

わたしは? 欠片もないな、うん。笑

でも今回は変なものもひろわず、3000年前の生活を過今見させていただいたのも、なんなく肌が合うというか違和感を感じなかったのは、もしかして過去に私はここにいたのかも。






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by viabellaitalia | 2017-01-24 01:10 | Buon viaggio通り | Comments(0)

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地理に弱いMIKAでございます。

サンガルガーノ修道院に行ってみたい!とずっと思っていたんですが、ずっとプーリアのガルガーノにあるんだと思っていました。


私を混乱させた理由は、日本語発音のガルガーノ。これがね、GALGANOGARGANOじゃなかったの。てへ。

プーリアの海辺の地方はGARGANO ガルガーノ

私が行きたかった伝説の聖ガルガーノ修道院はトスカーナ。GALGANOと書いてガルガーノと呼ぶ。


LとRの違い。日本人泣かせな名前です。


屋根がなく、廃墟と化した修道院跡。とても不思議な空間です。この修道院の裏の丘を登った教会には伝説の聖ガルガーノの剣があります。

岩に突き刺さった剣って、あれ? アーサ王じゃなかったっけ????? なんでイタリアなの??????と地名どころか最初っからよくわからないミステリーゾーンだったので、もう絶対いつか行きたいと思っていたところのひとつ。



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12世紀の半ば、この修道院の近く、今のシエナ県出身の結構やんちゃさんだった騎士ガルガーノ(のちに聖ガルガーノ)が、ある日大天使ミカエルより「物欲を捨てよ」と啓示を受けます。

それは岩に剣を突き立てるごとく難解なことと反発心から岩に剣を突き立てると、これがいかにもあっけなく刺さっちゃった訳で。

この日よりこの剣を十字架に見立て、彼は祈りの道を歩んだのですが、800年経った今もこの剣が残っているんですよね。昔はアーサー王の伝説をまねた偽物じゃないかと言われたこともあったそうですが、つい15年ほど前に放射性炭素年代測定法による調査も入ったそうですが、伝説と年代がみごとにマッチしたそうです。


この日は先にネクロポリスを見て時間があったら、どこか回ろうかなくらいで、いきなり決めたために、前情報もなくその場でGoggleマップさんにナビをお願いして、車をし恵那の丘陵地帯をくねくねと一時間ほど走らせていたら、いきなり、「後600メートルで目的地に到着です。」とアナウンスが入ったとき、大慌てでまわりをキョロキョロ。

廃墟をトスカーナの糸杉の列の向こうに見つけたときは感激しました。



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しかも、冬至の後のこの時期は早く太陽が沈んでしまう。そんな季節の午後、本当に最後の太陽の光に照らされた修道院跡の回廊が、まるで照明がついてるかのような光の加減で、

なんだかすごい天からの贈り物をいただいたみたいで大感動しちゃいました。



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後から聖ガルガーノの伝説を詳しく読んで、このときの胸の中にわき上がった感動がなんだったのか、ちょっぴり納得。

聖ガルガーノを導いたのは私が勝手に決めちゃってる私の守護天使、大天使ミカエル。

私は、世俗は捨てれませんが、きっとなにかのお導きだったんだろうな 笑





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by viabellaitalia | 2017-01-18 01:46 | Buon viaggio通り | Comments(0)

ちょっとルッカまで

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最近急にトスカーナづいています。今週末もちょっとルッカまでお買い物代行。


大学を出て働き始めてから時間がなくなり、大好きだった漫画やアニメも追わなくなり、すっかり浦島太郎さんな私が行ったのはヨーロッパ最大級のコミックス&ゲームス。

トスカーナの小都市ルッカで行われるこのイベント、凄かったです。この日のために本当にヨーロッパ中からお客様たちが来るし、日本からも一杯来るらしく、小さな町のキャパシティーぎりぎり。でもイタリアなのに、なかなかオーガナイズがしっかりしているのは、さすがトスカーナ州かもです。


この日のために、しっかりコスプレしてくる方々も多く、しかも時期がハロウィーンと重なって、パビリオンを見てまわるのも楽しいけど、町行くコスプレさんたちを見るのも楽しい。

コスプレで、まったく素性がわからない系の人は、さすがに今の時代ですから、警備に当たっている軍警察や陸軍兵士にチェック受けてましたが、一人、本当に怪しい感じで、普通の陸軍の制服に頭はヘルメットの上から藁をかぶり、顔もマスクをしてという扮装の人を見かけたときは、ちょっと怖かったです。ちょっと距離を置いてみましたが、私と同じくジャパンタウン(日本系のパビリオン)前で、もう一度チェックがあるのを確認すると、さーっと列から外れていったのが余計怖かったです。汗 



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平和なコスプレグループ



実はこの夏に下見をかねて一度来ていたので、私にとっては再訪で、夏に訪れたアンフィテアトロ広場に行ったときはちょっと感動しちゃいました。


イタリアに住んで10年以上になるけど、隣の州のトスカーナは私にはかなり遠かったのに、急にこんなにちょくちょく行けるようになってびっくりしてます。

ちなみに・・・・・また明日もトスカーナに仕事で行きます。爆


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by viabellaitalia | 2016-11-02 19:16 | Buon viaggio通り | Comments(0)

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お仕事前にちょっとコーヒーを1杯飲んで気合いを入れるよー!


どこで飲む?


・・・・・


で、ちょうど目の前にあったグッチ カフェへ。


1階、2階とグッチのお店で最上階のテラスがレストランとカフェになっているグッチ カフェは、ちょうどお昼ご飯の時間に重なったのもあるけど、半分セルフサービスシステムなので、どこも長蛇の列だったけど、各コーナの店員たちがとってもにこやかに、そしてテキパキと働いていて気持ちが良い。

イタリアはウエィトター、ウェイトレスの服装は白のブラウスに黒のボトムスとほぼ決まっているけど、ここのカフェで働く人たちは、みんな、お店の店員さんたちと同じ、黒服 (笑


オーダーしたパニーノを「暖めますか?」と聞いてくれたガラスケースの向こうの女性も黒服、コーヒーマシーンを操るバールマンも黒服。

さらに、どこか開いてる席ないかな?とパニーノを乗せたお盆を持ってうろちょろしてたら、一流ブティックのドアに立つ、あの強面のガッテン系の黒服さんがにこやかに、空席を探してくれた。

軽やかな身のこなしで、テーブルの上も片付けてくれる。

心地はいいんだけど、ちょっと異空間 (笑


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向こうの席では多分休憩中なんだろうな、黒服2人組みがお昼ご飯を普通のお客さんと交じって食べてるのが、なんとも微笑ましいカフェでした。



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by viabellaitalia | 2016-10-21 18:55 | Buon viaggio通り | Comments(0)