カテゴリ:食いしん坊万歳通り( 47 )

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やっと、終わったよね? ね????????

もう印刷にまわったはずです。 10月の25日に大阪でイベントがあるそうです。


いやあ、怒濤の夏でございました。ひょんなご縁で日本人のグラフィックデザイナーを探しているという打診をいただいのは5月の末。


「作業は多分8月15日から9月15日の1ヶ月間で、詳細は月曜日に連絡しますね!」と、お返事をいただいていたが、その後1ヶ月以上音沙汰なし。

期間がもろに私のバカンス時期と重なりそうだったので、バカンスの予定も立てられずに居たところに、さっさとピサーノくんから、今年の夏休みスケジュールが入り、慌てて、もう一度ガンベロロッソに打診をするも、やっぱり返信がないので、ああ、これはもうお仕事はないのねーとピサ行きの電車のチケットを買い、夏休みの計画を立て始めた7月の末、も末、いきなりお仕事をいただきまして 汗


しかも締め切り日が9月11日と短くなっちゃってるし。


本当は16日間のゆっくりバカンスを計画していたけど、そんなことしてたら、間に合いませんぜ!!!!!と生真面目日本人は、夏休み前にできるだけ前倒しで作業を勧め、お休みも短めに切り上げて戻ってきて、仕事再開でっせー!!!!!!とMacの前に座ったら、


「今、入稿できる原稿が、まだないです。」とお仕事は夏休みに出発した日から、なにも進んでなかったわけで。


もう、みんなに、「ここはイタリアなんだから、8月になんか仕事は動かないよ! 生真面目にバカンス切り上げて、ミカって馬鹿だな。」と言われまくりました。汗


入稿を待つ事、ほぼ2週間の間に、実は急遽、お引っ越しをすることになりまして、9月はガンベロロッソさんからいただいた編集のお仕事とお引っ越しで、青色吐息な日々でございました。


ガンベロロッソはイタリアのミシュラン。ワインやオリーブオイルなど、様々なガイドブックを発行していますが、今年はイタリアワインガイドをイタリアで編集、印刷、製本まですることになったそうで、このお話が私の元に来舞い込んできました。


2015年と16年はどうやら日本の講談社さんで、日本語版の編集、印刷を請け負っていたようですが、そんな大きな、内部にはきっと作業チームもありそうな会社で引き受けていた約1,000ページのガイドブック。

幸いにも翻訳は別の方が担当してくださるので、編集だけですが、一人ってのは結構辛い。


「イタリアで制作すると決めたはいいけど、いざ、日本人デザイナーをイタリアで探すのは、大変だったわ。」


でしょうね・・・・・・・・・・。 


編集デザインの仕事歴は・・・・・もう30年以上。汗 

版下からDTPへ世の中が変わってからは、クォークエクスプレスという編集のソフトを主に使っていましたが、今回はIndesign。

過去にページ数が少ないものを作ったくらいで、あまり慣れていないソフトというのは、ちょっとびびりましたが、内部、外部デザイナーさんたちにもいろいろサポートしていただき、良い経験となりました。


なにせ、個人的にもワインが大好き♥

ガイドの中には大好きなワインの生産者さんや、お友達である生産者さんたちのワイナリー名もあり、日本にイタリアワインをご紹介するお仕事に関われただけでもすごい嬉しいお仕事でした。


2ページ目のクレジットに私の名前も入れてもらい、イタリアに住む、ワイン好きグラフィック・編集デザイナー冥利につきるお仕事でした。








最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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by viabellaitalia | 2017-10-06 18:52 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

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窓に隠れる猫が目印。じゃないよ。


ミケランジェロが通い詰めたカラーラの大理石の採石場の奥には、コロンナータという町があります。

採石で働いていた人が住み着いてできた町だそうで、ローマにある古代ローマ時代の建物って、本当はほとんどが大理石で覆われ、床も大理石が使われていた訳で、カラーラの大理石も多く使われていたんです。

カラーラの採石場には【創業紀元前1世紀から】なんて書いてあるところもあります。

需要はすごくあった訳ですから、採石場で働いた人もさぞかし多かったでしょうね。

当時、採石場で働く人たちには、報酬としてとして日々の食事の他に毎週2kgのラードが配られていたんだそうです。

体力勝負のこのお仕事の人たちには、滋養が良いラードが良いという采配だったそうなんですが、古代の人たちはそんなことまで知っていたということがとても不思議だよねと、ラードの町コロンナータでラードIGPを作るLa Marmiferaのおじちゃん。



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おじちゃん、ちょっと緊張してますが、
日本の皆さんにもぜひ、うちのラード食べていただきたい!
と熱い想いを語っていただきました。



お名前を聞くの忘れちゃったの。汗


最初ラードと聞いて、重い・・・・脂っこいと思っていたのに、ここのラードは、日本で使われるラードとかなり味も、形も違います。

材料はブタさんの背脂で日本で使われるものと同じですが、コロンナータの町の下のカラーラの大理石の中でも特にしっかりと表面を磨いた特別の大理石で作られた保存溝で作ったものがIGPでそれ以外は、普通のラードだそうで、この大理石の質がラードの品質をも変えてしまうのだそうです。

そう、世界中にラードは存在するけど、コロンナータのラードIGPはカラーラで取れる大理石の中でも上質な大理石を使ってしかできないものなんです。

見た目は全面大理石の台所でシンクのように四角に大理石が掘られていますが、ここに背脂を岩塩と様々な香草で覆い6ヶ月保存すると、背脂の中の脂肪分がどんどん溶け出し、しまいにはシンク一杯に溶け出した液体が溜まるそうで、その液体の中に背脂くんは6ヶ月熟成されるんだそうです。


「上質の大理石でしっかり磨き上げられたものじゃないとね、6ヶ月もの間に溶け出した脂肪分が黒く大理石の中に入り込んじゃうだよ。」


「コロンナータはラードの町なので、一杯ラードを作る工房があるけど、ちゃんと大理石のシンクを確認してね。黒く染みになってるとことのはだめだよ。」


背脂から溶け出す無駄な水分と油分には、なんと現代人が忌み嫌うコレステロールも含まれているらしく、コロンナータのラードIGPはラードだけど、コレステロールが抜けきったものなんです。きっちり抜くのに特別な大理石が必要なんだそうです。


おじさんのお店で試食したラードも、その後に行ったレストランの前菜もプリモとセコンドにもラードが使われるお料理も、全然重くなく脂っこくない。

岩塩で覆われるのに、全然しょっぱくなくってお味はとっても繊細で食感も私が知っているラードとは随分ちがう。


「今みたいに化学的にどうこうという検査や数値を知っていた訳じゃないけどね、古代の人たちはちゃんとこのラードの効用を知っていたんだよ。」


余分な水分と油分が抜けたコロンナータのラードIGPは、オメガ3に近い成分が豊富で抗酸化作用がとても高いんだそうです。



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この夜はラードに合うとお店のお勧めのロゼワイン。




この後に行ったレストランで、いただいた前菜はラードのはちみつかけ。


ラードにはちみつ??????? でしょ? 


ピサーノくんが頼んだのは、アチューゲにラードをまいて食べる一品もアチューゲの塩加減がラードの甘さと合いとても美味しかったです。


抗酸化作用なのか? それともコラーゲンとかなのかわからないけど、ラードづくしのお料理を食べた後は、なんだか肌の調子が良かったです。 笑


コロンナータの町はさすが大理石採石場で働いた人の町で、教会の中のフレスコ画ならぬ大理石の最後の晩餐があったり、小さな町の路地を彷徨い歩くのも楽しい町です。そうそう、お散歩中になーぜか、クジャクの一人お散歩に遭遇してしまいました。

「こらー!!! ジローネ! 一人でどこ行くの!」と飼い主さんであろうおばあちゃんが、怒ってましたが、クジャクのジローネ氏、気にする事なく、私のような観光客がカメラを向けても気にせず、我が道をゆく!風情でございました。



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ジローネ ディ コロンナータ氏



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また行きたいトスカーナの街です。







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by viabellaitalia | 2017-09-01 00:02 | 食いしん坊万歳通り | Comments(2)

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しばらくブログを放ったらかしにしておりました。

夏期休暇に入る前にごっつい編集のお仕事が入りまして、9月11日に印刷データー入稿という条件で、間にがっつり16日にも及ぶイタリアーンな自分の夏期休暇が入っちゃうので、もうなんとか前倒しでお仕事できないかとあがいたんですけど、お仕事をいただく先が皆さん、この仕事の前に【前倒し】で休暇に入っちゃってて、スタッフが揃わないから、打ち合わせがのびたり、入稿がのびたり。

神頼みな前倒しスケジュールは到底無理でやれるところまでと、ここは日本かっ!な連日真夜中までの残業をした後にへろへろで、荷造りをしてバカンス先のトスカーナへの電車に飛び乗りましたが、バカンス中は毎晩のように編集作業のお仕事で胃をきりきりさせる悪夢にうなされていました。汗


バカンス前の2週間の連日残業と40度を超える酷暑で、もう体がぼろぼろでございましたが、なんとか栄養補給もし、寝だめもし、何年ぶりかに温泉にもつかって、リフレッシュ!!!!!

9月初旬の入稿期限のために、バカンスも涙をのんで短縮切り上げで、生真面目に仕事に戻った日本人でございますが、


ただいまー!!!! さあ! 今日からまた頑張りますよー!!! 仕事再開しますからデータ頂戴!の催促メールに、


「えっと・・・・まだ渡せるデータないんだよねー。」


状況はバカンス出発前、12日前のまんまでございました。号泣。


もおおおおおおおおおおおお!!!!! こんなんだったら、もっとゆっくり出来たのにぃいいいいいいいい!!! なんですけど、イタリアですから。


しかも8月。


仕事のために前倒しでバカンスを楽しんだお客様たちも、8月に仕事に復帰したとはいえ、社会が機能してないんもんね。


前倒しできりきりしながら残業して、すごいスピードで仕事を片付けていた私に、当社スタッフみんなが、「ミカさ、ここはイタリアなんだから、そんなきりきりしてたら馬鹿見るだけだよ。 もっとイタリア人にならないと。」とは忠告してくれてましたが。


イタリア在17年。でもね・・・・なかなかそこまでイタリア人にはなれない。汗




今回のバカンスをはさんで入ったごっついお仕事はワインに関係するもので、バカンス中は行く先々で何時もより気をつけてワインを改めて楽しみました。








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by viabellaitalia | 2017-08-25 18:33 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

道産子の性でしょうか?

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今年の暑さは結構応えてます。気温はせいぜい35から37度ほどですが、5月の半ばからずっと雨が降らない。この2ヶ月半で雨が降ったのはトータルしても30分もないんです。

しかも、雨といっても、本当に数滴、あああああ、雨降って来る?と期待させて、降らずに終わる。

降水量として計れないんじゃないだろうか?と思うくらいです。

ローマ一帯、現在水不足が深刻化してきています。

ローマ市内とは水源地が違う鉄の丘も、水道管理会社は同じなのでもう1ヶ月ほど水道の水圧を下げています。


危機感からか、スーパ-でミネラルウォーターを買い込む人たちの量も半端ないです。


私もこまめに水を取るどころか、ガンガン飲まないとそのまま汗で出ちゃって、おトイレに行かなくなっちゃうのは結石持ちとしては危険なので、もう水補給が必死のレベルです。

汗が出ると、塩分も出ちゃってるのか、最近ものすごくしょっぱい物が食べたい。



昨日は灼熱の中、ローマまで打ち合わせに行って来たのですが、ローマと言えば最近ラーメン屋さんや、ラーメンがメニューにある日本食レストランがオープンして来ていますが、道産子の性でしょうか?

疲れているときには体がラーメンを欲しちゃう。


ラーメンが食べたい!!!!!!!とついつい最寄りのラーメン屋さんをググりましたが、この温度ではさすがにヤバいだろうと理性で断念いたしました。

灼熱のローマ、体感温度は40度くらい、太陽の日差しが肌に痛い。

食べて、どっぷり汗をかいた後、消化しきれなくって気絶しそうなので無理無理。

代替え案として、時間もちゃっちゃっと食べれちゃうテルミニ中央駅のフードコードの生パスタ屋さん。


ここのフードコートの名前が中央市場という意味なんですが、生パスタ屋さんのお兄ちゃんたち、コックさんだと思いますが、ノリが市場のお兄ちゃん。

大きく威勢の良い声で客引きが楽しい。

常連のお客様たちとは冗談を言い合い、外国から観光客さんには愛想よくセルフィーに収まったり。

イタリア料理の基本のソースのパスタも常にありますし、お味もうまうま。

昨日は生地にほうれん草を練り込んだグリーンラビオリのラグー(ミートソース)かけ。


ひとまず道産子のラーメン欲をこれで押さえました。






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by viabellaitalia | 2017-08-01 18:41 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

ローマバイナイ

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ローマバイナイ。一見かっちょいい感じですが、スマートとか、エレガンスとかいう形容詞からはほど遠いです。


水面下の戦いをくぐり抜ける知力と頑固さと、図々しさとデカい声が必要です。


「今夜、サンタンジェロ城の下のルンゴテレベの川岸で、ジャズを聞こうよ。」と友人アンジェロくんからの電話が鳴ったのは夕方6時半。


土曜日に、素敵なジャズコンサートないかどうかを聞いたのは、水曜日。

「Ok! じゃあ、ちょっと調べてみるよ。今晩、遅くても明日には電話するよ!」


ローマ人が、今晩、明日・・・・なんて言ってもそれを真に受けてはいけない。

これは「Ok! わかったちょっと調べてみる。」と訳すべきであり、電話が来るかどうかは“当てにしてはいけない”と括弧に入れておくべきである。


案の定、水曜日も木曜日も金曜日も電話は来なかったので、自分で調べて、どうやら土曜日は大したジャズコンサートはないということはわかっていたので、他のイベントを探そうと思っていたところであった。


ピサから南下してる途中だったピサーノくんに、大慌てで、もしまだローマ近辺を走っている途中だったら、そこで停まってて!と電話をするも、イタリア男子、優しいですから「今、まさにローマの側面走ってるけど、迎えに行くよ。後30分で着くから。」


ピサーノVSロマーノ。 同じイタリア人でも州が違うと気質もかなり違う。

ピサーノくんにとってはほぼ土地勘なしのローマの超ど真ん中の交通渋滞がひしめく地区でなんとかテンパリながらも駐車場も確保し、きっかり約束の8時半にジャズクラブ着。


ロマーノ代表アンジェロくんからは「俺の名前でテーブル押さえてあるから、先に着いたら席についててね。」

ってか、ロマーノがOn Timeに着く事はかなりないので、想像はしていた。


待ち合わせのクラブのカウンターバーで席を予約していることをつげる。

「今、お席にご案内しますね。今夜は15ユーロです。1杯ドリンクが込みです。」


今夜のコンサートは9時からとは聞いていたが、ロマーノ代表アンジェロくん、来たのは9時半近く。

まあね、ローマですから、コンサートだって開始時間にきっかり始まるはずがないとは見ていたけど。

9時からぽつぽつその日のミュージシャンが集まり出し、アンジェロが着いたときは、まだ音合わせやウォーミングアップ時間。


コンサートの前にまずは腹ごしらえとそれぞれ夕食をオーダーするときに、アンジェロが「今夜はコンサートだけじゃなく、食事もするって言ってあるので、テーブルチャージ5ユーロで後は食べたものだけ。それ以外はかからないとオーナーと話はつけてあるから。」と言い出すが、あれ? 私たちもう15ユーロX2人分払っちゃったよ。


「それは違うよ! おーいウエィトレスちゃん!」とアンジェロがオーナーと合意してあるという話をも伝え、それぞれ夕食をオーダーした。


この夏の間だけ特設されるルンゴテベレの川岸に2kmほどいろんなレストランやクラブ、バールにちょっとしたお店などが立つ。


この夜のジャズクラブもいつもはスペイン広場近くらしいが、夏場はそっちを閉めて、ルンゴテベレの川岸にお引っ越しをするのだそうで、今年は「ジャズ with 寿司&シーフード」だそうで。


日本人としてはジャズ聞きながら、寿司は正直に嬉しいが、場所が日本でないだけに、ほんまかいな?な企画ではある。


案の上、私が頼んだ「エビの天ぷら」は、何度天ぷらと言ってもオーダ取りのお姉さんは「はい、エビのフライですね?」と返してくるのがすでに不安を煽る。

メニューには「天ぷら」とは書いてあるんですが。


いただいたメニューも、4人テーブルに1冊。しかもなんかばばっちいことになっていて、「ちょっとこれ、上でお寿司を引き回したって感じ。ばっちくって触るのも嫌よ、これ。」と友達が目の前で写真をとってWhatAppで送ってくれてオーダーするという、ちょっとハイテクメニューになっちゃってました。笑



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小1時間ほど遅れてコンサートが始まったんですが、横のクラブのラテン系ミュージックがかぶっちゃって、ジャズに浸れない・・・・・・。そうかと思いきやいきなり川の方向から大音響のオペラが。


お客さんが一斉に立ち上がって川の方に目をやると、MAXモニターを載せた小舟が・・・・・・多分、この時期どこかのテアトロで上演しているらしいオペラの宣伝カー、ならず宣伝船。


こりゃあ、ジャズのミュージシャンだって上手く乗れないよね・・・・な今ひとつなコンサート。


「この納涼ルンゴテベレ ナイトって、一体誰がオーガナイズしてるわけ。」


はい、ローマ市でございますが、全然ちゃんとオーガナイズされてない。お店の配置もこういった宣伝テロとかもどうよなローマバイナイ。


さてオーダーして1時間経ってもなにも来ないお腹減り減り4人組の横を通ったウェイトレスさん「Tutto a posto? 」


イタリア語のTutto a postoとは、状況が上手く運んでいるかを聞く言葉で、この場合は「いかがでしたか?」みたいに使われたわけですが、ローマ人、お腹減り減りで飢えてますから「ええ、ばっちりですよ。これで食事が運ばれてきてたら、最高。」

こんなときもね、声を荒げないけど、大きな声ではっきりとそしてにこやかに「はよー、持ってこいやっ!」と意思表示をするのがローマ風。「はよー、持ってこいやっ!」ってそのまま言っちゃだめよ。


受けるウェイターさんもにこやかな笑みの中にドス黒く渦巻く怒りをちゃんと察したらしく、大慌てて食事が運ばれてきましたが・・・・・・・。


びっくりするくらい量が少ない。小さい。

刺身を頼んだピサーノくんのお皿には4枚ほど薄く切った白身魚が。天ぷらだったはずの私のお皿はやっぱり小さめの海老フライが5個。イカのフライを頼んだ友達のはサクランボ大の丸いものに衣が。。。。。汗



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1時間以上待った夕食は、頑張って何度も噛み締めたけど、ほんの数分、数口で食べ終わっちゃった。

案の定、「これじゃ足りない!!!! ピザが食べたい!」とアンジェロの彼女のロマーナが立ち上がる。


「この時間だとピザ屋も閉め始めているから、急ごう! まじ、これだけじゃ足りないって!」とお会計に走る4人を待ち受けていたのは105ユーロのお代。


こういうときのロマーノは、意外にも声を荒げません。満面の笑みですが、絶対意見は変えねえぞっ!な迫力があります。オーナーも交えて、先にピサーノくんが払った30ユーロの件も加わり大激論会。


でも一人も怒鳴り声を上げなく、笑い声が入りつつお互いを牽制。


「なんにも食べてないのに、105ユーロはないだろうよ。」


「うちの寿司メニューは、みなさんに大好評で一度も文句は出た事がございませんよ。いやだわ、人聞き悪いわ。」


「うちら、寿司は頼んでませんよ。頼んだイカのフライは小さ過ぎてイカかどうかさえわからないくらいだったし。」


「まあああああ! なんですって、うちでお出しするイカはこれくらいありますよ!」とオーナーが両腕を広げる。この感じからしてイカは数十年に一度、どこぞの海で捕獲したとニュースになる巨大イカくらいの大きさのようなので、ロマーナ(本業 弁護士)がすかさず、「あら! そんなに大きいイカなんですか? じゃあ、私のところには吸盤1個、細切れフライだったのね! せめて足1本くらいは出して欲しかったわ。」と応戦。

でも、みなさんにこやか。大激論会はまるでなにかの漫才を楽しんでいるかのようにさえ見える。


「席を予約したとき、テーブル料は5ユーロって言ったよね? 頼むよ。今夜は友達がわざわざ遠いところから出て来てくれたのに、ローマのこんな悪いイメージついちゃってさ。俺の立場ないでしょ?」と言うロマーノの横でピサ人もちゃっかり「今日、フィレンツェから出て来たんですよー」なんてフィレンツェ人のふりをする。

これ、フィレンツェ人が見たら、絶対おりゃあ!って突っ込むな。


土台、日本人の私の前で寿司の話をブツのはかなり肝ッ玉いると思うんですが、気がついていないのか?


お皿に盛られてたものがどこまで小さかったかは、ブログネタになるかと私、全部写真撮ってあるけど、こういうところはまだまだ私は日本人。

ロマーニたちはにこやかに笑いながらも、ぐさーっ! ぐさーっ!と話の腰に杭を打ち込み、最後にはお店が根負けして、ピサーノくんが払った30ユーロは、その場で返金。食べたものだけということで、お一人様15ユーロで話はついた。


が、15ユーロってローマでもアペリチャーナと呼ぶ、1ドリンクでフィンガーフード食べ放題ができるお値段である。


「イカの吸盤1個に15ユーロは正直納得いかないけど、早くしないとピザ屋が閉まるし!」




ローマバイナイは、時々こんなカオスを呈することがありますが、落ち着いて、にこやかにでも絶対ひるまねーぞ!と応対すると意外になんとかなります。ここで声を荒げちゃうとね、ローマ人逆キレしちゃって状況は悪化するだけなんです。


それに時々、ローマ人って実はこの一触即発な仮面の口喧嘩が好きなんじゃないかと思います。元々人の話を聞かないし人種だし、お互い言いたい事だけ言っちゃって、で最後にはチャンチャンと、“ちゃんと”事が収まります。







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by viabellaitalia | 2017-07-19 20:15 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

夏ご飯の始まり始まり

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5月の半ばまで寒かったのに、いきなり暑くなった今年のイタリア。

いきなり過ぎて体がまだ夏対応になっていません。


こうも暑くなって来ると食欲も萎えるこの季節に最適な夏ご飯といえば! PIZZA GELATO ピッツア ジェラート。

PIZZA SURGELATO 冷凍ピザではございません。


バニラ味のアイスクリームの上にてんこ盛りにフツーツが乗ったものでございます。

一見ヘルシーですが、てんこ盛りなので次の日には体重増は覚悟してねな一皿。

しかも、食べ終わると外がどんなに灼熱でも冷え冷えしちゃって寒くまでなるという強者。ってか溶けちゃうから外では食べれないよ。


暑い夏の間、ジェラートをご飯にするイタリア人はかなり多いです。

ビジネス街なんかだとスーツ姿でグラサンなちょい悪系なハンサムボーイズがジェラート片手にぺろぺろしてお昼休みを過ごしている光景をよく見かけます。


警官さんたちもね、よく巡回中に制服姿のままジェラート屋さんに入って来ます。

でやっぱりジェラートぺろぺろしながらまたパトロールに向かう光景は、イタリア平和で、なによりです。








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by viabellaitalia | 2017-06-14 00:01 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

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先週の話になりますが、ミケくんのプリマ コムニオーネでいただいたお菓子、コンフェッテイ。


旧ローマ教皇領のローマ県鉄の丘よりは旧ナポリ王国の方がお菓子は格段に美味しいので、ナポリ近郊の出身のミケくんのご両親、わざわざコンフェッティも故郷の美味しいお菓子屋さんで調達してきました。


なにせコンフェッティはイタリアではお祝い事には欠かせないお菓子。

ミケくんのためにいろんなフレーバーのコンフェッティがお祝いのテーブルにしつらえてありました。


コンフェッティはアーモンドをお砂糖でコーティングしたお菓子ですが、アーモンドが嫌いな私には苦手なお菓子でもあり、我が家には結婚式や卒業式、金婚式、洗礼式などなどなにかのお祝い事でイタリア人たちからいただいたコンフェッティたちが、封をきらないまま棚の中で熟成しちゃってます。


「わざわざ、ナポリから持って来たから、どんどん食べてね!」と言われても、えーん、アーモンド嫌いなのよーと恐る恐るひとつを口に放り込むと・・・・


あら、やだ! おいちい・・・・。


ミケくんのコンフェッティはアーモンドだけじゃなくチョコや、ピスタッキオクリームがお砂糖でコーティングしてあって、美味しいいいいいいいいいいいい!


日本の引き出物の位置にあるコンフェッティですから、帰りにはそれぞれ可愛い小物に入ったコンフェッティをいただきましたが、さらに大量にお裾分けしてもらっちゃって、先週から当社スタッフの各家庭、おやつがコンフェッティになっています。


コンフェッティ自体はとても歴史が古く、古代ローマの時代にも子供が生まれたり、結婚式などのお祝いの席でコンフェッティは配られていたそうです。

当時はまだお砂糖が発見されていなかたtので、アーモンドをはちみつや小麦粉などでコーティングしたものであっただろうということですが、コーティングしてあるからつまんで食べやすいし、古代のフィンガーフードって言えるかも。


また13世紀にはベネツィア貴族たちからも結婚式のお菓子として愛されたそうです。


うーん、やんごとなきお菓子だったのね。





そんな歴史を考えながら食べるのも乙です。







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by viabellaitalia | 2017-06-13 00:23 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

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ローマにおいでの際、どこで食べたらいいのかな?なご質問には、ローマ中央市場がお勧めです。


ローマの陸路の玄関 テルミニ中央駅併設に大きなデリカテッセンが出来ました。

市場という名前は付いていますが、庶民的な市場ではなく、イタリアの美味しい食材販売と一緒に、その場で食べることができるというスペースです。


特に日本からいらっしゃるお客様なら中央駅はかならず一度は利用するだろうし、ローマにある2本の地下鉄もここで交差するので、行きやすい場所ですよね。


地上階はいろんな食材販売のコーナーとイタリアのファーストフードとも呼べる、シチリア名物ライスコロッケ、アランチーニやピザや、デリカテッセン系のフードがその場で食べれるお食事コーナーがあり、ちょっと2階にあがると落ち着いた感じのレストランがあります。


地上階は人も多いので、ちょっとわいわいした感じですが、この2階がね、手荷物などもあまり心配せず、ゆっくりお食事ができる空間で、超オススメ。

お魚を使ったメニューも多く、しかも! とってもこじゃれたイタリアンを楽しめます。


ローマ在の日本人の友人たちの間で美味しいと話題になっていたので、気になっていた場所で、今回は前菜はサバを使った一品。モッツアレッラのクリームが敷かれた上に皮が香ばしく焼いてあるサバちゃんが乗ってます。クリームとサバがこんなハーモニーを醸し出すとは想像もしていませんでした。


プリモはメニューにローマ風ニョッキと書いてあったので、ローマでは定番なトマトソースのニョッキが来るかと思いきや!!!!!!


ニョッキがおしゃれに変身しちゃっててびっくり。グリンピースのソースがうまうまだったの。イタリアってあまりじゃがいもと海の幸を組み合わせませんが、こちらはニョッキの上に生のエビちゃん鎮座してました。



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やぎのチーズのムーズのドルチェも美味しくいただきました。

イタリアンって量で勝負だぜい!なところ多いんですが、こんなにおしゃれなプレゼンテーションのお料理食べたの久しぶりです。しかもローマの中央駅2階って、便利すぎるロケーション。

ぜひぜひ、お試しあれ!


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あっと、でも一皿の量は割と少なめ、いや日本人にはちょうどいい量です。

いつもは、前菜、プリモ、セコンドと注文すると絶対食べきれないので、いつもは二人で半分こをするんですが、これを半分こはちょっと足りなかったですね。

この後、夕方パニーノをぱくつく羽目に。 


MERCATO CENTRALEROMA

Via Giovanni Giolitti 36

8:00 - 24:00 営業







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by viabellaitalia | 2017-05-09 19:09 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

田舎を味わう La Sbirra

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ローマ郊外の奥の奥、奥の山の中にカルピネートという小さな町がある。一応ローマ教皇も輩出したことがある町なので、ただのど田舎ではない。山奥なので夏が涼しく、ドイツや北ヨーロッパからの観光客が夏に殺到するローマの田舎町である。

私が住む鉄の丘から車で半時間ほどの距離です。

この町にね、大、大大好きな定食屋があります。もう10年以上前に行ったときに食べたポルチーニ茸のパスタが忘れられない美味しさで、ずっとずっと再訪したかったお店。

オリーブオイルと聞くと日本の皆さんはトスカーナとかシチリアとかリグーリア産を連想しちゃいますが、ローマがあるラツィオにも美味しいオリーブオイルが実は一杯あるんです。カルピネートもそんな無名だけどめっさ美味しいオリーブオイルがある町。

オイルが美味しいとね、気張らない普通のご飯でも凄い美味しくなっちゃうし、田舎なだけに食材も新鮮で美味しい。

この美味しさは都市部では、なかなか味わえないものです。

カルピネートの旧市街の入り口になる広場の脇道をするっと入ったところにあるLa Sbirraは地元の人の定食屋さん。

La Sbirraって警官という意味なんですが、定食屋さんなのになんで警察なの?

「最初にここで定食屋を始めたのがね、ガタイが大きくって、みんなが警官、用心棒って呼んでいたのでそのまんま、あだ名をつけたわけ。」

ガタイが大きい、あいつの定食屋だったLa Sbirraはその名前からはあまり想像できない、シンプルだけど、とっても繊細で美味しい食事ができる。



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彼らがフェットチーネと呼ぶ手打ちパスタは、フェットチーネって日本のきしめんのように太めのパスタなんですが、タリアテッレみたいに細く、口の中で溶けちゃうの!

イタリア人はパスタの湯で具合は固めのアルデンテにこだわりますが、アルデンテなのに、口の中で溶けちゃうの。

この日は地元ワインに、地元のオリーブオイルをパンに塗ったブルスケッタと野菜の前菜に、煮込み肉のトマトソースの手打ちパスタに、うさぎちゃんと子羊ちゃんのセコンド、〆はもちろん手作りドルチェ。

同じく美味しいもの満載なトスカーナ州から来たピサ人をも唸らせたもんね。



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あまりにも奥まった田舎町なので日本の観光客で、ここまで来る人はあまりいないだろうけど、1週間ほど田舎にこもりたいなんて人にはお勧めの町です。しかもLa Sbirraみたいに地元のイタリア人やはたまたローマからも美味しいものを求めてやって来るお客さんが通うお食事処が一杯だよーん。



La Sbirra

Via Verdesca, 24 Carpineto Romano RM


ここに行ってみたーい!!!!というお問い合わせはinfo@viabellaitalia.comまで 笑






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by viabellaitalia | 2017-05-03 19:44 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)

東京で試飲会です!

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おっと!!!! 気がつけば今日はもう12日でした!

今日12日から14日の二日間、東京ビックサイトで行われているワイン&グルメジャパン2017に、我らがマリアエレナがチェザネーゼワインで出展しています。

残念ながら来場対象はレストランや専門の業者さんに限られて一般客対象ではないようですが、土曜日には東京のダンテ アリギエーリ協会 東京支部 イル チェントロで試飲会があります!

首都ローマがあるラツィオ州のワインと言えば、みなさん白ワインを浮かべちゃうけど、実はチェザネーゼワインはラツィオ州で唯一DOCG認定されている赤ワインなんだから!


マリアエレナ シンバルディ農園のBiviは私も大大大好きな赤ワイン。酒飲みの私から言わせていただくとそんじょそこらの有名ワインより味が安定してて、まろやかで美味しいですっ!

生産者さんとはもう長年のお友達なので、彼女のワインをもう何年も飲んでいますが、味が本当に安定しています。これって経験とすごい努力の賜物だと思います。

毎年お盆の8月15日に行われるパリアーノの夏祭りで提供されるワインは、毎年厳正なる(笑)審査、ラベルをはがした状態で地元の生産ワインを試飲して、一番美味しいものを選ぶわけですが、ほぼ毎年彼女のワインが選ばれちゃいます。

今回も友達のルカくんが通訳で一緒に行っています。

先日、この試飲会のため、あてになる地元産のチーズやビスケットをうちも夜なべして荷造り発送いたしました!


是非是非、お近くの方、土曜日にお時間がある方はいらしてくださいませませ!

ちなみに要予約ですので、まずはダンテ アリギエーリにご一報くださいね。この機会にローマの丘の風を感じてー!!!!



お申込み・お問い合わせ  Tel 03-5459-3222 info@il-centro.net

ダンテ・アリギエーリ協会 東京支部   東京都渋谷区桜丘町 29-33 渋谷三信マンション 702






最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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by viabellaitalia | 2017-04-12 21:00 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)