2017年 10月 19日 ( 1 )

カルロくんもお引っ越し

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私が2歳半だった頃、両親は札幌から釧路に引っ越しをした。

子供心に大きなイベントだったようで、お引っ越しの日のことをとてもよく覚えている。


引っ越し作業に小さな子がいるのは邪魔と、同居していた叔母が公園に連れ出してくれたところに近所のおじさんが通りかかり、

手伝いもせず、呑気だと叔母を責めたのを2歳半の私は、事情を知らずに責める大人が随分勝手だなと思っていたのと、

札幌から釧路までの長い道のりの木々をぼーっと眺めていたのを覚えています。


その夜の事は覚えていないけど、母の話では「おうちに帰りたい。」と泣き出した私に、段ボール箱からおもちゃを取り出して落ち着かせたのよと聞いている。


犬って基本、人間の2から3歳児である。果たしてカルロはどう、このお引っ越しを見ているんだろう。


最初の頃の夜の一人ペンキ塗り作業で、帰り道が怖いので、ボディーガードの役目でカルロをいつも連れて行った際、見慣れない、匂いも知らない場所に落ち着かず、お隣さんの靴音にびびり、私が使う脚立の横にちょこんと座っては、「早く帰ろうよ」と鼻を鳴らしていた。


お引っ越しの1週間ほど前に少し、荷物も運んだので、家の匂いがするだろうと連れていったときは、すぐあきちゃって早く帰ろうよ、帰りたいよと尻尾が下がったまま訴えられた。


いよいよお引っ越しの夜。

カルロは筋肉もりもりのやんちゃ坊主であるが、実はかなりの小心犬で、恐がりさん。

案の定、ちょっと私が見えないと鳴き、必死に呼ぶので、ひどい近所迷惑である。

しかし、新しいおうちはまだキッチンがないので、お引っ越しの日の夕食は上の階の店長宅へ。

カルロも置いていけず、カルロごとお邪魔することにしましたが、

全然知らない場所に、知っている人たちがいる食卓。挙げ句に店長のおチビちゃんに追いかけ回され、ビビりまくりのカルロくんでした。

食後に私たちの新居に戻ると、鼻は鳴らさないも目に一杯涙を貯め、こんなカルロを初めてみたので、びっくりしました。

不平はよく言うけど、涙はあまり流さない頑固な犬なので、そんな彼が大粒の涙をこぼす姿を見て、どうやったら安心させてあげれるか、考えた末に、母が私にしたようにやっぱりおもちゃを箱から出す。


今回のおうちは、家の中にちょっとした物置スペースがある。

犬って開放されたオープンスペースより、ちょっとこじんまりした方が落ち着くはずだしと、カルロの部屋にしようとクッションもおトイレシートも用意したが、全然近づきもしない。

結局、お引っ越し初夜はカルロは居間のソファーで寝たようなので、次の日、ソファーの横に彼のクッションを移動させてみた。

お引っ越しから4日目の今日、やっといつものようにカーペットの上で、ぱっかーんと股割状態で寝そべるようになり、少しづつ彼も新しい環境を認識しているようですが、キッチンがまだないので、3度の食事に上の階に上がると度に相変わらず泣かれます。



写真はお引っ越しの日の夜が明けた初めての朝。ソファーが安心するのか、ここで一晩を過ごしたようですが、なんかぼーっとしている顔が笑えます。








最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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by viabellaitalia | 2017-10-19 19:19 | Bau Bau Park | Comments(2)