2017年 06月 28日 ( 1 )

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生け簀の真ん中は皇帝のテーブルがあったと思われるところ。




古代ローマの貴族が別荘を建てた場所って風光明媚で気候もよい。


ということはよく現代イタリア人から聞きますが、ティベリウス帝の別荘はまさに、現代だったら素敵なリゾートホテルでも建てれそうな場所にあります。


目の前がオデュッセウスの海と呼ばれる真っ青な海に白い砂浜、遠くに伝説の魔女キルケの名を持つチルチェッオ山を望む。

そんな場所の自然にできた洞窟もついた一大リゾートでございます。


スペルロンガの砂浜にあるティベリウス帝の別荘は、古代のローマ貴族がどんだけモダンでおしゃれなことをやっていたかを目の当たりにできる遺跡だと私は思います。


山の側面から砂浜に向かって大きく開かれた場所に居住施設を設け、洞窟脇には多分、当時のキッチンがあります。

海へ向かって大きく開いた洞窟の中には丸く池が掘られ中央に当時の一大傑作とも言える、大きな彫刻が飾られ、その池からさらに海の方向へ水が引かれ生け簀が設えてあります。

この生け簀の真ん中に、四角い場所が残っているのですが、多分、ここで皇帝は海を眺めながら食事をしたのではないかと。ときには生け簀から釣った新鮮なお魚を、洞窟脇のキッチンで料理人たちに調理させて、すぐサーブさせるとか。




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この池の真ん中の台座には
下の写真の彫刻が飾られていたそうです。


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この四角い台座を見る度に、頭の中で勝手に南の島のリゾートホテルの観光パンフレットにありがちな、砂浜や海の中にロマンチックなテーブルがしつらえてあり、日除けの薄い白いベールのテント、カーテン?が揺れ、夕暮れにはキャンドルが灯っちゃうなんてシーンを想像しちゃいますが、多分私だけの妄想ではないと思います。

古代ローマの貴族たちは間違いなくそんなことやっていただろう思います。

ポンペイの遺跡にみられるように、各部屋は壁に絵画が描かれ、彫刻なども飾られ、カーテンやリネン類も豊富に置かれ、観葉植物のようにシダが飾られ、居住空間としての質は現代より良かったんじゃないだろうか?と思います。



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それにしても古代ローマの皇帝って結構な数がいるので、ティベリウスってどなたでしたっけ?な感じでしたが、現代人がいつかやってみたい白い砂浜リゾートを2000年も前に、しかも自分のためにこんなすごいもの作らせちゃった人ってどうなの?と改めて、お家に帰ってきてたからお勉強しましたが。。。。。


私が大好きなユリウス カエサルの後継者であり、ローマの初代皇帝となったアウグストゥスの後をついだ方で、しかも! アウグストゥスがまだオクタウィヌスだった頃に、すでに既婚者だった女性に恋をして、これって権力使った略奪愛?な結婚もしちゃったお相手のリウィアの前夫との最初の子供って、ちょっと古代ローマ昼メロまっしぐらなドラマです。


しかも、敬虔なカトリック信者を装うイタリア人をすぱっと切るときに私がよく言っちゃう「でもさ、イエス キリストを殺したのって、ローマ人だよね?(あーたの祖先よね)」のイエス キリストが刑死したときの皇帝です。汗

彼自身の統治は「煉瓦のローマを受け取り、大理石のローマを残した」アウグストゥスのような輝かしい(分かりやすい)ものとは対極な、よく言えば質実剛健、悪く言えば苦労の割には地味で評価されにくいものだったそうですが、ティベリウスはアウグストゥスより位は高い貴族階級出身だったので、プライベートはやっぱりそんなところが出たのでしょうか?


彼は皇帝でありながらも、あまりローマにもいなかったようで、カプリ島に居を構えていたし、彼が亡くなったのもナポリ湾の風光明媚なミゼーノにあった別荘だったそうです。



ちなみにこの沿岸には一杯古代ローマの貴族たちの別荘跡があります。



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昨日ブログにアップした写真ですが、
砂浜の奥にぽっかり開いてる洞窟が見えます。










最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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by viabellaitalia | 2017-06-28 01:29 | Buon viaggio通り | Comments(0)