2017年 04月 07日 ( 1 )

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ローマ県の片田舎にあるアルテーナという小さな町は、私も数年前まで住んでいた町でございます。

一見、ただのしなびた田舎町ですが、意外にも日本のテレビ番組の撮影で使われたり、ローマの、かの有名なヴィッラ ボルゲーゼ美術館の所有者であるボルゲーゼ家のお屋敷があったり、山の斜面を利用して作られた町なので、車が入れる道が歴史的中心地区にはなく、21世紀の今の時代に山の頂上にある雑貨食料店には、今だにロバを使って荷物を上げてたりと隠れた話題が豊富な町です。

そんな話題の一つに、アルテーナには他の州じゃ絶対ありえない特殊なレストラン、いや、名物レストランがございます。

その名もIl Federale. イル フェデラーレ。連邦政府とでも訳しましょうか。

ずばりファシズムのレストランでございます。ファシズムってなーにな今の世の中に、お店の中は今尚、1900年の初期、世界中が戦争していた時代、ドイツにヒットラーがいて、ナチズムがあり、イタリアにはムッソリーニが率いた国家ファシスト党が提唱していたファシズム、結束主義が蔓延していたあの時代の雰因気ぷんぷんなレストランなんでございます。


外観はごく普通のレストランですが、入るとすごいよ。

壁にはファシスト党員の会員証とか、ムッソリーニの言葉を掘った大理石とか、イタリアの国旗とか飾られてて、店内のBGMは・・・・・・ファシズム ミュージック。

すみません。あたし、2000年にイタリアに来たので、1920年代のそんな音楽知りませんって。

ひとまず席に付き、オーダーもし終えて、ふと耳に入ったBGM。あれ? これは知ってるよ?


ちゃんちゃらっちゃっちゃ、ちゃ、ちゃ、ちゃ!と軽快なイントロは・・・・・イタリア国歌じゃー!!!!!!!


ひーと腰が引けそうになっているとレストランオーナー女史が「外国の方、こちらの曲はおわかりになりますか?」

「大丈夫ですよ。彼女、日本人ですが、もう長くイタリアに住んでますから」のフォロー。ありがとうございます。

あああああ、日本とイタリア、当時は同盟国で良かったよ。肩身はせまくない。


ワインのオーダーを聞くオーナー女史に、彼が自分はトスカーナから来たので、地元料理が食べたいのでお肉料理を選んだと言ったら、「じゃあ、赤ですね。私どもの赤でよろしいですか?」


ちなみにトスカーナは民主制支持の州でファシズムありえない土地柄でございます。ですので、この手のレストランは存在さえあり得ません。

で、どーんと持って来ていただいた「私どもの赤」のワインのラベルに引きつる日本人。こえええええええええ!!!! ラベルもファシズムでございます。


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もう10数年前に一度来たことがあるレストランで、当時もビビりましたが、なんか凄みが増してましたが、お料理はめっちゃ素敵で美味しくなっていました。

前菜なんか、とっても可愛いプレゼンテーションで、しかもこれでもかーと出て来ます。多分、日本人同士だったら前菜だけでストップしておいた方がいいです。

ファシズムだからなのか? ウェイターのみなさんもきびきびとしてて、サービスも心地が良かったです。


最後の締めのコーヒーは普通ですが、添えてあった砂糖が怖かった。汗

ちなみトスカーナ人は、お土産としてお砂糖の袋を大切に持って帰りました。


確か、ロマンチックなディナーだったはずなんですが、いや、ロマンチックだったんですけど・・・・・ファシズムでした。



ローマ田舎名物レストラン、お試ししたーいな方はご一報くださいませ。通訳でつきます! 笑



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Il Federale

Contrada Michelina, 12, 00031 Artena RM






最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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by viabellaitalia | 2017-04-07 23:25 | 食いしん坊万歳通り | Comments(2)