2016年 01月 08日 ( 1 )

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「はい、これ。パパから。」とカラブリアから帰ってきた店長に手渡された紙袋。


「絶対、誰にもあげるなよ。これはみかにまちがいなく渡してよ。」ってさ、俺が出発するときもわざわざミラノから電話が来て、「ミカへの袋はちゃんと持ったか?」って。


クリスマスの後、ミラノのお兄ちゃんの家、孫のバレリアを見にへ出かけて店長のご両親。

そこまで間違いなく渡せと仰せつかった紙袋、無事、エピフォニアの日にいただきました。


甘いもの大好きな店長のパパさんからのプレゼントはまず確実に甘いもの、お菓子であるはず。

奇しくもエピフォニア。ベファーナという魔女のおばあさんが子供たちにお菓子を持って来てくれる日。


店長のパパさんは男性なので、じゃあ、ベファーナじゃないくって男性形でベファーノ?(笑


袋を開けてみると、小さな包みが一杯詰まっている。


「トロンチーノだよ。」


うげげげげっ!!!! トロンチーノってあのかっちんかっちんのトローネを小さくしたもの?

・・・・・・・あたし、あのかっちんかっちん、嫌い。歯が痛くなっちゃうもの。


と思いながらも、せっかくの頂き物ですし、ひとつ、頬張る。

あれ? 固くない!!!! おいしいいいいいいいいいい!!!!


さすが、甘いもの好きのパパさん! チョイスが絶妙なソフトタイプで、しかも中はナッツじゃなくってなにかフルーツ系のものと香草が入ってる。


「レッジョ ディ カラブリアのお菓子屋さんのトロンチーノ。パパの見立てに間違いはないだろ?」


クリスマスには、パネットーネやパンドーロ、そしてこのトローネが食卓に添えられます。

イタリア人たちのクリスマスには欠かせないもののひとつ。

トローネはナッツ類を蜂蜜と卵白でコーティングしたもので、最近はそれをさらにチョコでコーティングしたものもあります。

がっ、大体がめっちゃ固い。


よく店長はパパさんと私が似ていると笑う。二人の間にはまったくの血のつながりはございません。

甘いものが大好きなパパさんの二人の息子も甘いものは好きだけど、パパさんほどではないらしく、

昨今はやれダイエットだなんだと、せっかくのパパさんのチョイスに難癖をつけるらしく、甘いものなら、いつでもどんと来い!!!!な私にどうやら同志的なものを感じているらしい。


「ミカは、カトリックかね?」

十ン年前、初めてパパさんに会ったときの、最初の言葉。

実は、これ私、かなり腰が引けました。何となくその後もこの宗教の壁が二人、いや、この家族との間に出来ちゃった感があったけど、時とともに宗教の壁はお菓子の階段でひょいっと乗り越えちゃったんだろうな。


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by viabellaitalia | 2016-01-08 21:58 | 食いしん坊万歳通り | Comments(0)