昭和なイタリア

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うちのわんこはこの顔で毎朝、ご近所さんに愛想ふりまきます。



今日は1946年に国民投票によりイタリアが王制から共和制になった記念日ですので、普段はいろいろぶーぶー文句も言っている国ですが、好きなところもあります。

最後の最後には憎めないこいつというのがイタリアの魅力。いつも、もうだめだ、やっぱり帰るしかないか?と思う度に、でも・・・・となにかあるのよね。


先日のお昼ご飯にカルボナーラを作って、最後の最後にペコリーノチーズの袋を開けたら・・・・・・見事にカビってて緑色だったんですね。


どーしよー!!!! パスタもゆであがった! フライパンには先にニンニクとパンチェッタも炒めてある。卵もほぐして黒コショウもがしがし。後はそこにペコリーノチーズをどわっと投入するだけ・・・・だった時に発覚したわけで。


今更、他のものを一から作るのも面倒だし、ここまで調理したものを捨てるわけにも行かないけど、ペコリーノチーズなしでどうすべー!!!


ちなみに、うち、あまりチーズ食べません。リコッタやモッツァレッラなどのフレッシュチーズはたまに食べるけど、ハードチーズは買っても結局食べきる前にカビっちゃっうので、外食時に食べることにしているため、家にはせいぜい好物のカルボナーラを作るためのペコリーノチーズを常備しとくくらい。


仕方がないので、ひとまずなんとか食べれるものにしようと、タマネギと隠し味にお醤油なんかも入れて、なんとか胃に収めましたが、一袋まるごと緑色のペコリーノチーズを見て、頭が空白になったとき、自嘲の意味で、FBにおばかなあたくしと書き込んであったんです。


なんちゃって、いや、本当はカルボナーラになるはずだったという得体の知れないパスタを胃袋に収めてはみたものの、重い。消化の間にちょいとFBなんか覗いて遊んでいたら、下の階のおっちゃんが、仕事先から「うちに下りろ、妻からチーズ分けてもらえ。」と書き込みが入りました。


自分が子供だった頃、そう言えばご近所さんが「お醤油切らしちゃって! ソースかしてー!」とか自分も近所の親戚の家になにか借りに行った覚えがありますが、大学出て札幌で一人暮らしをイタリアに来るまで結構長くやったけど、ご近所付き合いって全然なかったな。

近くの道ばたでお隣にお住まいだった方にばったり会っても、なぜかわざと違う方向にそそくさと行かれちゃったりとか、マンションの廊下で会っても、挨拶してもまず返事は返ってこなかったし。

近所付き合いどころか、なぜか近所の人を避ける方が多かったので 笑


イタリアにはまだこの近所付き合いが存在します。ここは昭和か?というくらい。

夕方になるとご近所さんたち、裸で(パンツは履いてるよ)夕涼みしながら井戸端会議とか、夏に暑くなるとエアコンがあるお宅で涼んでいたり、道をはさんで向かい合わせに建っているマンションそれぞれのベランダでおばちゃんたちが大声でおしゃべりに花を咲かせてたり。

さらに、ものを貸す、借りるということを日本ほど躊躇しない国民性なのかもしれません。

ご近所で芝刈り機を貸すのもよく目にするし、お裾分けも今だによくある。

以前具合が悪くなったときも、救急車を呼ぶほどではないけど、もうだめだーというときもご近所さんたちが私を救急病院に運んでくれ、退院後のお迎えも別のご近所さん。さらに次の朝にはまたまた別のご近所さんが、様子を見に来てくれて「注射必要だったら言ってね。私できるから。」と名乗りをあげてくれ。


ご両親の別居で初めてお父さんがいないクリスマスを過ごす子供たちのために、まだサンタさんを信じているちびくんのために、ご近所さんが即席サンタクロースになったり。


私みたいな外国人でもぽんとやってきて暮らし始めても「チャオ!」と声がかかり、いつのまにかご近所さんネットワークに入っているし。

気がつけば、ちゃっかり我が愛犬、カルロもご近所ネットワークに登録されています。

イタリアでも移民の問題は深刻だけど、イタリア人たちにはまだ「移民」たちをも個で見ることができる強さがあります。こういうイタリア人たちの懐の広さが私は大好きです。








最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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by viabellaitalia | 2017-06-03 02:31 | イタリア広場 | Comments(0)