KEEP THE PROMISE

フェイスブックでフォローさせていただいている私の大好きなお寺、京都の妙心寺の副住職様のこんな記事を見つけた。


バックヤードの目のつくところには、

このお店のモットーである

Keep the promise(お客様との約束を守ろう)」

というサインが掲げられています。

お客様はこのレストランにいろんな期待をしてお越しくださる。

その期待を裏切ってはならないという決意です。


Relais & Chateauxというフランスに本部がある国際認証機関の年次総会が京都で行われた際に日本のおもてなしについて講演をされたそうで、

そのときに出会ったアメリカはシアトルの超一流レストランのシェフとシアトルの彼のレストランでの再会時に受けた「おもてなし」。

レストランはただ食事するためには、確かに行かないし、+何かの部分で決めるよね。

こんな決意を持ってサービスにあたるレストランは、間違いなく美味しいだろうし、一流も一流だろう。


街を歩けば、「一流」と呼ばれるブランドのブティックが立ち並ぶけど、アパレルの場合、一体なにを持って一流なんだろう?とふと思う。

毎年有名なサロンでコレクションを発表するから?

世界的に名前が知られているから?


確かに昔は一つ一つ職人さんたちが経験と手をかけて作り上げ、その商品が良質であり、販売するお店の人たちも扱う商品を大切にしていただろうし。

イタリアだって、つい10年ほど前まではほとんどのお店で、勝手に商品を手にとることもできなかった。

お店に入ると店員たちがお伺いにまず来て、探しているものをたずねると奥から店員たちがうやうやしく商品を持ってきて、見せてくれる。

試着もお伺いを立てるわけである。 商品はまだ私のものではないから、丁寧に扱うが礼儀だもの。

店員たちも、自分の扱う商品の知識が豊富で、こちらの探しているものを的確に探し当てたり、サイズだってパッと見て、お客様ならこのサイズですね。と出してくれたり、

ときにはファッションアドバイザーのごとく、私に似合う色やモデルを提案してくれたり。

お店にショッピングに行くって、こういうことだった。

ただの需要と供給ではなく、そこにプラスされるなにかがあった。


今では、一流ブランドと世に名を馳せているところだって、こういった儀式があるところって随分少ない。

店員たちは期間限定雇用だったりで先行きが不安な中、自分が扱う商品に愛着なんか感じないだろうし、勉強する時間もないだろう。

顧客へのサービスはせいぜい、顧客リストへのコンピューター入力で管理されるぐらいで、そこにはお客様への感謝とか、おもてなしとかまったくないだろう。ただのデータだもん。


ましてや一流ブランドとは呼ばれていてもアウトレットだと、本当に店員の心意気も質もがた落ちで、「一流」という傘に自分は保護されているということを大きく勘違いし、

まるで自分が「売ってやっている」な態度になる。


アウトレット店の中でも本社に併設のお店は、そこで働く店員もスタッフもやっぱり、ただの需要と供給の携わる一部品ではなく、世界で一流とも呼ばれるブランドの商品に携わる仕事をしているという気持ちが現れると言うか、客への対応もていねいでプロ意識を感じる。客である自分も例えアウトレットであっても、自分は世界的に有名な一流ブランドの商品を買ったのだ。という気持ちにしてくれるが、

往々にしてアウトレットとなると例えそのブランド名を掲げていても、お店の雰因気はどこか違う。

多分働く人たちの仕事への姿勢なんだろうな。「どうせアウトレットだし。そこに来る客だし。」と売ってやる視線になる。


本当に、正直なところブランドの代表取締役さんに一言申したい、

「このお店は客への対応、こんなんですけど、これがあなたの会社のポリシーですか? あなたにとってものを販売するってことはこの程度のことなんですか?」って聞きたくなるようなシーンに毎回出くわす。

ときには外国人のお客様にどうせ言葉がわからないだろうからと、影で悪く言っていたり、英語を使ってはいるけど、ものすごく横柄なもの言いだったり。


これが世界に名だたる一流ブランドではなく、「グローバルな展開をしているブランド」ぐらいのレベルになるとすでに正規店のブティックでもすでにがっかりなことが多くなる。

今の世の中オンラインショップで商品は買えるけど、でもブティックに足を運ぶ。これがなにを意味するのかをまったくもってわかっていただけない。


「シニョーラ。セール品か新作コレクションどっちがいい? 言ってくれないと困るわ。」


あのね、あたし、自分に合うものを見つけにきたので、セール品か新作かはわからない。

探しているモデルは、あのマネキンが着ているようなタイプで、もし他の色があったら見せて欲しいの。


もう根本からなにか間違っているような対応ばかり。

嘆いても仕方がないけど、こういった店員や会計の態度で、ブランドイメージって大きく損なわれていると思うけどな。

ブランドの商品を買うときって、品質が良いということはまず基本で、その上にプラス何かがあり、

ここで買って良かったと晴れ晴れした気持ちにさせてくれることへお金を払っているんじゃないだろうか?


セール品か新作コレクションか?と聞かれたお店で、私の体のラインをとってもきれいに見せてくれるジーンズを見つけた。

ずっと探していたモデルで、着心地も良く絶対一杯使い回ししちゃうだろうなと思えども、このときの嫌な記憶は毎回戻ってくるだろうな。


一応、自分もオンラインではあるけど、ショップを経営している。

ネットを介してで顔が見えない中、私たちを信用してお取り引きをしていただくお客様にKEEP THE PROMISE

あたしは頑張るぞ。







最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

[PR]
by viabellaitalia | 2017-01-28 01:12 | イタリア広場 | Comments(0)