シエナ 充分古いけど新しいドウォーモ

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シエナのドウォーモを初めてみたとき、とっても女性的な感じを受けたのを覚えている。ローマの教会はもっとどでーんとしてて外側の装飾は男性的。

聖母マリアに捧げられたローマのサンタ マリア マッジョーレ大聖堂でさえ、シエナのドウォーモと比べると、やっぱり武骨な感じがする。

ローマから行くとトスカーナの教会はとっても繊細なイメージを受ける。外側が大理石の色の違いを活かしてきれいな模様になっている上にファザードの装飾が細かい。


フィレンツェのドウォーモはその大きさで圧倒されるけど、シエナのドウォーモの佇まいがなんとも可憐で私は好き。


過去2回のシエナ出張でドウォーモはもう知っているもんね。まあ、来たからには一応行っときましょう。なくらいでした。


私の「トスカーナの休日」の案内人のピサ人が「ドウォーモはこっちから行こうよ。」と私が以前通った道とは違う小道に入り込む。


なんだかローマのテルメ跡みたいな大きな壁の向こうにドウオーモが見え始めた。



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おおおお、このアングルもなかなかいいじゃん!とカメラを構える。


「ここはね、ドウォーモの拡張工事の跡で、本当はドウォーモの外壁はここだったんだよ。」


現在、私たちが目にするシエナのドウォーモは1220年に工事が着工されたもので、1300年にはほぼ完成していたらしいんですが、工匠頭が変わる度、なにかしら付け足され工事が続行。さらに1339年にはフィレンツェのドウォーモに対抗し大拡張工事計画が提案され、西ヨーロッパ最大のドウォーモになるはずだった・・・・・んですけど、1342年、1348年の疫病、黒死病の流行、飢饉などが重なりシエナの力も衰え、工事は中断されたままで現在に至ってます。

って600年以上このまんまですかい!



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この本当だったらシエナのドウォーモの外壁になる予定だった部分は「Il Duomo nuovo 新しいドウォーモ」と名前がついていますが、工事が中断されてから670年ほど経ってます。


今回、私にとってはシエナの新たな発見でございました。







最後までおつきあいありがとうございます。Grazie per la visita!

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by viabellaitalia | 2016-09-08 19:32 | Buon viaggio通り | Comments(0)