マフィアのおかげ?


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金曜日の夜のパリで起こったテロ事件。ふと、なぜまたパリだったんだろう?


イタリアのとあるジャーナリストが「幸いにもイタリアじゃなかった。いや。イタリアの防御能力は素晴らしいのでISも何も出来ないのだろう。ミラノEXPOの間も何も起こらなかったし。」なんておっしゃってる人が居ましたが、お馬鹿さんすぎる。

イタリアは穴だらけですって。

EXPOだって開催日の前の夜にでさえ、入場入り口のところ、金属探知器の設置が遅れてたり、イタリアを狙うことなんかめちゃ容易い。泣けてくるくらい、この国はこういうところが弱い。


テロ集団は聖戦という名分を掲げているのだから、そう考えるとカトリック総本山のあるイタリア、ローマはまず一番重要なターゲットポイントだろうが、幸いなことに今まではテロ事件発生を免れてきた。


来月からはさらにカトリック教の重要なお祭り聖年も始まるのだし、先週の金曜日にパリで起こったようなことが、ここローマで起こっていたら、西洋人、カトリック信者には精神的なダメージはさらに強かったはず。

でもローマでは起こらなかった。彼らはまたフランス、パリを標的にした。


なぜだろう? 


ましてやすでについこの前、フランスはテロの攻撃を受けたばかりでこういった場合の緊急な対応も強化されているはずなのに、彼らはパリを選んだ。なぜだろう?


ふと何気にそんな疑問をイタリア人の友達に向けてみた。

だって、本当にこの国、警備は穴だらけだし、友達もいるから申し訳ないけど、イタリア軍は・・・・・当てにはできないもん。


「確かにね、公な機関はまったく機能しないし、警備は一見穴だらけだよね。でもね、イタリアを襲うのは難しいよ。ここにはマフィアがいるからね」


・・・・・あの、マフィアはテロとは関係ないんですけど。


「いやいや、ミカ。マフィアにはそれぞれのテリトリーってものがあるからね。よそ者が彼らのテリトリーでそれこそ、今回のようなことやらかしたら、報復怖いよ。」


えー!!! でも相手は国際的なテロで、マフィアが手出せるものではないでしょーに。


「マフィア、お金持ってるからね。闇組織だから世界長者番付には出て来ないけど、国単位なお金あるから。怒らしたら、怖いよ。ましてや世論とか知識人があーでもないこーでもない言うのとは関係なく、いつでも報復に動けるから。」


今回パリの事件で使われた銃器の出所なども騒がれているみたいだけど、イタリア国内での銃器の闇取引、さらにヨーロッパでの犯罪、麻薬売買はすべてマフィアが握ってるから、彼ら外国人(テロ集団)がマフィアからは銃器をここで買えるわけないでしょ?


そう言われると、かなり理論的にはありえるお話。


イタリアのマフィアの代表格でもあるシチリアマフィアは、元々、イタリア統一後の農地開放、農民一揆を恐れた貴族、領主たちが町のならず者にたちをお金で買い、土地を守らせたことから発生したものである。

現在のインターネットなどの操作にも長けたインテリマフィアのカラブリア州のンドランゲタンもかなりの経済力と力があるというのは聞いている。彼らが表面で見せていない力の前では、もしかしたらテロ集団なんか、まったくの新参者なのかもしれない。



金曜日の夜からローマはかなり軍、警察を警備に投入したようで、軍関係の友達たちは疲労を溜め込み始めている。

これから聖年、さらにクリスマス商戦も始まりますから、しっかり守ってね♥とマフィアには言えないので、ひとまず軍関係の皆さんにお願いします。


※ 写真は記事とは全然関係ありません。ここ数日視覚的にも辛いものが多くネット上で流れていたので、

ちょっとほっとできるものをアップしたかったので。


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by viabellaitalia | 2015-11-17 21:21 | イタリア広場 | Comments(0)